おもしろ飼育コラム

コリドラスのたまごのその後。
  • アマゾンの生き物

コリドラスのたまごのその後。

6月に生まれたコリドラスの卵。 以前のブログでは卵のふ化の様子と、 赤ちゃんコリドラスの成長についてご紹介しました。 だいぶ間が空いてしまいましたが、その後のコリドラス達についてお伝えします! 生まれたては小さく、こんな姿だったものが…   いまではすっかりコリドラスらしくなりました。 展示水槽には数種のコリドラスが入っているため、 卵を生んだ親がどの種なのかはわかっていませんでした。 「赤ちゃんたちはどの種に育つだろう!?何種類もいたりして!!!」 とワクワクしながら成長を見守っていましたが、 大きくなったコリドラスたちを見て分かったことは 全て「コリドラス・エネウス」。     なんと、1種でした!とにかく元気に育って良かったエネウス!! ところで何匹いるのだろう?と数えてみると、 181匹! そんなにいたの…! 予備水槽にて餌をあげる際、集まってモゾモゾする姿に 迫力があるなあと感じていましたが、納得です。  魅惑の餌タイム、動画に撮ったのでぜひご覧ください。 さて、この小さいエネウスたち。 すでに100匹ほどが展示水槽にデビューしております!     場所は親と同じ、1階の「ピラニア水槽」です。 水槽の下の方、ぜひじっくりと観察してくださいね!  成魚と並ぶとこんな感じ。   小さなコリドラス・エネウスたちと一緒に、お待ちしています! それではまた!       ツイート

ペープサートやりましたー
  • アクア・トトの生き物

ペープサートやりましたー

こんにちは。 お盆が明けて、ちょっと涼しくなってきましたね。 お盆前に「ペープサートやりますよー」のブログをアップしましたが、 早いもので、もう終わっちゃいました。 9日間3回ずつ、全27講演無事に終了。 見にきてくださった方、ありがとうございました。 (1日目の初回は音声が小さく聞こえずらかったかと思います。すみませんでした。)     こんな感じでした。 登場するキャラクターがかわいいと人気でした! 「終わったら貼ってあるポスターをください」とまで言っていただけたので、 後半になり、急きょ配布用の資料を作りました。          終わってみて、写真を見たら、↓こんな風に終了と同時に  子どもさんたちが駆け寄ってきてくださる回もあったようで…。  やってよかったなぁとしみじみと感じました。ありがとうございます。       さて、どんなストーリーだったのかというと、 ・タンガニーカ湖にすむシクリッドたちはいろいろなものをエサとしているんです。 ・ひとくちに石についたコケを食べる魚と言っても、 食べるコケの種類や形状が魚によって違っているんですよ。 ・歯や口の形はエサを食べやすいように、 それぞれ独自の進化をとげて今があるのですよ。 などなど。 文章にすると、堅苦しくて読みづらくても、劇にしてみるとわかりやすいのでは? という試みでした。 こういう方法で、生き物を紹介できるって、 水族館の醍醐味のひとつなんじゃないかなぁと思います。 やれてよかったですし、またやりたいです。 それでは最後に 「わくわくシクリッド劇場」ノーカット映像を貼り付けておわりにします。 それではまた。       ツイート

ヒゲおじさんが選んだ変なヒゲなまず~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.8~
  • 企画展・特別展示

