おもしろ飼育コラム

繁殖シーズン到来♪
  • 研究・調査

繁殖シーズン到来♪

いよいよゴールデンウィークも始まり、各イベントで大忙しの日々・・・ 時を同じくして、日本産淡水魚たちの繁殖シーズンの到来です。 ちょっと前にサンショウウオ(アベ、クロ、ホクリク)やヒキガエル(アズマ、ナガレ)など両生類の産卵をご紹介しましたが、 いやいや魚類だってお盛んですのよ(と密かにライバル視しているワタシ・・・) 特に日本産の淡水魚は、四季の変化に敏感で、この時期、水が温み、日長が長くなってくると繁殖期を迎える種が多くいます。   まるで理科の実験室みたいに、整然と並ぶビーカーの中には、 人工授精によって得られたスイゲンゼニタナゴやアブラボテの受精卵や仔魚たちが、うやうやとおります。   稚魚期となったスイゲンゼニタナゴです。 このほかにも、ウシモツゴやデメモロコなんかも現在育成中です。   これがウシモツゴの仔魚です。 デメモロコの仔魚は、あまりに小さくて写真撮れませんでした・・・(泣)   こんな仔稚魚育成用の水槽が、バックヤードにずらりと並ぶのもこの時期ならでは。 バックヤードツアーのコースにも含まれていますから、ぜひ見てみてくださいませ!     さ、今日の産卵チェックしてこよっと♪   Tweet

動物奮闘記~マリンとの練習その2~
  • アクア・トトの生き物

動物奮闘記~マリンとの練習その2~

みなさま、こんにちは。   動物班の尾崎です。   その1の続きです。 新たな難関…それは立ち稽古です。 アシカショーの内容を新しくするにあたり、トレーナーのみの立ち稽古を行います。 毎日仕事が終わってから、2,3人の前で台本片手に行うのですが、 これが恥ずかしくて、恥ずかしくてたまりません!!!   「照れずにやろうね。」って言われても恥ずかしい…!! 先輩方も恥ずかしいそうですが、堂々とやれるのは流石だな~と思いました。 やっと立ち稽古も慣れてきて、セリフも覚えてきたころ… ついにマリンと一緒に練習する時がやってきました!!   次回、涙の練習です。 写真はステージでの練習風景です。   Tweet

ショップ通信 第2号
  • お知らせ

ショップ通信 第2号

みなさまこんにちは。 水族館ショップ「フィッシュタンク」の横山です。 あと1週間ほどで、ゴールデンウィークに突入しますね。 みなさま、行楽の予定はお決まりですか? 今年のゴールデンウィークも、 水族館ではさまざまな特別イベントを用意して、 ご来館をお待ちしています。 そこでショップでも、 4月29日(金)より、期待の新商品を販売開始します。 その新商品はこちらです。     ジャーン!   カピバラをモチーフにした現在大人気のキャラクター、 「カピバラさん」とアクア・トトぎふがコラボレーションした、 限定ご当地商品です。     その名も「アクアッとと~んサツキマス・アユ」。         可愛らしいネーミングですよね? マスコットデザインは、サツキマスの上にカピバラさんが乗っており、 そのまた上にアユが乗っています。 3匹とも仲良く、のほほーんな感じがとっても素敵です。 そんな癒しと和みの新商品。 アクア・トトぎふのみの限定販売です。 水族館での楽しい思い出のひとつとしていかがですか?   Tweet

コリドラス展だより NO.4
  • アマゾンの生き物
  • 企画展・特別展示

コリドラス展だより NO.4

みなさんお久しぶりです! 飼育スタッフ国崎です。 今回のコリドラスの紹介は・・・ コリドラス・コンコロールです。    独特な色彩が印象的なコリドラスです。 紫というか、緑というか、茶色というか・・・ こんな色彩のコリドラスは他にはいません。 なんとも渋いコリドラスですね。 今回の紹介で2種類目・・・ 30種紹介できるのでしょうか?

春を感じながら・・・
  • イベント

春を感じながら・・・

アクア・スクール「自然の中でいろんな遊びをしよう」を実施しました。 それは4月10日のこと。 ポカポカ陽気の中、草花や昆虫、鳥など生き物を探して、触って春を感じました。 生き物を観察している時のみなさんの目はとても真剣、次々と新しい発見をしました。 その目はキラキラと輝いていましたよ。 遊びの中では、みるみるうちに上達し、草笛名人になった参加者もいましたよ。 では、参加者の声を少しだけご紹介します。   「シャボン玉がおもしろかった!」 「石投げがおもしろかった!」 「知らないことがたくさんあった!」 などなど・・・。   アクア・スクールでは、小学4年生~6年生を対象としたアクア・スクール「川原で自然遊び」、 年中・年長を対象としたプレ アクア・スクール「かわらあそび」など、 対象年齢に合わせたプログラムを用意しています。 あの草は何だ?あの生き物は何だ?こんな遊びがあるの?あれは食べられるの? などなど、そこにはきっと新しい発見があるはず!! ぜひみなさんも参加してみてください。

