おもしろ飼育コラム

高校生カメサミット
  • 企画展・特別展示
  • 研究・調査

高校生カメサミット

8月5~7日に、カメの調査を実施されている高校生が全国各地から、 愛知県に集合されました。 その名も「高校生カメサミット」! そして、最終日のプログラムとして、 なんと当館の特別企画展「カメぺディア」見学を組み込んでくださいました。 東は栃木県、西は高知県・岡山県と津々浦々から、 約20名の生徒さんたちが大集合です。 (いつもお世話になっている岐阜高校の生徒さんも参加されていました!)   まずはバックヤードを案内し、その後いよいよ「カメペディア」の見学です。 展示解説を行うのは、この方。愛知学泉大学の矢部隆教授です。 なんて贅沢な! 身振り手振りを交えつつ、汗だくになって丁寧に解説してくれています。 我々職員はもはや出番なし・・・ (一緒になって解説を聞くのみです、勉強になりました)   リクガメブースは屋外なので暑い!でも、みんな真剣に聞き入っています。   今回の「カメペディア」見学の感想など、 参加者の皆さんに直接お聞きする時間がなく、 もうすこし対話できればうれしかったのですが、 帰りの時間もありますし、しかたありませんね・・・。 皆さんのカメ研究でのご活躍に期待しております!         Tweet

ヘビの魅力
  • 企画展・特別展示

ヘビの魅力

みなさん、こんにちは。 突然ですが、みなさんはヘビはお嫌いですか? どんな印象をお持ちでしょうか? ちなみに私は、水族館で働く前まで、ヘビは苦手な生き物でした。 脚がないのに進んだり、舌をチロチロと出したり、 噛まれると痛そうだったりと印象がいまいちでした。 しかし、水族館で働き始め、ヘビの飼育担当になってみると、とても興味深い生き物でした。 細長い体に合わせて、左肺が退化していたり、 大きな餌も丸のみ出来るように下あごが2つに別れていたり、 進み方も種によっていろいろだったり、 舌を出すのはにおいをかぐためだったり、 子供を産む(卵胎生)種がいたりと様々です。 毒を持つヘビもいるので、気をつけなければいけませんが、 じっくり観察してみるとかわいい顔をしているなぁと思い、 苦手意識は薄くなりました。 まぁ、外で会うと”ドキッ”とはしますが・・・・。 現在、水族館1F ITルームにて、岐阜県に生息するヘビ3種を展示中です。 この機会に、ぜひ観察してみてください。 少しは苦手意識がなくなるかも・・・。         Tweet

ベスポジ
  • コツメカワウソ

ベスポジ

みなさん、こんにちは。 先日、当館にコツメカワウソ「エナ」(♀)のお婿さんとしてやってきた、 ♂のライのお気に入りの場所をご紹介。 体はエナより大きいですが、まだ、子供のライは寝てばかり。 麻袋を敷いたタルの中で、寝ている姿は、 まるでゆりかごで寝るように心地よさそう。   餌の時間が終わると、エナも一緒にお昼寝タイム。 お客様の記念撮影の新たな新名所として、 頑張っています(ただ、寝ているだけですが・・・)。   時間帯は餌の時間が終わった、11時頃と14時頃が狙い目です。 ぜひみなさんもライとエナをバックに記念撮影いかがですか? みなさんの御来館をお待ちいたしております。 もちろん、メディア各社の方々も取材お待ちしております。 ※ベスポジにいないこともありますので、ご了承くださいませ。         Tweet

