こんにちは。 飼育員2年目、岩本です。 4月のマンスリー水槽の生き物たちを紹介するこのコーナーも残りわずか。 今日は、中日VS巨人! というわけで、とってもジャイアントなこの生物をご紹介したいと思います! 「スポッテッド・ジャイアント・ハチェット」 約6センチて! 小さッ!!! なんて、言わないで下さい。 割と大きいんです。 ハチェットと呼ばれる魚の中ではね。 ん?ハチェット??? ハチェットとは何ぞや? と思われた方、まずはその形をご覧ください。 ハチェットとは、英語で手斧の意。 う~ん、言われてみれば、斧のような不思議な形。 ハチェットとは、ハチェットフィッシュとも呼ばれる、ガステレクス科に分類される魚の総称です。 もーーーっと簡単に言うと、上の写真のような、斧みたいな形をした魚の総称というわけです。 そしてこのハチェット達、水面付近、すなはち水槽の上層部を泳ぐことで有名な魚なのですが、 もう一つ、有名な点があります。 それは・・・ 飛び出死すること。 飛び出死(とびだし)とは、水槽から水のない外部へ飛び出してしまい死んでしまうこと。 ピョーンと跳ねた勢いでそのまま飛び出して、そして死んでしまうのです。 写真には残せませんでしたが、私も実際にハチェットが跳ねている姿を目撃しました。 というわけで、今回のマンスリー水槽でも「飛び出死対策」は万全。 少しわかりにくいかもしれませんが、水槽のフタの上にさらに重りを乗せて、飛び出さないようにしています。 おかげで、展示されている2匹のハチェットは今日も元気に過ごしているというわけです。 飼育員2年目、ハチェットから学んだフタの重要性でした。 おしまい♪ おまけ ハチェットの正面からの胸ビレを見たら、飛び出死の理由もわからんでもない!? ツイート