ヒゲおじさんが選んだ変なヒゲなまず~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.8~

こってり真田さんからバトンを受け継いだリレーブログ  ヒゲおじさん国崎でございます。 昨年、アマゾン展の準備でアマゾン川に出張してから、 これまでずっとヒゲが伸びております。   さて、近頃夜は涼しくなってきましたね。 窓を開けて寝ると翌朝は必ず鼻水が出て喉が痛くなるほどです。 風邪をひかないように、寝る前はきちんと腹巻をしています。 もちろんヒゲも整えてから寝ていますよ(笑)   少し脱線しましたが、アフリカ展好評です! アフリカの湖にはシクリッド(カワスズメ科魚類)が大繁栄しており、 展示している魚類はシクリッドの仲間たちがほとんどです。   そのような展示の中で少しアクセントをつけるべく、 タンガニーカ湖のコーナーでシクリッド以外の 個性的な魚も展示することになっていました。   幼少時代からアクアリストで、熱帯魚図鑑ばかり見て育った私は、 ここぞとばかりにタンガニーカ湖の魚たちを思い浮かべました。 その時、ピンときたのがこのナマズです。   なんですかこの上アゴの長いヒゲ! なんか笑っているようですね。これは芸人の付けヒゲですよ! しかも先端部分はそうめんの様に平たくヒダ状に広がっていて、 おまけにカールして曲がってしまっています。 私がこのナマズと同じようなヒゲを伸ばすと どのくらいの時間と労力が掛かるのでしょうか?   名前はフェザーバーベルキャット ―羽(はね)のようなヒゲのナマズ― といいます。 餌を探す時や繁殖行動などで何か役に立っているのだと思います。   しかもナマズにしては珍しい口内保育(卵・稚魚を口の中で育てる)種です。 ふだんはシャイなので石の下に隠れていますが、 皆さん是非、探してみてください。   とても個性的なタンガニーカ湖の小型ナマズのご紹介でした。   最後に変なヒゲおじさんと変なヒゲなまずのツーショットでお別れしましょう!           ツイート

企画展「電気係り」がバックヤードをご紹介~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.7~ 
  • 企画展・特別展示

