以前のブログちょっと覗きますよ。で タンガニーカ湖で巻貝を利用し、子育てを行う魚 “ネオランプロローグス・ブレビス” について ご紹介したのは8月頭のこと。 あの時生まれた卵が、 現在どうなっているか気になっている方も多いかと思います(多いといいな…)。 安心してください。育ってますよ! 貝殻に加工をしたことで、ブレビスの子育ては丸見えの状態。 卵が育っていく様子も、しっかりと観察することができました! 今回のブログは、ブレビスの成長についてお伝えします。 貝の中で子育てを行うのはメス親。 産卵した日(6月23日)から巻貝の入口~中を 行ったり来たりして、警戒を怠りません。 他の個体が貝の中に侵入しようとすると、 親がすばやく蓋をするように守っていました。 産卵から3日目に赤ちゃんが孵化しているのを確認しました! 尾が長く、黄色いオタマジャクシのようです。 貝の底で一か所にかたまりうごめく赤ちゃん。 親が守る様子と合わせて、動画でどうぞ。 産卵から10日目。 顔つきがはっきりしてきました。眼もくっきりとしています。 このころ、赤ちゃんたちは撮影時にともす少しの光にも敏感になり、 巻貝の中を激しく泳ぎ回るようになりました。 泳ぎ出る日も近いかも!?と思い、翌日貝の中から回収することにしました。 回収した稚魚はこんな感じ。 まだ体に卵黄がついているため、 本当はもう少しの間貝の中で過ごすのかもしれません。 ここから、親からバトンタッチして稚魚の飼育を始めました。 本来であれば巻貝の中でひっそり行われる親の保護。 なかなか見ることのできない子育ての様子を間近に見て、 ブレビスの生き抜くための進化を感じることができました。 さて、産卵からちょうど3か月ほど経って、 現在の稚魚たちの姿はというと… まごうことなきブレビスです。体の色や模様もはっきり出ていますね! まだまだ小さいため、 皆さんにご覧いただくのは少し先になりそうですが、元気にしております! 現在、展示水槽でもちょこちょこ産卵しているので、 来館された際は要チェックです! 運が良ければ、子育て真っ最中の姿を直接見られるかもしれません。 ブレビスの小窓、ちょーっと覗いてみてくださいね♪ それではまた! ツイート