カメのホネ
  • 企画展・特別展示

カメのホネ

特別企画展「カメペディア~カメのなかま・からだ・くらし・いま~」がはじまって、 もう2か月が経ちました。 【日本編】から【世界編】への展示切り替えも無事終了し、 大きな問題もなく夏休みを迎えれて、本当によかったよかった。 (【日本編】も場所を変えて継続中ですよ)   今回、カメをテーマとして取り上げてみて、強く感じるのが、「みんなカメが好き」ということ。 しかも、老若男女問わず。 もちろん苦手な方もいらっしゃるんでしょうけど、やっぱり他の生物に比べて人気があります。 ですけど、観た人が「カワイイー」で終わってしまっては、非常に残念ですので、 もっともっと詳しく知りたいと思える展示になるよう、まだまだ進化させていかなくては・・・。   さて、カメの進化といえば、やっぱり「甲」。(某CMばりに強引だったですか~) ここに骨格標本が展示されているわけですが、背甲を支えるかのように、 背骨から横にたくさんの骨が出ています。 これは実は肋骨です。漫画の戦闘シーンで、よく2~3本折れるあの骨です。   カメの不思議なところは、肩の骨がこの肋骨の内側に入っているところです。 だからこそ、甲に頭や足をひっこめて身を守れるわけですが、こんな生物は他にいません。 どういう進化をすればこんな突飛な構造を持てるのか本当に不思議です。   実は、これは発生の過程で肩の骨が、内側にグイッと折れ込んでいくことで、 こんな風になるんだそう。 2009年に理化学研究所の形態進化研究グループの方々がこの仕組みを解明されました。 この折れ込む様子が、アニメーションで見れますので、下記アドレスをチェック! http://www.cdb.riken.jp/jp/05_development/0506_turtle01.html   また、「生物の科学 遺伝 2010年3月号」でも少し詳しく紹介されていますので、 ぜひ、興味をもたれた方は読んでみてくださいー。 カメペディアで出会えるカメ達を観る目が変わること請け合いです。   今日もいいところにいてくれてるね!リュウキュウヤマガメ君よ。         Tweet

受精率0.5%のその後
  • バックヤード
  • 日本の両生類

受精率0.5%のその後

6月15日のブログで、 「ツチガエルが産卵しましたが、受精率はわずか0.5%、5匹のオタマジャクシしか産まれませんでした。」 お伝えしましたが、その後どうなったかというと・・・     こちら↓↓↓ 無事にカエルになりかけています。 まだ尾が少し残っていますが…。 あと、顔の表情もカエルというよりはオタマジャクシに近いです。 今も5匹は健在で、その後の生存率は100%です。 よかった~。         Tweet

ヒバカリ ~魚を食べるヘビ~
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示

ヒバカリ ~魚を食べるヘビ~

こんにちは。 夏休み期間中、こじんまりとではありますが、水族館1階ITルームで「岐阜県に生息するヘビの仲間」を展示しています。岐阜県には、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、ヒバカリ、シロマダラ、タカチホヘビ、ジムグリ、ニホンマムシの8種類のヘビがすんでいます。今回、展示しているのは、そのうちの3種類で、シマヘビ、ヒバカリ、ジムグリです。私は、何かとカエルが気になり、犬の散歩の途中や、ドライブに出かけた時などに、素敵な田んぼを見つけると足を止め、 カエルの観察をしてしまいます。 そんな時、よく出会うのがヒバカリです。 ヒバカリは、カエルやオタマジャクシ、そして魚をエサとしています。   ところでヘビはどうやって魚を捕まえるのか見てみたくありませんか? 一言で言うと、めちゃくちゃです。 ターゲットを見つけると、「下手な鉄砲数うちゃ当たる」、そんなかんじです。 では、連続写真でどうぞ。   ① 右前方にエサ発見!   ② えいっ!   ③ とりゃ~!こんな攻防がしばらく続きます。   ④ そして、ゲットーーー!!    ⑤ 食べる向きは決まって頭から。   ⑥ 飲み込んだ後は、胃まで流し込み   こんな感じです。ヒバカリでした。         Tweet

コツメカワウソに新しい仲間が加わりました
  • アクア・トトの生き物

コツメカワウソに新しい仲間が加わりました

  みなさま、こんにちは。 今日はとてもうれしいニュースです。   7月11日、コツメカワウソに新しい仲間が加わりました。 名前は「ライ」」と名付けました。 ライはチェコのプラハ動物園出身で、 昨年の8月に生まれたオスです。 まだ1歳になってない子どもですが、見てびっくり。 骨太ででかい! のっしのっしと歩きます。   来て3日間はさすがに、新しい環境に慣れず、ちぢこまっていました。   布団代わりのドンゴロスをそっとめくると、↑こんなかんじで上目づかいに見つめてきました。 4日目からは、少しずつ周囲をうかがいながら動き回るようになりました。 でも、急に人が入室すると、びっくりしたようで、  ドンゴロスに逃げ帰って↑こんなかんじ。 「頭かくして尻かくさず」でした。   無事に、エナとのお見合いがうまくいき、2頭仲良くすごしています。 ぜひぜひ、会いに来てください。 でも、どれがライだか、みなさんにはわからないかも…。   ちなみに、今までバックヤードで飼育していたレンゲですが、 ライの仲間入りと同時に、よその水族館にお嫁入りしました。 少しさびしいですが、めでたしめでたしです。     Tweet