企画展「電気係り」がバックヤードをご紹介~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.7~ 

みなさん、こんにちは。 トトで一番のさわやか系、ナカノくんからバトンを受け取りました。 トトで一番のこってり系、サナダです。 この4月に神奈川県にある「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」から戻ってきました。 どうぞよろしくお願いします。 ↓こちらは相模川ふれあい科学館のブログ「飼育日誌」。小さな水族館ですが、楽しさがギュっと詰まっていますよ! http://sagamigawa-fureai.com/diary/page/4/ さてさてみなさま、現在進行形の「アフリカ展」、楽しんで頂いていますか? 今回わたしは、この企画展で「電気係り」を担当しました。 ん、なに? 電気係り?? なんとも聞き慣れない担当ですよね。 そうなんです。この企画展を開催するにあたっては、さまざまな担当があるんです。 そこで今回は「アフリカ進化の湖」の裏側、バックヤードツアーにご案内いたします。 まず最初は「展示物収集担当」。 こちらはアフリカンシクリッドの生体や標本、映像を集めるのが仕事です。 シクリッドは企画展が始まる数か月前から、続々と水族館に到着。 ↓魚が無事に届いて、笑顔なヒゲのクニザキさん。 ▼写真01_魚が無事に届いて笑顔な国崎さん シクリッドは海外から空輸で届くもこともあれば、東京やつくばへ直接スタッフが車で受け取りに行くこともありました。 今回の企画展では、常設展も合わせるとおよそ65種ものアフリカンシクリッドが集結。 私たちも、はじめてお目にかかるシクリッドもいるため、 バックヤードでは予備水槽にも「種名板」を付けて、管理をしていました。 ↓バックヤードにあるマラウィ湖の予備水槽 ▼写真02_ ↓予備水槽に付けた種名板の一覧 ▼写真04_種名板一覧 つぎは「設備担当」です。 こちらは大水槽の製作をはじめ、ろ過設備の設計、電気係りなどがあります。 マラウィ湖の大水槽を裏から見ると、こんな感じです。 ▼写真05_スダちゃんと大水槽 この大水槽は高さが150cmもある特注品。移動できる水槽としては、かなりデカイ! ちなみに、隣の水槽では、口内保育のカエルレウスが泳いでいるのですが、 バックヤードに人影を見つけると、こんな風に集まってきてます。 ▼写真06_カエルレウスの視線が痛い エサ・・・だよね。ゴメン、ちょっと水温を見に来ただけなんだ・・・・。 そして、その向かい側にはタンガニカ湖の二階建て水槽があります。 バックヤードから見ると、こうなっています。 ▼写真07_タンガニカ湖の二階建て水槽 なんと、水槽台は木材を使い、展示に合わせて作ったもの。 もちろん、スタッフの手作りです。 そしておまちかね、電気係りの仕事がこちら。 ▼写真08_電気係りの仕事 いや~、美しいですね。 こんなにスッキリとしたバックヤードは、なかなか見られませんよ。 この素晴らしさ、伝わりますか? さてさて、それから最後にもう一つ、ご紹介したいものがあります。 口内保育の記念写真、いかがでしたか? この企画、スタッフのメモ書きを元に、製作したものなんですよ。 ちょっとスダちゃん、「スダノート」貸してね。 ▼写真09_スダノート+ 写真10_口内保育の記念写真 まだまだ、ご紹介したいバックヤードは、たくさんあるのですが 今回はここまで。 次は、笑顔なヒゲのクニザキさん。よろしくお願いします! みなさん、こんにちは。 トトで一番のさわやか系、ナカノくんからバトンを受け取りました。 トトで一番のこってり系、サナダです。 この4月に神奈川県にある 「相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら」から戻ってきました。 どうぞよろしくお願いします。 ↓こちらは相模川ふれあい科学館のブログ「飼育日誌」。 http://sagamigawa-fureai.com/diary/ 小さな水族館ですが、楽しさがギュっと詰まっていますよ! さてさて他館の宣伝はさておき、 みなさま、現在進行形の「アフリカ展」、ご覧になりましたか? 今回わたしは、この企画展で「電気係り」を担当しました。 ん、なに? 電気係り?? なんとも聞き慣れない担当ですよね。 そうなんです。 この企画展を開催するにあたっては、さまざまな担当があるんです。 そこで今回は 「アフリカ進化の湖」の裏側、バックヤードツアーにご案内いたします。 まず最初は「展示物収集担当」。 こちらはアフリカンシクリッドの生体や標本、映像を集めるのが仕事です。 シクリッドは企画展が始まる数か月前から、続々と水族館に到着。 ↓魚が無事に届いて、笑顔なヒゲのクニザキさん。    シクリッドは海外から空輸で届くもこともあれば、 東京やつくばへ直接スタッフが車で受け取りに行くこともありました。 今回の企画展では、常設展も合わせるとおよそ 65種ものアフリカンシクリッドが集結。 私たちも、はじめてお目にかかるシクリッドもいるため、 バックヤードでは予備水槽にも「種名板」を付けて、管理をしていました。 ↓バックヤードにあるマラウィ湖の予備水槽       ↓予備水槽に付けた種名板の一覧    つぎは「設備担当」です。 こちらは大水槽の製作をはじめ、 ろ過設備の設計、電気係りなどがあります。 マラウィ湖の大水槽を裏から見ると、こんな感じです。      この大水槽は高さが150cmもある特注品。 移動できる水槽としては、かなりデカイ! ちなみに、隣の水槽では、 口内保育のカエルレウスが泳いでいるのですが、 バックヤードに人影を見つけると、こんな風に集まってきてます。      エサ・・・だよね。 ゴメン、ちょっと水温を見に来ただけなんだ・・・・。 そして、その向かい側にはタンガニカ湖の二階建て水槽があります。 バックヤードから見ると、こうなっています。      なんと、水槽台は木材を使い、展示に合わせて作ったもの。 もちろん、スタッフの手作りです。 そしておまちかね、電気係りの仕事がこちら。  いや~、美しいですね。 こんなにスッキリとしたバックヤードは、なかなか見られませんよ。 この素晴らしさ、伝わりますか? さてさて、それから最後にもう一つ、ご紹介したいものがあります。 口内保育の記念写真、いかがでしたか? この企画、スタッフのメモ書きを元に、製作したものなんですよ。 ちょっとスダちゃん、「スダノート」貸してね。  ↓   まだまだ、ご紹介したいバックヤードは、たくさんあるのですが 今回はここまで。 次は、笑顔なヒゲのクニザキさん。よろしくお願いします!     ツイート

ビクトリア湖シクリッド研究者に出会った  ~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.6
  • 企画展・特別展示

