おもしろ飼育コラム

ハコネサンショウウオ幼生@スロープ水槽
  • 日本の両生類

ハコネサンショウウオ幼生@スロープ水槽

皆様こんにちは。 アクア・トトぎふの4Fから3Fに下りるスロープには 3基の水槽が設置されています。 一番下の水槽にはタカハヤなど、 真ん中の水槽にはサワガニが展示されています。 それでは、一番上の水槽はというと、 これまで特に生物を飼育展示したことはなく、 岩に活着したコケ類やシダ類がメインでした。いわばイメージ水槽。  (ワラジムシの仲間であるミズムシ類が勝手に増えていましたけど)     先日、この水槽に小型サンショウウオを展示しました!!! その名はハコネサンショウウオ!!!(幼生) 河川源流部の地下伏流水の奥に潜り込んで繁殖する本種は、 この水槽にぴったりの展示種です。   本種の幼生は変態までに2年以上かかりますので、 他の種のように短期間の展示ではなく、しばらくは観察できると思います。 長らく日本に生息するハコネサンショウウオの仲間は 本種のみとされていましたが、 近年、ハコネサンショウウオの分類研究が進み、 新種記載が相次いでいます。 まだまだ新しいハコネサンショウウオの仲間が見つかるかもしれません。 わくわくしますねぇー! 岐阜県内には6種の小型サンショウウオが生息しており、 これでそのうちの5種が常設展示されました。 ということで、カピバラの展示リニューアルに負けじと、 国産両生類もビシッとアピールしていきます。 (個人的にはカピバラより2万倍可愛いと思っています) さて。 前回のブログで意気揚々とマユに包まれたハイギョをご紹介しました。 その展示一日目にして、ハイギョがマユを破って飛び出してしまい、 即バックヤードに戻されたわけですが、 結果的に発見が遅く乾燥が進んでしまったために、死なせてしまいました。 非常にくやしく反省しきりです。。 ハイギョ展期間中に再度展示することは時間的にも厳しくなり、 あきらめました。。。 楽しみにされていた皆様、誠に申し訳ありません。 2006年の特別展の際にはばっちり問題なく展示できていただけに、 ハイギョ展で展示できないのは非常に悔やまれます。 いずれ、失敗の原因を明らかにして、何かの機会に再度挑戦したいと思います。 たった一日しか使われず、すみに追いやられる悲しみのマユ水槽...。   見るたびに胸が痛みます...。         ツイート  

カワウソ ヒダの水泳練習
  • コツメカワウソ

カワウソ ヒダの水泳練習

みなさん、こんにちは。 最近、カワウソのあかちゃんが生まれ 成長も著しく話題が絶えませんが、 今日はそちらは置いといて・・・ 以前ブログでも少し紹介しました、 コツメカワウソ「ヒダ」のお話をしようと思います。 さて、コツメカワウソは 東南アジアの川辺に生息をしている とても泳ぎが得意な動物です。 泳ぎが得意なはずなんです・・・・ ・・・が 去年、アクアトトにやってきた ヒダは、どうも水が嫌いなようで・・・ 水に入りません。 水飲み用桶の水もはじめは 恐がっていました・・・ さて、どうしたものかと考えた末、 水の中に入るための練習をさせることにしました。 はじめて、 大きなプールのある展示槽に出したときは 水に近づきもしませんでした。 練習で水に入るのはもちろん、 水辺に行くことすら嫌がり ヒダが泳ぐ日はやってくるのか・・・と、 心配になってしまいました。 それから、 ヒダが展示槽に出ている日は できるだけ水辺でエサをあげるようにしたり 丸太の上まで誘導したりして 練習を重ねていきました。 そして、最近 久ぶりにヒダを展示槽に出したので 様子はどうかなと思い ちらっと見に行ったんです。 そしたら、そこに 華麗に泳いでいるヒダの姿!!! は、残念ながら見れなかったのですが 華麗に水辺の丸太の上を歩いている姿を 見ることができました!!!!!!!!!!!! とても身軽そうに ぴょんぴょんと丸太を飛び越え たまに水に顔を浸け 水を飲んでいました。   水を恐がり 近付きもしなかった ヒダがここまで成長したか!! と少し感心しました。 (※まだ、水には入れません!!!!!!) 泳ぎの練習も もちろん続けています。 たまに、足を滑らせて 水の中に落ちて 慌てています(笑) 泳げるようになるには もう少し時間が必要そうですね。   てことで、 まだまだ練習は続きます!! ヒダの水泳練習ですが エサの時間のあとに やっていることが多いので みなさん是非、 応援しに来てくださいね!!!!!       ツイート  

