おもしろ飼育コラム

企画展からお便り6 ~オジギソウ~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り6 ~オジギソウ~

こんにちは 河合です。 第6弾はこちらの生き物。 五感で感じて、生き物の名前の由来を知るコーナーから これは皆さんよく知っているようですね。 企画展の会場内でも「学校にあるよ」とか「おばあちゃん家にあった~」 「懐かしいわ~」なんて声をよく耳にします。 かつては学校用の教材にもなったみたいで、 私が子供の頃もよく見かけ遊んだ記憶があります。 聞きなれた名前なのであまりヘンテコリンに感じないかもしれませんが、 よ~く考えてみると面白い名前じゃないですか?   名前は「オジギソウ」。 何かがふれたり、振動を感じると葉を閉じて葉の柄がお辞儀をするように垂れ下がります。 これが名前の由来で、漢字では「お辞儀草」と書きます。 夜になると葉を閉じることから「ネムリグサ(眠り草)」という別名もあります。 ちなみに学名はMimosa pudicaで「pudica」は「内気な」や「恥ずかしがる」の意味があります。 中国名では「羞恥草」と書くそうです。   おまけに オジギソウの花言葉は「繊細な感情」「感受性」「敏感」だそうです。 なんか納得ですよね(笑)     皆さんよくご存じのこの植物ですが、少しだけウンチクを紹介します。 ブラジル原産、マメ科の植物で本来は毎年花を咲かせる多年草です。 6~8月くらいにピンク色のかわいらしい花を咲かせます。 冬でも温度管理をして育てれば一年中楽しめますが、 日本では冬に枯らしてしまい主に夏の間だけ楽しむ1年草として扱われることが多いです。 オジギソウが日本にやってきたのは1843年(天保14年)だとか! 江戸時代から親しまれている植物なんですね。   ところで少し疑問がわいてきませんか? なぜ、オジギソウはおじぎをするのでしょうか?   「他の生き物に食べられないように身を守る」 「雨や風から身を守る」 「光合成のための光の量を調節する」などが理由だとか。 お辞儀をする仕組みは、面白いけど少し難しいので簡単に紹介します。     何かの刺激を感じる → それが電気信号で主葉枕という場所に伝わる →   → 細胞内タンパク質が変化を起こす → 細胞内の水が移動する →    → お辞儀をする   このような仕組みになっているそうです。 だから元に戻るためには少々時間がかかり、10~20分くらいたつと元の状態に戻ります。   どうしてもオジギソウの葉の構造上の仕組みから、 連続でさわるとお辞儀しなくなってしまいますが、定期的にオジギソウの株を 入替えてオジギソウを休ませながらローテーションしています。 さわっても反応しないこともありますが、ご了承ください。   ではでは。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展からお便り5 ~ホテイウオ~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り5 ~ホテイウオ~

恵比寿さま? 大黒さま? 布袋さまー! ホテイウオ ホテイウオは、七福神の布袋様に姿かたちが似ていることから名付けられました。 水族館で展示している個体はまだとても小さく、親指の爪ほどの大きさしかありません。   小さくてとてもカワイイ!。。。と思いきや、意外とシブイ顔つきです。 正面から見ると全身が顔です。 例えるなら、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」で「オイ」とだけ言う頭のおばけ、 「頭(カシラ)」でしょうか。 今回、企画展で展示している個体は、北海道の「おたる水族館」からやって来ました。 (おたる水族館の皆様。お借りしたホテイウオは、岐阜で元気に過ごしています!) というのも、ホテイウオは本州の北部や北海道など、冷たい海に生息する魚です。 そのため、冬でも水槽をクーラーで5℃に冷やして、飼育をしています。   さて、このホテイウオですが、成長すると40cmにもなります。 北海道ではゴッコと呼ばれ、冬には鍋の具材として大変人気があるそうです。 こんなカワイイ、ホテイウオ。是非とも一度、味わってみたいデスなぁ。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展からお便り4 ~謎の生物?~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り4 ~謎の生物?~

