なんだかいつも同じなんですよね~。 何が?? 何がって?? 場所が?個体が?時刻が?何が?? ほら!! ほら!! えっっっ!!!!???? 「趾(し)が!!!!」、なんですよ。 ※趾(し)...あしの指のこと 羽づくろいする時って、 嘴(くちばし)を使う時と肢(あし)を使う時がありますよね。 で、肢を使う時には、 羽づくろいに使う趾がいつも同じなんですよ。(写真が悪いですね) なんでですかね~?? 答えはこれです!! 実は、一番長い第3趾だけ櫛状(くしじょう)になっているんです。 こちらアオサギでも。 ほら、他の指は櫛(くし)になっていないでしょ。 この櫛はサギ科の特徴なんです。 (ちなみにサギ科ではない、岐阜県内に多数生息しているカワウにもあるそうですよ。) そして櫛は爪の内側にあるので、 よ~くよ~く眺めると爪の内側で掻いているはずです。 この櫛の役割はというと、身体に粉綿羽(ふんめんう)という羽があって、 羽の先がボロボロと崩れて粉状になるのですが、 この粉を櫛爪で回収して身体全体に塗って防水効果を維持するらしいのです。 まぁ、かゆいから掻いている時もあると思いますが。 その粉綿羽がこちら。 羽根をかき分けて奥に隠れているふわふわした柔らかい羽毛です(ダウンですね)。 ついでにせっかくなので、コサギの足跡を2つ。 こっちはコンクリートの上を濡れた肢で歩いた跡。 ちゃんと爪や尾側の第1趾まで残っていますね。 次は足拓(あしたく)といって肢に墨を塗って紙にスタンプしたもの。 魚拓みたいなものです。 櫛まではさすがにわかりませんね。 真ん中の長い趾の先端に櫛はあるはずなんですが。 ということで、みなさま『足元に注意して!』。 ツイート