おもしろ飼育コラム

カピバラのトレーニング~健康チェック編~
  • カピバラ

カピバラのトレーニング~健康チェック編~

こんにちは。   最近は少し気温も下がり、朝や夜は過ごしやすくなってきましたね。 私は、寒暖差に弱いので、体調をくずさないよう気を付けて過ごしています。     そして、自分だけではなく、動物の健康管理にも気を付けています。 そこで、今日は、カピバラの健康管理についてお話しします。 約3年前より、私はカピバラ「ラーゴ」のトレーニングを行っています。 上の写真がラーゴです。     始めたきっかけは、 健康チェックをスムーズに行うため、 また、水中でのカピバラの様子をお客様に見ていただくためです。   まずは、使っている道具を紹介します。 これは、「クリッカー」と言って、オッケーの合図として使います。   例えば、ラーゴにクルクル回転してほしい時、私が出したサインに反応して、ラーゴが回転してくれたら「合ってるよ」という合図として、クリッカーを鳴らします。   そうすることで、コミュニケーションをとっています。     動画もありますので、いつクリッカーを鳴らしているのかもぜひ注目してみてくださいね。   では・・・ いざ!トレーニング開始! カピバラの飼育スペースに入り、「ラーゴ~~~!」と呼ぶと・・・ 私の足元までやってきて、自らおすわり。 トレーニングを始めるときは必ずこの状態から始めます。     そして健康チェックです。 まずは、「お手」、「おかわり」で前あしに傷がないか確認します。     次に、 寝転がってもらい、お腹に傷がないかを確認します。   ここまでを動画で撮影しましたので、ご覧ください!       次は口内のチェックです。塩ビパイプを曲げた物を用意し、口元にさしだすと くわえた状態で、止まってくれます。 この間に歯がのびすぎていないか、ケガをしていないかなどを確認します。         さて、口内チェックまで終わったら、水場へ移動します。   水場へ行くと、おしっことウンチをします。 これも、水場でするようトレーニングしたことにより、できるようになりました。   おしっことウンチは、体の中のことを調べる検査をするときに採取します。 普段、検査はしていませんが、いつでも検査できるように、日々訓練です。   おしっことウンチが終わると動画のように、私のいる場所に戻ってきます。 戻ってきたら今度は寝転がらせて肛門に体温計をさし、体温測定を行います。   ちなみに、ラーゴの体温は36.3~36.8℃ほどです。     ここまでが、普段行っている健康チェックです。 この他に、月に2回程度体重測定もしています。 前あし、口内、排せつ物、体温、体重どれもトレーニングにより検査がスムーズにできるようになったものです。   この中で、特に一番トレーニングに苦労したのが、 「寝転がる」です。   お腹を見せるということは、動物にとっては弱点を見せるようなもので、ラーゴもなかなかお腹を見せてくれませんでした。     そのため段階を踏んでトレーニングを行いました。 まずは、ふせができるようにトレーニングしました。そして、ふせの状態から体を反転させていき、とうとう寝転がれるようになりました。これには1か月半かかりましたが、今ではサインを出すとすぐに寝転がりじっとしてくれます。   おかげで体温測定だけでなく、必要なときに塗り薬を塗ったりすることもスムーズに行えるようになりました。   現在は、健康管理のさらなる向上を目指し、採血のトレーニングを行っています。   今度は、健康チェック以外の陸上トレーニングや水中トレーニングについても書いていこうと思いますので、楽しみにしていてくださいね。     Tweet

企画展 もっと知りたいウーパールーパー
  • 企画展・特別展示

企画展 もっと知りたいウーパールーパー

さて、好評開催中の企画展「もっと知りたいウーパールーパー」はご覧になりましたか?     この企画展では多くの方がイメージするであろうリューシスティック個体はもちろん、いろいろな色の個体やウーパールーパーの近縁種など、見どころたくさんの展示になっているかと思います。   「ウーパールーパーってこんなかわいいのか!」 そう思うこと間違いありません。         その企画展からお気に入りの生き物を紹介したいと思います。   「アンダーソンサラマンダー」です。   水槽をのぞき込むとよくこちらをみてくれます。   アンダーソンサラマンダーもウーパールーパー同様、繁殖できる成体になっても見た目は幼生という「幼形成熟」する種です。     見た目もウーパールーパーに似ていますが、水かきがあるのが特徴です。       このアンダーソンサラマンダーはメキシコのサカプ湖周辺の小川と運河でしか発見されていないようです。   しかし、生息地の汚染や食料として大量に捕獲されたことで数が減っています。     皆さまもぜひお気に入りの1種類を見つけてみてくださいね。     Tweet