ビクトリア湖シクリッド研究者に出会った ~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.6

前回のリレーブログ にて「ペープサート監督 堀江(真)」から バトンを受け取ったロンギ(中野)です。 開催中(※8/18で終了です)の「わくわくシクリッド劇場」では、 ロンギが目立つ場面がありますので、みなさん必見です。 そのおかげもあり今はとっても有名で、 恐らく人気投票をしたらロンギが一位になるでしょう。 劇場終了後には、オールキャストが描かれた紹介資料も配っていますよ。 少しでも多くの人に楽しんでいただけたらと思い、 人形に命を吹き込み、皆様のお越しをお待ちしています。     さて、夏の特別企画展はご覧になりましたか?   タンガニーカ湖水槽には多種多様なシクリッドが、 マラウィ湖水槽には 淡水魚とは思えない色鮮やかなシクリッドが展示してありますが、 ビクトリア湖のシクリッドはどうでしょう・・・。   ここではビクトリア湖に生息するシクリッドをご紹介しようかと思います。 どんな種類がいて、どんな姿をしているのか知っていますか?   ビクトリア湖のシクリッドは、人が食用などに利用する為に放流された ナイルパーチという巨大な魚食性の魚によって食べられてしまい、 数・種類ともに激減し、大量絶滅が起きたことで有名です。 しかしどんな種類が生存しているのかはあまり知られておらず、 情報不足のため、魚を調達することは困難を極めました。   このような中、非常に貴重なビクトリアシクリッドを日本で研究している 二人の研究者の方々からお話を伺い、展示協力していただくことができました。   ここで少しだけ紹介させて頂きます。   まずはこちらの写真のシクリッドは  「ハプロクロミス・キロテス」です。 東京工業大学の二階堂先生から譲って頂いたのですが、 唇をよく見てください。  このシクリッドは「唇が肥大化」するのです。 不思議なことに、実は3つの湖それぞれに唇が厚くなるシクリッドがいるのですが、 環境に適応して唇が厚くなると考えられてはいるものの、 何のために共通してこの特徴が現れるのかは、はっきりとわかっていません。 二階堂先生はこのシクリッドを用いて、 「唇の肥大化」に関わる進化のメカニズムなどについて研究を進めています。   こちらは、国際科学振興財団の相原先生にお借りしたシクリッドです。  相原先生は、かなり混沌としているビクトリア湖シクリッドの  分類を研究しています。  ビクトリア湖のシクリッドたちはとても似ているうえ、 参考となる野生標本が絶滅などで不足していることもあり 分類がとても難しいそうです。 大絶滅がおきてから、現在シクリッドの数は少しずつ増えてきているそうですが 残念ながら一度崩壊してしまった生態系は元にもどることはないでしょう。   今回の展示水槽で、種を見つける難易度をつけたら ビクトリア湖>>>>>>タンガニーカ湖>>マラウィ湖 こんな感じになるかと思います。 正直飼育している私たちでも四苦八苦しながらやっと、といったところです。 ですが、こんなにも多くの種類が混泳するシクリッド水槽は なかなか見ることができないと思います。 ちなみにビクトリア湖水槽では、 あちらこちらで口に卵を含み育てているシクリッドの姿が見られますよ。    最後に、今回の企画展のキーワードである「進化」は わかりやすそうですが奥が深く、難しいテーマです。  子どもから大人まで幅広い世代のお客様に伝えられるよう、 色々と工夫することに努めました。 ペーパーキャップ、シクリッド劇場など、 一人でも多くの人が興味をもち 楽しく学んでいただければと思っています。 ぜひ皆さんで遊びにきてください。   次のリレーブログは「食」の達人、いや 仕事人こてこてせいじさんに語ってもらいます。     ツイート

