ワラゴ・ミクロポゴンの歯
                                    先日、メコン川エリアの水槽で展示していたワラゴ・ミクロポゴンが残念ながら死亡しました。
いつものように担当スタッフと獣医師が体長などの測定と、解剖をして病気の有無などを調べたあと、体験学習班スタッフに魚体が引き渡されました。
貴重なサンプルですので、耳石や歯を調べ、標本にすることにしました。
 
これがワラゴ・ミクロポゴンの上あごの歯です。
鋭い歯がたくさん密集していて、おろし金のようですね。ワラゴ・ミクロポゴンは魚食性で、大きな口で他の魚をバクリと食べるのですが、歯はすべて喉の方向に曲がっていて、くわえた獲物を逃がさない作りになっています。
 
いかにも痛そうな歯なので、おそるおそる触ってみたところ・・・あれ、意外と弾力があります。歯の向きにそってなでると、ゴムのような手触りです。
居合わせた他のスタッフにも触ってもらったところ、
「犬用のブラシみたい」とのこと。
 
これなら噛まれても大丈夫?と歯を逆なでしてみると、痛い痛い!!鋭い歯の先がガリガリとひっかかって結構痛いです。魚食性の魚の歯を甘く見てはいけませんでした。
 
 
生きている間は、なかなか歯を見ることはできませんが、こうして調べてみると意外な発見がたくさんあります。
またおもしろい観察ができましたら、このブログで皆様にもお伝えしますね。
 
 
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