ヤモリの指のひみつ②
  • 爬虫類

ヤモリの指のひみつ②

こんにちは   前回ヤモリの指のひみつ①で「ヤモリが壁などにくっつく方法」を紹介しました。 前回の投稿はこちらです。   天井やガラスなどに、しっかりとくっつくことができるヤモリ。 では、今回は「なぜくっついたまま素早く移動できるのか?」についてお話します。     まず、最初に紹介したいのがヤモリの吸着力についてです。 体重約50gのトッケイヤモリが自らの体を支えるだけなら全ての毛のたった0.04%で十分です。   もし、全ての毛が同時に壁面に接触した場合、約120kgのものを支えられる吸着力があるという計算になります。   我が家の壁にいたニホンヤモリ 片足だけでくっついていました。 実は、この写真のヤモリですが、すでに死んでいました。死んでもくっつくことができるというのはすごいですね。     ヤモリの吸着力が分かったところで最初の疑問に戻ります。 まずは映像を見てください。   指の動きはどうでしたか? ゆっくり動いてくれたので分かりやすかったですね。 指が壁から離れる瞬間にゆでダコの足のようにクルンと指を外側方向にまげているのがわかりますよね。 このように指の角度を変えることで壁から離れることができるのです。     毛先の動きと吸着力の関係がわかる実験があるので紹介します。 毛先の代わりに付箋(ポストイット)を用います。 まずは、付箋を机やガラスなどにツルツルした物の表面に張り付けます。 毛先が壁面にくっついているイメージです。 上の写真のように斜め横から(30度くらい)で付箋を引っ張ります。   次に真上(90度)に付箋を引っ張ります。   どちらが弱い力ではがすことができるのでしょうか? 答えは②です。 接着力は30度で最大になり、90度では最小になるので、②のように真上に引っ張った時の方が簡単にはがすことができます。   つまり、ヤモリは指を動かして毛先の角度を変えることでくっつく力を調整しているのです。 これを瞬時に行うことでヤモリは、壁でも天井でもガラス面でも素早く移動することができるわけです。 それでは   【参考】 サイエンスチャンネルhttps://www.youtube.com/watch?v=Y8HRvOdiFh8 独立行政法人 物質・材料研究機構 細田奈麻絵理学博士     Tweet

悪戦苦闘中です…。
  • アクア・トトの生き物

悪戦苦闘中です…。

みなさま!こんにちは!   じゃん!   こちらの赤い卵は、以前にも先輩が紹介していたので、もしかしたら覚えていらっしゃる方がいるかもしれません。     2F「タンガニーカ湖の魚」水槽で展示しているランプリクティス・タンガニカヌスという魚の卵です。   水槽内で展示しているランプリクティス・タンガニカヌスは、すべてバックヤードで産まれた個体です。     現在は、先輩から受け継いで、私がランプリクティス・タンガニカヌスの繁殖担当なのですが、なかなか先輩のように丈夫な個体を多く繁殖させることができず、悪戦苦闘をしています。 やっと最近になって、産んでくれる卵の数も増えてきたので、少しは安定してきたように思いますが…。   現在は展示数がちょっと少なめで、少し寂しいですが、水槽の上の方をランプリクティス・タンガニカヌスでいっぱいにできるくらい増やすことが目標です。   時間はかかるかと思いますが、みなさま、それまでどうか温かい目で見守ってください。     Tweet