おじいちゃんカワネズミの最後
  • アクア・トトの生き物

おじいちゃんカワネズミの最後

2015年7月13日、カワネズミNo.4が死亡しました。 2012年10月24日に当館に来てから993日、約2年9ヶ月目でした。       No.4は、2012年度に開催された企画展「渓流展」で、 渓流に棲む生き物を紹介するために、岐阜県内の川で捕獲されました。 カワネズミの飼育は非常に難しく、 同時期に捕獲された別の個体が死亡する中、 飼育側の力不足により痩せてしまったり、全身びしょ濡れになったりしながらも、 ここまで生き延びてくれました。 過去の野外での再捕獲記録によるカワネズミの最長生存記録は3年。 死因は感染症による衰弱でしたが、 解剖の結果、歯がボロボロで物を噛むのも難しいほどの状況が見られ、 一般にいう「老化」の特徴がみられるものでした。 (若かりし頃のNo.4)       渓流展終了後も展示が継続され、 超マイナー生物だった「カワネズミ」の存在を 多くの人に知ってもらうきっかけとなったNo.4。 しかし、展示のためにカワネズミを野外から連れ去ることは正しいことなのかと、 野生動物を扱う人間として、自問自答の日々です。 ともすれば私の飼育係生活の半分以上の時間を一緒に過ごしたNo.4。 空っぽになった水槽を眺めながら、       知識のなさ、技術のなさ、自身の怠惰を悔やみながら、 No.4が残してくれたことが次につながりますように。 と、強く願っています。 最後に、若かりし頃にNo.4が水中の魚を捕らえる映像を張り付けて終わります。 これまでNo.4を見守ってくれたみなさまに感謝申し上げると共に、 今後のカワネズミ飼育技術の発展および、 カワネズミという存在をより多くの人に知ってもらえることを祈って、 ブログを閉じます。   ありがとうNo.4。     ※哺乳類の捕獲には許可が必要です。 ※カワネズミの展示は現在も継続されています。       ツイート

不遇の金魚水槽
  • アクア・トトの生き物

不遇の金魚水槽

こんにちは、飼育の風間です。 今回は水族館の入り口に入ってすぐ。 無料で見られる唯一の水槽「テーマ水槽」の紹介です。 このテーマ水槽、季節によって展示内容が変わります。 この夏の担当は私、風間。 ということで、「金魚」を展示しております。 せっかく金魚を展示するのだから、キレイに見せたい! ということで、お財布と相談しながら光の演出をいろいろと考え・・・ このような水槽が完成いたしました!     金魚のヒラヒラに青や黄色の光が映って、なかなかいい感じ♪     な~んて、満足していたのですがッ!   がッッ!!! 展示内容の変更があると、大抵どこかのマスコミが紹介してくれるのですが、 今回は「ゼロ」 0なのです。 それもそのはず。 エントランス水槽の切り替わりと同時期に 「企画展 “アフリカ進化の湖” の開始」 「トト・ラボのオープン」 「中庭の “おさかなふれあいプール” のリニューアル」 という、一大企画が押し寄せ、そちらに全てもっていかれてしまったのです!   ナンテコッタ(°□°)! というわけで、ひっそりとブログで宣伝しようと、筆をとったわけであります。 更にこの水槽、8月8日からひっそりとリニューアル。   左側が黄色からピンクの演出に変わって、 展示している金魚も変更されているのです。     大きな企画に押され気味な金魚水槽ですが、見られるのは8月30日まで。 地味~ではありますが、 光の中を泳ぐ金魚たちの姿をぜひ見に来てくださいまし~。   ツイート

ペープサートやりますよー ~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.5~ 
  • 企画展・特別展示