動物奮闘記 ~新星トレーナー現る~
  • アクア・トトの生き物

動物奮闘記 ~新星トレーナー現る~

みなさま、こんにちは。 動物班の尾崎です。 早いもので私が動物班に移動になってからもうすぐ1年。 いろんなことがありました。ほんとにもう…。   そしてついに!私にも後輩ができ、ただいまアシカショーデビューにむけて特訓しております! いや~昔の私を見ているよう…。と思ったら、あれ??   堂々としたものですね。 私ははじめ、マリンが怖くてしかたがなかったのですが、平気みたいです。 すばらしい!!   でも、まだまだ練習は必要です!! 早く一人前になれるよう、特訓あるのみだ!! 頑張れ!!!!           Tweet

みんなの願いを・・・
  • イベント

みんなの願いを・・・

10日(日)まで館内で開催していた七夕イベント、「カメ短冊に願いを込めて・・・」では、 本当にたくさんの方に願いごとを書いていただきました。 叶えたい将来の夢や、家族の健康、東北地方の復興など、 短冊ひとつひとつに「みなさんの思いがこもっているなぁ・・・」と感じていました。   さて、イベントも終了し、あの短冊は一体どうなったのかというと・・・。 わたしが責任持って、水族館の近くの神社に奉納してきましたよ。     みなさんの願いが叶うといいですね(u_u)           Tweet

カメとサンショウウオのための池
  • 研究・調査

カメとサンショウウオのための池

特別企画展「カメペディア」は、7月16日から世界編が始まります。 日本のカメに加えて、世界のカメがいよいよ展示に・・・。 そして、それだけではなくて、他にもカメにまつわるコーナーを設けたりする予定です。   その展示資料をお借りしに、岐阜大学に行ってきました。 無事、資料をお借りした後、大学構内にあるとある施設をのぞいてきたのでご報告。 その施設の名称は「在来水生生物保全池」! そう、カメペディア内でも取り上げている、 ニホンイシガメとカスミサンショウウオの域外保全施設です。 施設に入ると、すさまじい勢いでカメたちが水中に逃げ込む音が聞こえますが、全てミシシッピアカミミガメです・・・。警戒して私を見てますね・・・。(研究用に飼育されています。) こちらは、クサガメたち。 ここにいる個体は、岐阜大学構内、および周辺で捕獲されたカメたちなのですが、 ミシシッピアカミミガメだらけです。 (施設の横を流れる水路をみると、捕獲できていないカメが日光浴していましたが、やはりアカミミガメ)   調査の結果からこの地域では、 肝心のニホンイシガメはもうわずかしかいないことが、わかってきました。 ニホンイシガメがおそらく昔はそうであったように、 たくさんの個体が再び見られるよう、この施設が担う役割はとても重要です。 当館もできるかぎりご協力していきたいと思います。   もちろん、カスミサンショウウオゾーンものぞいてきました。 いましたよ、そろそろ上陸間近な幼生が。 この個体は岐阜市のカスミサンショウウオで、先日放流されました。 ニホンイシガメとともにこの施設で保護されます。 非常に良い環境ですので、3~4年後にはこの個体達の卵のうを見ることができると思います。 出入り口の掲示板で、当館の宣伝をしてくれていました。ありがとうございますー!   さて、この「在来水生生物保全池」の詳しい情報や、池が出来るまでの様子など、 岐阜大学応用生物科学部生産環境科学課程応用動物科学コースのHPで 見ることができます。ぜひ、一度ご覧ください。   http://www1.gifu-u.ac.jp/~zoology/index.html (HP内でも当館をめちゃめちゃ紹介してくれています。恐縮です)         Tweet  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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