高校生とおばけカボチャを収穫
  • お知らせ

高校生とおばけカボチャを収穫

今回の飼育コラムは、企画広報チームスタッフからのお知らせです。   先日、岐阜県立岐阜農林高等学校にある畑に出掛けてきました。   例年当館では、ハロウィンのイベントとしてカピバラにおばけカボチャのプレゼントを行っています。   このおばけカボチャの入手先を探していたところ、岐阜農林高等学校で栽培されていることを知り、ご相談させていただいた結果、園芸科学科野菜専攻3年生の皆さんがカピバラ用にカボチャを栽培してくださることになりました。       ・・・この相談をさせていただいたのが今年の春先。 その後、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、学校も一時休校に、当館も臨時休館となりました。   そんな中、担当の先生がカボチャの種をまき、芽が出た苗を畑に植えてくれていたのです。 その話を聞いた時、まるで昔話に出てくるような種まきの好々爺を想像してしまいましたよ。ちなみに、先生はもっとお若い方です。すみません。   さて、学校が再開した後は、生徒の皆さんが世話を続けてくださり、こんなに立派なカボチャができあがりました!   当館スタッフもお伺いし、生徒の皆さんと収穫です。 大きくて、滑りやすくて、そして重い。 必死に抱きかかえるようにして運びます。     重たそうな様子、伝わりますでしょうか。   収穫したカボチャは「ハロウィーンカボチャ」と呼ばれる少し小ぶりなカボチャと、抱きかかえるような大きさの「アトランチックジャイアント」の2種類です。計量した一番大きなカボチャの重さは39kg、収穫は全部で約40個もありました。       今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、カピバラへのおばけカボチャのプレゼントは、イベントとしての実施は控えさせていただきます。   しかし、せっかく作っていただいたカボチャです。 10月中旬頃、栽培を担当された生徒さんと当館スタッフでジャックオーランタン風にカボチャを加工し、牧草やリンゴなどを詰めてカピバラへプレゼントを行う予定で計画を進めています。   事前の告知は行いませんが、プレゼントの様子は後日当館SNSなどで紹介しますので、お楽しみに!     Tweet

ヤモリの指のひみつ①
  • アクア・トトの生き物
  • 爬虫類

ヤモリの指のひみつ①

こんにちは 最近、今年生まれのニホンヤモリを家や水族館で見かけるようになりました。 これは当館の中庭にある「清流ふれあいプール」の横の木で見つけたニホンヤモリです。まだ体は小さくかわいらしい個体でした。   ヤモリが家の壁やツルツルしたガラスにくっつきながら素早く動いている姿を見たことがありませんか? よく考えてみると不思議ですよね。 ということで、「ヤモリがどうして壁やガラスにくっつくことができるのか?」について話をしたいと思います。       実はこの原稿を書くきっかけにはこんなエピソードがありまして…。   当館では博物館実習で毎年大学生を受け入れており、博物館や水族館の役割について学んでもらうために様々な業務に携わってもらっています。 実習の中には解説パネルや標本を使って生き物の解説をするという課題があり、今年受け入れた学生の一人が「ヤモリの指」をテーマにし、解説パネルを作成しました。 実習生同士での課題発表はできましたが、今年は新型コロナウイルス感染防止対策のため水槽前でのお客様への解説が中止となり、ヤモリの指の秘密をみなさまにお伝えすることができませんでした。   実習生に助言をするために私も一緒になって調べると、ヤモリの指って知れば知るほど面白く、その微細な構造に魅了されてしまいました。 こんなことがあり、「ヤモリの指」のことを少しでも多くの人に知ってほしいと思ったわけです。     みなさまの身近には ヤモリ以外にも、いろんなところにくっついている生き物がいますよね。 生き物たちは爪や吸盤、粘液などを利用してこのようにくっつくことができ、その方法は生き物によって異なります。     しかし、ヤモリは爪でも吸盤でも粘液でもない別の方法でくっつきます。 その方法とは「ファンデルワールス力を使う」です。 それを可能にしているのは、ヤモリの指の裏にある「微細な毛」です。 ファンデルワールス力??? 毛??? 全く意味がわかりませんよね。   まずは指の裏の「微細な毛」について説明します。 ヤモリの指の裏には「趾下薄板(しかはくばん)」という器官があります。 その趾下薄板の表面には、マイクロメートル(1000分の1mm)サイズの太い毛が生えています。 白い帯状に見えるものが趾下薄板の表面に生えている毛の集合部です。 拡大すると毛が密集して生えているのがよくわかります。 横からみると毛が並んで生えているのがわかります。 さらにこれらの太い毛の先は、ナノメートル(1000000分の1mm)サイズの細い毛に枝分かれしています。   例えば当館で展示しているトッケイヤモリでは、1本のあしに太い毛が約50万本、さらにそこから枝分かれした細い毛が100~1000本あり、1匹のトッケイヤモリには約10億本の細い毛があることが知られています。 そして細い毛の先は、ヘラ状(スプーンのような楕円状の形)になっていて壁などの凸凹面に接しやすい形になっています。   次に「ファンデルワールス力」。 「ファンデルワールス力」は、分子間力の一種で、分子と分子の間に働く引力のことです。 この力は、どんなものでも2つの物体の距離が2ナノメートル以内になると働きます。 つまり、 ヤモリの指の裏には、ナノメートルサイズの細い毛がすごくたくさん生えていて、その毛先が壁の表面の凹凸と接することでファンデルワールス力が生じ、その力を使ってくっつくことができるのです。 ヤモリは、分子レベルで壁や窓ガラスにくっつくことができる驚異の能力を持った生き物なんですよ。   つづく     【参考】 サイエンスチャンネルhttps://www.youtube.com/watch?v=Y8HRvOdiFh8 独立行政法人 物質・材料研究機構 細田奈麻絵理学博士 ヤモリの指 P128~ 夢ナビ 東京大学教育学部 統合自然科学科 平岡秀一教授 https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g005003 Adhesive force of a single gecko foot-hair Kellar Autumn∗, Yiching Liang†, S. Tonia Hsieh‡, Wolfgang Zesch§, Wai Pang Chan‡, Thomas Kenny†, Ronald Fearing§ & Robert J. Full‡     Tweet