アベサンショウウオの卵のう展示開始
  • 日本の両生類

アベサンショウウオの卵のう展示開始

アベサンショウウオが、3月19日に産卵しました。 アベサンショウウオの繁殖期は11~12月頃です。 はっきりいって時期外れ。 オスは水中でメスを待っていましたし、メスも卵を持っているようでしたので、 いまかいまかと待ち焦がれること数カ月。 もう、10回ぐらいあきらめては、「いや、まだまだ」と思いなおす日々・・・。 発見したときは、思わずケージのフタを閉めて、自問自答してまいました。 「今、卵のうあったよね」「あった」「今、何月?」「3月」「・・・」「・・・」 もう一度そっとのぞくと、あるやん!やっぱりあるやん!   しかし、ここでうかれて小躍りしてしまうようなことはしません。 受精しているかわかりませんからね。 カスミサンショウウオにことごとく未受精卵を産ませてしまった前科者の私です。 同僚には「産んでたけど、時期も時期だし、ダメやと思うよ」などと、 ホントは期待で胸いっぱいにも関わらず、思ってもいないことを口にしてしまったものです。   その後、ようやく発生を確認できて、展示に至りました。 ちなみに、アベサンショウウオは、環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠA類のカテゴリーで、 日本の両生類で唯一、国内希少野生動植物種に指定されており厳重に保護されています。 アベサンショウウオの飼育下繁殖は今回がおそらく2例目です。 (飼育下で産卵した卵のうの展示は、初でしょう。)   サンショウウオの仲間は、ほぼ全ての種が絶滅危惧種に指定されています。 展示を通じて、そのような現状について知ってもらえたらと思います。 

コリドラス展だより NO.3
  • 企画展・特別展示

コリドラス展だより NO.3

    みなさんこんにちは!飼育スタッフ国崎です。 今回からコリドラスを1種類づつ紹介していきます。 トップバッターは、コリドラス・メタエ コロンビアのメタ川水系を中心に分布していることから このような学名が付けられました。 体高が高いコリドラスで アイバンドと背鰭から尾鰭にかけての黒いラインが特徴的です。 全長は2㎝ほど、チョコチョコ泳ぐ姿がとてもかわいらしいですね! 見に来てね!

動物奮闘記 ~マリンとの練習その1~
  • アクア・トトの生き物

動物奮闘記 ~マリンとの練習その1~

みなさまこんにちは。 動物班の尾崎です。 以前報告させていただいた様に、無事アシカショーデビューを果たす事ができました。 しかし、練習を始めてからデビューまでの約1カ月半…いろんなことがありました。   そもそも私はアシカが苦手でした。 もちろん『かわいいなぁ~』とは思いますが、それよりあの鋭い歯が怖かったのです。 そのため私の練習は、アシカへの恐怖心をなくすことから始まりました。   アクア・トトではショーに出ているアシカ(名前はマリンです)の他にミントという個体がいます。 ミントはデビュー前なので、すぐに恐怖心はなくなったのですが、 マリンはプログラム通りに動いてくれるまで時間がかかりました(私が未熟だから?)。 私が『もう怖くない!』と思って練習していても、 周りで見ている先輩からは「ビビりすぎ」と言われてしまい、 なかなかうまくいきませんでした。   しだいにマリンに慣れてくると、次はサインを覚えなくてはいけません。 そして次はそのサインを出すタイミングがなかなか掴めませんでした。 私はマリンの様子をうかがい、マリンは私のサインを待つ… お互いに『次どうするのよ』といった感じで固まってしまうこともありました。   それでもやっと、次のショーで使用するサインを覚え、マリンも反応するようになってきたころ…。 新たな難関が私を待っていました。 その難関とは!?   ・・・その2へ続く。   写真はマリンと練習する私。左ピースのサインでマリンは笑います。

コリドラス展だより NO.2
  • 企画展・特別展示

コリドラス展だより NO.2

みなさんこんにちは、飼育スタッフ国崎です。 特別企画展「アマゾンの扉をひらく~小さなナマズコリドラスを探して~」 この日は日曜日、たくさんのお客様に見ていただきました。 (実際にアマゾンに行ってコリドラスをつかまえたんだ!すごいな!) (コリドラスってかわいいね!) という声が多かったです。 自分のお気に入りのコリドラスを見つける人も多くいました。 次回から、展示しているコリドラス30種を1種ずつ紹介していきます! 

ハルキタル・・・
  • アクア・トトの生き物

ハルキタル・・・

三寒四温。 日ごとに春の訪れを感じる今日この頃です。 館内でも、冬から春への移り変わりを目にすることができます。   新しい芽を出すもの・・・   花を咲かせるもの・・・ 春の訪れは、誰もが(花粉症の方はごめんなさい)朗らかな気分になることでしょう。   日本には、春夏秋冬があります。 この四季による環境の変化は、 日本にもともとすむ野生生物(植物も含む)にとって、 なくてはならないものです。 しかし、近年の異常気象・・・。 四季の変化を必要とする日本の自然生態系にとって、 未来は決して明るいものではないように感じます。 いつまでも四季を感じる自然に囲まれていたいと願うばかりです。

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本日の開館時間

9:30-19:00

最終入館 18:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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