こんにちは、河合です。 さてさて次はこの生き物ですよ~。   じゃーーーーん。 なにこれ?生き物? 見た目は何じゃこれ!? だけど立派な生き物ですよ!   これは企画展会場内の最後にある あのコーナー 「なまえ」を付けてみよう!の生き物です。 この企画は生き物の情報を読んで、生き物を観察して自分で名前をつける みなさんに参加していただくものです。 生き物の基本情報は、会場内にもありますが こちらでも紹介します。 知る人ぞ知るこの生き物・・・ さてさて気になるこの生き物の名前は アデヤカキンコ(流通名:シーアップル)です。   艶やかなキンコです。 えっ?キンコって何?ってなりますよね。 棘皮(きょくひ)動物でキンコ科に属する海産動物で、ナマコの一種。 少し余談になりますが、 キンコという名の生き物が東北地方や北海道に生息しています。 体型はずんぐりして背や腹の区別がはっきりしないナマコで 口の周りには触手があり、姿はこのシーアップルによく似ていていますよ。   さて、話を戻して このコーナーは、展示期間約90日で約170件の応募があり、 多くの方に参加していただきました。 この中から面白い!よく観察した!っていう作品を40点選んで、 このコーナーに展示させていただきました。   例えば 見た目由来の名前「ドラゴンフルーツミタイ」「シンゾウ」 毒由来の名前「ポイズンナマナマ」「ドクザクロ」「ハデナジャガイモ 」など。 個人的にユニークな発想だな~と思った名前は 「花火ドカン!」「ヨッパライ」 皆様個性あふれるネーミングをありがとうございました。   2月中旬にシーアップルは展示替えします。 次回は、この生き物(標本展示) 次はどんな名前をつけますか? 又のご参加をお待ちしております。   また展示終了が近くなったらブログでこの生き物の名前を紹介します。 それまではみなさん、この生き物の名前を考えて投稿してくださいね。   ~おまけの情報~ ヘンテコリンな「こよみ水槽」の生き物が 戌年にちなんだ犬の牙をもつ魚 アルマータス・ペーシュカショーロ から、 バレンタイン・ホワイトデーにちなんだキスをする魚 キッシンググラミー に展示替えしています。 運がいいとこの魚のキスシーンが見られるかも!! あっ でもこの魚のキスは「オス同士の闘争の行動」です。   この展示は2/1~3/14までの予定です。 展示生物を少しずつ変えていくので、また遊びに来てくださいね。 ではでは。       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展からお便り3 ~ジッサ、ババサ~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り3 ~ジッサ、ババサ~

そんなに老け顔かな〜? ジッサ、ババサ(オイカワの別名) 川で魚捕りしたことのある方なら、きっとこの魚も捕まえたことがあると思います。 そぉ、オイカワです。 繁殖期以外は地味な魚ですが、 川底の藻を喰む時には、メタリックのボディーがキラリと光ります。   さて、そのオイカワ。 オスは繁殖期になると、追星と呼ばれる白いつぶつぶが見られます。 この追星が「しみ」を連想させることから、 「ジッサ」や「ババサ」という地方名がついたという説があります。 そんなに老け顔ですか?いえいえ、そんなことありませんよね。 オイカワの別名は、その他にも 「オイダジジ(揖斐郡池田町)」、「ババカイ(多治見市他)」、 「ヘイシロイ(郡上市美並町)」、「シラハエ(高山市)」、 「チョロバエ(郡上市)」、「ニガバエ(関市)」などなど、 岐阜県魚類方言集(※)によると42にものぼります。   それだけオイカワは、地域に馴染みの深い魚、という証ではないでしょうか。 みな様もぜひ、追星のあるオイカワが「ジッサ」や「ババサ」に見えるのか、 観察をしてみて下さいね。   ※金古弘之:わたしのまわりの魚たち(岐阜県魚類方言集), 1984.   Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
アカハライモリの情熱
  • 両生類
  • 日本の両生類

アカハライモリの情熱

今、水槽内では、アカハライモリの繁殖行動を見ることができます! 野外での繁殖期は春になってからですが、 当館の水槽は野外と比べて暖かいためか、毎年1月ごろから観察できます。 オスは繁殖期になると、このようなド派手な婚姻色が出てきます。 上から下まで紫で、とても私にはマネできないコーディネートです。   また、おしりのあたりがぷっくりふくれてきて、 よく見ると毛のようなものが見えます。 実はここからメスを誘う性フェロモンをだしているのです。   その名は「ソデフリン」   万葉集にある額田王が詠んだ 「茜指す紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」 が名前の由来となっています。 「紫野」は紫の染料のもととなる草が生えている場所、 「袖振る」は愛情を示すしぐさを意味します。この命名、本当に素敵ですね。   袖ではないですが、紫を召した幅広い尾をふります。動画でどうぞ。   [video width="640" height="360" mp4="/wp-content/uploads/2018/02/アカハライモリ1.mp4"][/video]   オスはメスの行く手を遮り、後ろあしでメスの首付近をがっちりおさえて、 顔の前でしっぽをフリフリフリフリと振ります。 こういった繁殖行動は地域によって違いがあり、同じアカハライモリでも 他地域のオスとメスではうまく繁殖できない場合があることが実験的に確かめられています。   観察していてもメスがオスの求愛を受け入れることはめったになく、 そのまま無視して泳ぎだすことがほとんどです。 オスはそれでもめげずにメスにアピールします。 なんというか、このめげないオスの姿をみると、ついつい時間を忘れて応援してしまいます。   さて、実は最近、メスも性フェロモンをだしていて、 オスをその気にさせていることが発見され、昨年その研究論文が公開されました。   その名は「アイモリン」   このアイモリンの名の由来もまた素敵です。 額田王の詠んだ歌は大海人皇子に向けたもので、大海人皇子は次のような歌を返しました。 「紫のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも」 この「妹(いも)」は恋人や妻を意味し、オスのソデフリンにちなんでつけられたそうです。   寒い日が続きますが、アカハライモリは熱い情熱的な毎日を過ごしています。 ぜひじっくり見に来てください。 (今の時期、水族館は比較的お客様が少ないのでゆっくり観察できますよ。コソッ)     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展からお便り2 ~パンケーキリクガメ~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り2 ~パンケーキリクガメ~