ペープサートやりますよー ~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.5~ 

こんにちは。暑い日が続きますがみなさま夏バテしてないですか? インテリ長身の野口氏からバトンを受け継ぎました。 ここでブログを書くのはちょうど1年ぶりの堀江(真)です。 その間、カエルやアシカやカワウソを飼育していた動物担当から 魚や水草、そしてエビ・カニを飼育する魚類担当に異動になりました。 以後、魚類担当の堀江(真)としてよろしくお願いします! さてさて、企画展の設営やペーパーキャップの準備・運営が 軌道にのってほっとするのも束の間、 また、新たな催し物の準備をしています。 8月10日(月)からは、ペープサート、いわゆる紙人形劇が始まります。 その名も「わくわくシクリッド劇場」。 ペープサートは過去にも一度開催していて、 その時担当させてもらったのが縁で、 今回もやらせていただくことになりました。 まずは台本作りからとりかかりましたが、 魚に対する知識がまだまだ浅いこともあり、 「これだ!!」と思う構想がなかなか浮かばず、 筆を執るまでにずいぶん日数を要してしまいました…。 さらに、 ① 難しくしない ② ウソやいい加減なことはやらない ③ お客様が途中でいやにならない この3点、非常にむずかしい。 それでもなんとか書けましたよ! ほかのスタッフにも 「こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないか」 の肉づけもしてもらい、納得の台本ができました。 キャラクターのイラストや背景の絵は ショップ「フィッシュタンク」のスタッフにお願いして、 すごくいい感じに仕上がってます。 音声は、何日間もかけて台詞の読み合わせをした後、録音しました。 今は担当するスタッフたちで、 吹き込んだ音声に合わせて練習しています。 それと、本番用の人形作りも。 (練習用の人形は慣れない動作であっちこっちぶつけまくってもうボロボロですから。) こんな感じで練習しています↓    ビデオ撮影をしてもっといい動かし方はないかと模索中↓  こうした長い道のりを経て、ついに本番を迎えようとしています。 お客様がどんな反応してくださるのか 楽しみでもあり不安でもあります。 わくわくしていただけるといいんですけど…。 開催日時は 8月10日(月)~8月18日(火) 11:00~、12:30~、14:30~ です。 ぜひ見に来てください。 楽しげな雰囲気を作ってみなさまをお待ちしています。 さて、次回のブログは わたしがペープサートのシナリオを書くうえで、こちら        ネオランプロローグス・ロンギオール(※1)のキャラクター「ロンギ君」 のモデルにさせてもらった中野氏にバトンをたくします! イケメンですよ。 (※1) タンガニーカ湖にすむシクリッドの仲間。群れで生活し岩のすき間などに産卵します。   ツイート

アフリカの淡水魚 時々 日本の淡水魚。~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.4~ 
  • 企画展・特別展示

アフリカの淡水魚 時々 日本の淡水魚。~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.4~ 

さてさて、魚卵・魚糞が大好きな須田さんからバトンを引き継いで、 第4弾を担当するのは野口です。 いつも須田さんとは机を並べて隣同士で仕事をしていますが、 隣から魚卵や魚糞の香りが漂って・・・・・はきません!! 気のせいです。   種類は関係なく、とにかく魚卵・魚糞が大好きで、見つけるとそれに一直線! 写真も撮りまくります!!パパラッチ須田です。 だいたいはこの魚が好き!とかありますけど・・・ かなり偏ってますよね(笑) ところで、皆さんはどんな魚が好きでしょうか? 自分の好きな魚はこんな感じのです。   タナゴの仲間やシマドジョウの仲間です。 タナゴの仲間はなんといっても婚姻色! そして、二枚貝の鰓の中に卵を産むという 不思議な生態を持っていることも魅力的。 タナゴの仲間は結構好きな方も多いですけど、 シマドジョウの仲間はかなりマニアックな世界なので 好きな人という以前に知らない人も多いかもしれません。 シマドジョウの仲間も色々いますが、とにかく見た目がそっくり。 なかなか見分けることが難しいです。 今まで同じ種類だと思われていたものを改めてしっかりと調べてみると、 実は別の種類のものでしたということで、 最近でもタンゴスジシマドジョウやオオヨドシマドジョウなどが 新たに発見されています。 下の写真はタンゴスジシマドジョウです。    見た目がそっくりということで同じだと思うことは、 魚からしたら結構失礼な話でしょう。 個人的に思い入れの強い魚の話をしてしまいましたが、 水族館ではこの夏からスタートした「アフリカ 進化の湖」ということで、 アフリカの湖に生息するシクリッドを展示しています。   このシクリッドもさまざまな環境に適応して進化してきた 多種多様なものがいます。 タナゴの仲間のように変わった生態をもつものや、 シマドジョウの仲間のように、 見た目がそっくりでも全く別の種類のものもいます。   全部の種類を見つけることができるでしょうか? 私は自信ないですね…(笑) 魚の見た目がカッコイイ、カワイイっていうのもヨシ! 一歩踏み込んで生態や進化的に面白いって思うのもヨシ! シクリッドはそのどちらも満たしてくれる この暑い夏にふさわしい熱い魚たちです。   タナゴやシマドジョウは その辺の川に行って自分で採って楽しむこともできますが、 アフリカのシクリッドはそうはいきませんよね。 去年は車で行ける「アマゾン」をお楽しみいただきましたが、 今年は「アフリカの湖」にも車で行けるということで、 この暑い夏は涼しい水族館で大小さまざまな水槽で泳ぐ 多種多様なシクリッドを思う存分お楽しみください。   (でも、日本の淡水魚もお忘れなく…)   次回のリレーブログは、今月の10日からスタートする ペープサート(紙人形劇)について この水族館のNo.1ペープサーター堀江(真)さんがお届してくれます。 乞うご期待!     ツイート