「ちっちゃいヌマムツ」デビューしました
  • 新しい展示
  • 日本の淡水魚

「ちっちゃいヌマムツ」デビューしました

こんにちは。もう3月ですね。  冬はほとんど穴の中から出てこなかったカニたちも、  最近ではちょっとずつ顔を出しています。  昨日はウグイスが水族館の周りで鳴いていました。 もう春はすぐそこです。  というわけで、今日は春にふさわしいお知らせをひとつ。   昨年の夏ごろに展示水槽内で  ヌマムツかなぁと思われる多数の稚魚を見つけました。 その時はまだ孵化したてで、体長1cmぐらいだったと記憶しています。 網ですくって予備槽で育成し、今では5cmぐらいになりました。 大きさにばらつきがあり、 小さいのは3cm、大きいのは10cmぐらいです。   ↓こんなかんじ   このぐらいの大きさになれば、 「ヌマムツでまちがいない」と判別できます。 (できる人には…。わたくしはまだ修行中です。) そして先日! 200尾のちっこいヌマムツが 展示水槽に晴れ晴れしくデビューしました。       晴れた日は、日の光をあびてものすごくキレイです。 カワウソのひとつ手前の水槽です。 ぜひしゃがんで見てみてください! お待ちしております。         ツイート  

新しい魚が仲間入り
  • 新しい展示

新しい魚が仲間入り

―メコン川中流の魚Ⅰ― の水槽に新しい仲間が加わりました。 ハンパラバーブHampala macrolepidota 最大で体長70㎝ほどになるコイの仲間です。   コイの仲間は雑食性の魚が多いのですが、 このハンパラバルブは肉食傾向が強く、 口に入るエビや魚は食べてしまいます。   同じ水槽のレッドフィンバーブやシルバーシャークと比べて、 口が大きく裂けており獰猛そうな顔つきをしています。   しかしながら、性質は落ち着いているというか、 他魚と混泳していてもどこか遠慮がちな魚であります。   飼育担当者としては 今後、大きく成長したハンパラバーブを 隣のメコンオオナマズ水槽に移動する予定です。 メコンオオナマズと混泳する姿を想像すると、とても楽しみです。   今回展示した魚はまだ小さく、尾数も少ないので、 見つけにくいかもしれませんが、是非、捜してみてくださいね。           ツイート  

ショップ通信 vol.1
  • イベント

ショップ通信 vol.1

みなさん、こんにちは。 はじめまして、ショップの吉嶺(よしみね)です。 ブログは初めてですが、よろしくお願いします! ショップ通信では、ショップFish Tankの情報を いち早く!みなさんにお届けしていきたいと思っております!   今回、ご紹介するのは「オススメ商品」です。 中でも胸を張ってオススメするのはこのお菓子、 「カピバラのおやつ リーフパイ」  700円   販売開始からずーっと人気なんです。 なんといってもこのネーミング!! おみやげとしてもらった方もびっくりではないでしょうか? しかし、 この「カピバラのおやつ」、見た目だけじゃないのです! リーフパイも美味です、美味でございます!! そして! ここでおトク情報です。 ただいま、ショップFish Tankでは ホワイトデー カピバラガラポンラッキーくじ  を開催中です。(3/13まで) 対象商品のお買上げ、または 1,500円以上お買上げでガラポン抽選が1回できます。   豪華景品が当たるチャンス! この機会にぜひ、挑戦してみてください! それでは、また!       ツイート  