こんにちは、河合です。 さてさて「企画展からお便り」 次はこの生き物ですよ~。 名前はパンケーキリクガメ。 なんてかわいらしい名前なんでしょう。 というか美味しそうな名前…。 この生き物の特徴をよくとらえた、素敵な名前ですよ。 パンケーキガメともいいますが、 この名前の由来は甲羅の形と柔らかさから。 リクガメの甲羅というと、だいたいはこんもり高く盛り上がり そして硬いんですが、このカメはパンケーキのように偏平で、 他のリクガメとは違って柔らかいのが特徴なんです。 形も質感もまさにパンケーキ!!   なぜこんな甲羅をしているのかというと その秘密は、生息環境と生態にあるんです。 ケニアやタンザニアなどアフリカ南部の低木の生える岩場に生息しているこのカメは、 岩の割れ目などの隙間に入り込みやすい形の甲羅をしていて、 すきまに逃げ込んだ時に外敵から引っ張り出されないように 体を膨らませるために甲羅に弾力があるんですよ。   この和名は、英名の Pancake Tortise の直訳になりますので 和名も英名もパンケーキとついています。 世界共通の名前の学名は、Malacochersus tornieri で 属名の Malacochersus は、「柔らかい陸のカメ」という意味なんですよ。   今回はこのへんで。 次回もお楽しみに!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展からお便り1 ~ニジイロクワガタ~
  • 企画展・特別展示

企画展からお便り1 ~ニジイロクワガタ~

こんにちは。企画展「そのなまえヘンテコリン」を担当している 体験学習チームの河合です。 企画展の中で生き物のことを伝えきれなかったので、 ブログで順番に紹介していきますよ。 まずは、私のお気に入りから。 七色に輝き、世界一美しいクワガタと言われているクワガタ。 この体の色はどうですかー。でき過ぎなくらい本当にきれいですよね。 英名はRainbow stag beetle(レインボースタッグビートル)と言います。 この色が特徴なんですね。   クワガタの中でも人気がある種類で、知っている人も多いのではないでしょうか? 会場内でも「ねぇ~!ニジイロクワガタがいる~」といった子どもの叫び声を耳にします。   このクワガタの有名な生息地は、オーストラリア北東部のクイーンズランド州です。 成虫の寿命も1年~1年半と長く、上手く飼育すれば2年、生きることもあります。 この見た目と飼育のしやすさが人気の秘密なのかもしれません。   ここまでの説明で「ニジ(虹)」「レインボー」の名前の由来はわかりましたが、 そもそもクワガタの名前の由来ってなんでしょう? カブトムシは、戦国武将の武具である兜(かぶと)が名前の由来で兜虫。 クワガタは、兜についた角状の飾りを鍬形(くわがた)といい、 クワガタの大あごの形がそれに似ていることから、クワガタと名付けられたそうです。   おまけに英語ではstag beetleと呼びます。 「stag」が雄鹿、「beetle」が甲虫という意味で、 クワガタの大あごを鹿の角になぞらえたものです。   1回目の生き物の紹介はこれでおしまいです。 次はどの生き物を紹介しようかな? こうご期待!   話は変わりますが、年末年始の期間中にトト・ラボで実施していた 企画展特別イベント「なぜ?どうして?このなまえ!」はいかがでしたか? スタッフがクイズやカードを使って生き物の名前のお話をしていましたよ。 では、また。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
新春のおめでタイ話
  • 新しい展示
  • 日本の淡水魚