ちょっと覗きますよ。~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.3~
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ちょっと覗きますよ。~「アフリカ進化の湖」日記 Vol.3~

魚類チームのラーメンリーダーこと波多野さんからバトンタッチ! “魚卵と魚糞を愛する”と紹介して頂きました須田がお送りします! 魚糞についても熱く語りたいところですが、 今回のお話では置いときましょうかね…! アフリカ進化の湖、私が担当することになったのは 「ネオランプロローグス・ブレヴィス」の展示でした。 ※以降ブレヴィスと表記します。  ブレヴィスはタンガニーカ湖の貝殻が集まる「シェルベッド」に生息する シクリッドの仲間です。繁殖も貝殻の中で行います。 特別展に向けて、 なんとかして「貝の中で子育てする姿」を展示することができないかと、 予備水槽での試行錯誤が始まりました。 ①とりあえず貝を入れてみよう! 加工せず、ありのままの巻貝を水槽に入れてみました。  入ってくれました! しかし、これでは中の様子はわかりません。 いったい中ではどのように過ごしているのか?気になります。 ②スケスケの貝を入れてみよう!!   この巻貝、ガラス製でなかなかオシャレなんですが、 一向にブレヴィスはお気に召さない! 全然入ろうとしません! 一度だけ、しっかり入りこんでいる姿を真田さんが目撃し、写真を撮ってくれました。 こんなふうに納まっているんですね… このまま展示出来たら分かりやすいのですが、 ほとんど利用しないため断念。 ③貝にのぞき穴をつけてみよう!!! 貝を切って、のぞくための穴をあけてみました。 貝には入るものの、すぐに通り抜けてしまい居心地が悪そうです。 風通しもとい水通りが良すぎるのかもしれません。   ちなみに、無茶しやがって…と言いたくなるような、 こんな個体もいました。      ④のぞき穴に透明の窓をつけてみよう!   これは気に入ってくれました!そしてなんと 卵を生んでくれました!!!! 感動です!体に対して卵は大きいんだなぁと感心しました。 しかしこのブレヴィス、意外と力持ちだったのです。 頻繁に貝をつついて移動させてしまうため、 この方法では観察に向かなさそう… 悩んでいたところ田上さんからアドバイスを頂きました。 その方法はというと、 ⑤透明の板に、貝をくっつけてみよう! ちょっとしたマンション感覚。   こちらも気に入って、すぐに入ってくれました。 そして 卵も生んでくれました!!! 安定感もバッチリ! 展示方法はこれに決定です!   念願の「貝の中で子育てする様子」はビデオに収め、特別展にて放映しています! ブレヴィスのおもしろい生態をぜひ、ご覧くださいね!   ブレヴィスが実際に貝に入る様子も、この小窓から覗くことができますよ! ぜひ、こっそりと覗いてみてください♪     そしてなんと今! 展示槽でブレヴィスが子育てする様子を実際にご覧いただけます!!!! 7月24日に産卵、27日にふ化を確認しています。 これまでの観察から、 産卵から10日程すると稚魚が貝殻から出てくると予想されますので、 ご覧になる方はお早めにお越しください!!   赤ちゃんブレヴィスの成長については、 改めてブログでお伝えできればと思っております! それではまた!   お次のリレーブログは、 日本淡水魚を愛してやまない長身インテリ野口さんです! お楽しみに!     ツイート

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本日の開館時間

9:30-19:00

最終入館 18:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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