カピバラテラス リニューアルに向けて
  • カピバラ

カピバラテラス リニューアルに向けて

  みなさま、現在館内にはこちらのポスターを掲示してあります。 そうなのです、カピバラ展示スペースがリニューアルするのです!! ポスターを見る限り、今までになかった大きなプールがありますね。   施工会社の方や当館のスタッフが集まって様々な意見を出し合い、 カピバラの行動を予測し、 寒さに弱いカピバラのための防寒対策に頭を悩ませ、 よりよい飼育環境を目指して設計しました。 その後も、カピバラの飼育方法を改めて学びに いくつかの動物園へ情報交換に出向いたり、 飼育場に設置する造作物の作製過程で 施工会社を視察しディスカッションしたり、 着々と進めました。    施工会社のアトリエに視察した際のものです。 どのように飼育場に登場するのでしょうか。   そうこうしていたある日、ポスターが切り替わりました。   リニューアルオープンの日付けが入っている!! しかも1ヶ月を切っている!!   現在、工事真っ只中。 雨の日も雪の日も施工会社の方のおかげで作業は続いています。   ということで、今回は工事の様子をお届けいたします。   まずは、飼育場にいるカピバラのシズを移動しました。 シズは現在アルダブラゾウガメ放飼場の一角に居候(いそうろう)しています。  そして、お正月の気持ちも消え去った1月12日、 休館日に合わせて工事が始まりました。   まずは、これまでのカピバラ飼育場を壊します。  あっという間でした。 壊すのは早いものですね。   1月13日  重機も入っています。   1月19日  開館前、飼育場にコンクリートを運びます。   1月22日  なにやら鉄の棒で輪郭が・・・。   1月27日 真ん中は箱型に。   2月12日  アクリルパネルでしょうか??   2月13日  飼育場がごちゃごちゃしてきました。   2月17日  上から見たところ。 少しずつ形が見えてきましたね。 図面やイメージ図でしか想像できていない新しい飼育場が どんな姿となるのか、実はみなさま以上に スタッフ一同非常に楽しみにしています。   ただ、このフェンスや幕が取れたとき、 カピバラたちが私たちの思い描く通りに 行動しててくれるかは未知数ですが・・・。   みなさま、乞うご期待!!         ツイート  

[期間限定] ザリガニ展示始めました
  • 新しい展示

[期間限定] ザリガニ展示始めました

最近アクア・トト ぎふでは「企画展 世界のハイギョ」や カピバラテラスリニューアル、カワウソの赤ちゃん誕生など イベントやニュースが目白押しなのですが、 さらに新しい展示を始めましたのでお知らせします。   3F 用水路の水槽の横において 「アメリカザリガニ」の展示を始めました。 家の近くにいるからよく知っているし、 全然珍しくもないじゃん!と思われるかもしれません。 それに、アクア・トト ぎふでもアメリカザリガニは 常設展示をしているので、 いつでも見ることができるのですが...。     身近で親しみがあるからこそ、 もっと詳しくご紹介して知ってもらいたいと思っており、 今回の展示を企画しました。   テーマは、 親しみのあるアメリカザリガニだけれども “外来生物としてのアメリカザリガニ”です。   解説パネルや実験水槽を使って、 アメリカザリガニがもたらす影響をお伝えしています。   展示期間は2月26日(金)~3月18日(金)を予定しております。 ※生物の状態などにより、変更する場合もございます。予めご了承ください。 常設水槽ではいつでも見ることが可能です。   ちなみに 今回用意した実験水槽では、 すでにある結果が現われはじめていますので、お楽しみに。   ではみなさまのご来館をお待ちしております。   ツイート  

冬こそ採集②
  • 日本の淡水魚

冬こそ採集②

前回の河口の採集に続く、冬の採集ブログの第2弾です。 今回は、川のやや上流から中流付近での採集です。   2月と言えば、通常はかなり寒い時期ですが、 今回は天気に恵まれ、動き回っていると少し暑いくらいでした。 今回の採集の目的は、ニシシマドジョウとトウヨシノボリです。 中層を泳ぎ回る魚に比べると、底の方であまり人目につかず、 地味な魚たちかもしれませんが、  個人的にはかなり好きな魚たちです。 長良川水系を中心に4ヶ所で採集した その結果の一部になりますが、ご覧ください。  アブラボテ(Tanakia limbata)    ゼゼラ(Biwia zezera)   ドンコ(Odontobutis obscura) カマツカ(Pseudogobio esocinus) ニシシマドジョウ(Cobits sp. BIWAE type B)   アカザ(Liobagrus reinii) ウキゴリ(Gymnogobius urotaenia) カワヨシノボリ(Rhinogobius flumineus) ゴクラクハゼ(Rhinogobius similis) どうでしょうか?これだけの魚に出会えるのであれば、 寒さなんで全く関係ないですよね。 底物が多いですが、種類数、個体数ともに満足できる結果です。 ヨシノボリに関しては、 瞬時に個体を見て同定する力が身についていないので、 これからじっくりと同定していきたいと思います。 採集してきた魚たちは、展示水槽に泳いでいますので、 またじっくりとご覧ください。   ツイート  

カワウソあかちゃん、元気に成長中!!
  • コツメカワウソ

カワウソあかちゃん、元気に成長中!!