新春のおめでタイ話

こんにちは。 今日は「河口の魚」水槽からのお知らせです。 「キチヌ」が仲間入りしました。 ヒレが部分的に黄色いことから「キビレ」とも呼ばれます。 2016年の春に、ボラの群れに混じり泳いでいた2~3cmほどの なにやらタイっぽい稚魚を見つけたことが始まりです。 「これはクロダイか?いや小さすぎてわからない…。」というわけで、 2個体を水族館に持ち帰り、育てることにしました。   見つけた時は、ボラの群れに混じり泳いでいたのですが、 2個体を同じ水槽に入れてみたところ猛ゲンカ。 さらに、一緒の水槽に入れていた大きめのハゼも、つつかれて骨とヒレだけにされ、 いくつか入っていたシジミもすべてつつかれて食べられてしまうありさまでした。 これは一言でいうと失敗ですが、この経験により、 キチヌの食性や、エサの食べ方、気の荒さなどがよくわかりました。 そして、わたしはそんな気性の荒さにひかれ、すっかりキチヌのとりこになってしまったのす。   それからは単独で育てることにしました。 クロダイの幼魚に見られるしま模様がないので、キチヌではないか?と予想はしていましたが、 決め手となるウロコの数を確認してみるとやっぱりキチヌ!!   と確信した矢先、残念なことに1尾は急死。 当日私は休みだったのですが、複数のスタッフから「キチヌ死にました。」 と画像つきの連絡を受けたのでした…。 まだ展示もしていない小さなタイ1匹のことで、こんな連絡をもらうとは、 私のキチヌ愛が相当のものだったことが分かります。 残ったほうのキチヌは、ウロコの感じがキチヌらしくないのですが、 展示水槽に移動して立派に成長した今では、ヒレのふちが黄色く染まり、 顔だちもすっかりキチヌキチヌしています。 しばらく様子見をした後、解説板を取り付け、そしてさらに1個体を追加して、 今では大きさの違う2匹が元気に泳いでいます。 きらきらのウロコに、ぴんとのばした黄色いヒレ、目が大きくて、 口はきゅっとしまったとても美形の魚です。 新春のおめでタイ時期に、ぜひ見に来てください!       Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
企画展「そのなまえヘンテコリン」開催中!
  • 企画展・特別展示

企画展「そのなまえヘンテコリン」開催中!

みなさんこんにちは。展示飼育部の真田です。 アクア・トト ぎふでは昨年12月16日より、 企画展「そのなまえ ヘンテコリン ~へんな名前の生き物たち~」がスタートしました。 今回の企画展のテーマは、その名の通り「生物の名前」です。   生物には、それぞれ固有の名前(種名)が付けられています。 生物に名前を付けることで、その生物を認識したり、 他の生物と区別することができます。   生物には世界的に通用する「学名」があります。 また、日本国内で通用する生物の名前には「和名」あるいは「標準和名」があります。 さらに、それぞれの地域で呼ばれている「地方名」、 商業的に使われている「商品名」や「流通名」など、 用途によって使い分けられています。   今回の企画展では、へんてこりんな名前を持つ生物にスポットをあて、 名前の由来や特徴を、かわいいイラストとあわせて紹介しています。 命名した人々の、ユニークなネーミングのセンスを感じとっていただければ幸いです。   この企画展の開催にあわせて、ヘンテコリンな名前の生き物を このブログで紹介していきます。   ではでは、お楽しみに!     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
巻き付き産卵
  • 日本の淡水魚

巻き付き産卵

明けましておめでとうございます。 寒い日が続くので、外に出かけるものためらいたくなりますね。 そんなとき私は、こんな動画をみて 天気が良くなったときや、暖かくなったときに向けて モチベーションを高めています。   [video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2018/01/スジシマ動画(編集済).mp4"][/video]   こちらの動画は、昨年のブログで何度も登場した トウカイコガタスジシマドジョウの産卵の瞬間です。 オスがメスに巻きついて産卵することは話には聞いていましたが、 生でみると感動します。   ちなみに、この動画は自宅の水槽で撮影したものです。 なにやら怪しい動きをしているなと観察していたら、 産卵がはじまったので慌てて撮影をはじめた次第です。 一度のみならず、数分間の間隔で何回か観察できました。   自然では、写真にあるような水田やワンドなどで産卵したりします。   産卵した瞬間に底砂を巻き上げて卵を産めている様子も観察できたので、 実際(自然下)では先ほどの動画のように、 ここまで他の魚に食べられてしまうこともないと思います。   できれば “自然で産卵している瞬間を記録したい” 、 これが今年の目標の一つです。     Tweet !function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/sdk.js#xfbml=1&version=v2.10"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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