みなさん、こんにちは。 以前紹介した カワウソのあかちゃんたちですが だいぶ大きくなりました!!! ということで、 成長過程を少しですが お伝えしようと思います!!!! まずは 生まれて14日目の写真です!   一生懸命鳴いているのが伝わってきますね。 17日目は 動画があるのでこちらをご覧ください!! 写真よりもすごい鳴いているのが伝わりますよね。 元気です。 お父さんのライ(♂)とお母さんのミノ(♀)も あかちゃんたちをせっせと運んで しっかりと子育てをしています。 26日目 あかちゃん3頭のうち、1頭の目が開きました!!    残りの2頭ももうすぐかなー・・・・   と思いながら 生まれて38日目、 ついに 3頭とも開眼!!!!!!!!!   はじめに比べるとだいぶカワウソらしくなってきました。 毛の色も白っぽかったのが 茶色になり、 よく動き、 相変わらずよく鳴きます。 お父さんのライも運ぶのが大変そうです。   まだ、寝床の麻袋の中にいることが多く 外に出てくることは少ないですが、 親があかちゃんをくわえて 麻袋から出てくるところを見るたびに 大きくなったなーと 日々、成長を感じています。 そろそろ離乳の時期に入ります。 親がエサを運びだし、 あかちゃんたちに食べさせようとするころです。 ということで 今回は、少しですが あかちゃんたちの様子をお伝えしました。 引き続き、巣穴の展示前で パネルの展示もしていますので そちらもご覧くださいね!!!!!!!! では最後の1枚です!!!  (とってもブレてますが、かわいかったので・・・) また報告します!!     ツイート  

第3回 トト漢字コンテスト 受賞作品発表!
  • お知らせ

第3回 トト漢字コンテスト 受賞作品発表!

みなさんこんにちは。 「第3回 トト漢字コンテスト」の受賞作品が決定しました!!   「トト漢字コンテスト」は、 「魚」に自由な文字を組み合わせて漢字を作る アクア・トト ぎふの創作漢字コンテストです。   今年は498点のご応募をいただきました。 ご応募いただきました皆様、ありがとうございます。   さて、受賞作品に選ばれた15点は...!?   <最優秀賞> 【読み方/なまえ】  ナイフフィッシュ  【説明】  刃物の町、関市より   野田 榮都子(79才 無職)         <優秀賞> 2点 【読み方/なまえ】  ハイギョ  【説明】  “まゆ”をつくって夏眠します。    苅谷 由美子(39才 会社員)        【読み方/なまえ】  エイ  【説明】  気合を入れて~、エイ!      下田 理恵(43才 主婦)         <特別賞> 5点 【読み方/なまえ】 サンマ 【説明】  「3」の間に魚でさんま!   後藤 愛子(小学5年生)       【読み方/なまえ】 アユモドキ 【説明】 アユに似たドジョウの仲間なので、カタカナの 「ド」にしてアユにそっくりな字にしました。    河辺 勘太(11才 小学生)     【読み方/なまえ】 イラ 【説明】 名前がイライラしているように感じるから。   森田 陽菜子(18才 高校生)       【読み方/なまえ】 キノボリウオ 【説明】 サル年ですし、木登りといったらサルかなあと。   船橋 萌里(18才 高校生)       【読み方/なまえ】 ギンブナ 【説明】 メスばっかりで、たまにオスがいますわ!   野田 開(20才 大学生)           <佳作> 7点 【読み方/なまえ】 ベタ 【説明】 アワの中に卵を産むから。   山田 美優(9才 小学生)       【読み方/なまえ】 ナポレオンフィッシュ 【説明】 我輩の辞書に不可能という文字はない。   船橋 蒼雅(中学3年生)         【読み方/なまえ】 イルカ 【説明】 いるか?   川口 裕輝(18才 高校生)       【読み方/なまえ】 ハイギョ 【説明】 手を挙げて「ハイ!!」と言っています。   増田 亜希子(40才 パート)       【読み方/なまえ】 シノドンティス・アンジェリカ 【説明】 道端さんといえば...。   長尾 育美(会社員 43才)       【読み方/なまえ】 ネオンテトラ 【説明】 街に光を彩るネオンで表しました。   下村 カズヒロ(48才 会社員)       【読み方/なまえ】 ニンボクロミス・リビングストニー 【説明】 死んだふりをしています。 大森 ひろこ(自由業)       スタッフが「なるほど~」とうなずく作品や、 思わず笑ってしまう作品など今年も力作が揃いました!   入賞した作品は2月15日(月)~ 水族館のガレリア(出口ゲート付近)に展示されます。   ご来館の際はぜひ!トト漢字コンテストの作品もご覧ください♪ それでは、また!       ツイート    

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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