アトゥーが好き
  • アクア・トトの生き物

アトゥーが好き

こんにちは。 2か月前ぐらいに展示を再開したワラゴ・アトゥー。   同じ水槽にはもっとでっかいナマズの仲間が何種かいるので、 噛みつかれたりするのではなかろうか…と少し心配していたのですが、 そんな心配をよそに、流木の下にデーンと陣取って 威風堂々のワラゴ・アトゥーです。     なぜか私はワラゴ・アトゥーが好きなんです。 なんでなのかなぁ? なにかいつも言いたげな顔をしているような気がするのです。   ワラゴ・アトゥーがびしっとかっこよく写った写真を撮りたいなと思い、 カメラを携えて水槽内に潜水したところ、 意外なことにカメラに興味があるらしく、 カメラの前を2mぐらいの円を描きながらぐるぐるぐるぐる… 好奇心旺盛なんですかね? おかげでカメラ目線の写真が撮れました。         意外といえば、もうひとつ。 このワラゴ・アトゥー、ジャンプ力けっこうすごいんです。 展示水槽に移すときにも、捕獲時に大ジャンプで1度逃げられましたから。     当館のメコン川エリアの水槽には、 メコンオオナマズ!パールム!ワラゴ・ミクロポゴン! と、どーん!どーん!どーん!とでっかいナマズたちがわらわらしています。     そのなかでワラゴ・アトゥーは小ぶりで目立ちませんが、 長いひげとシュっとした体形、そして何かを言いたげな表情…。     大きさでは先述のナマズたちにかないませんが、 個人的にはNo.1の美ナマズだと思っています。   とにかく抜群に気になる存在。 どなたか共感してくださる方がいるといいなぁ。   Tweet

予備水槽架台の補修
  • バックヤード

予備水槽架台の補修

水族館には、皆さまにご覧いただいている展示水槽以外にも、バックヤードにたくさんの予備水槽があります。   予備水槽は展示生物の予備個体を飼育したり、病気になった生き物を治療したり、生き物を繁殖させたりする目的で使用しており、おもに魚類用の予備水槽は約220個あります。   予備水槽は水族館のオープン前に飼育スタッフが組み立てたもので、すでに15年以上が経過しています。   予備水槽の下には合板を敷いているのですが、最近この合板が絶えず水でにじんでいて腐りかけている状態でした。 そこで水槽をどけて確認してみると、原因は循環水の跳ね返りによるものだとわかりました。 黒い部分は水がしみ込んで、腐った部分です。   補修作業としては、合板の交換と循環水の跳ね返り対策を行います。   まず、新しい合板を架台の大きさに切り、水槽のオーバーフロー配管部分に穴をあけて、架台に取り付けます。 今回の補修では普通の合板から、塗装コンパネといわれる合板の片面に塗装が施してある耐久性の高いものに変えました。 また、循環水の跳ね返りを防ぐために、新たに跳ね返り防止板を取り付けました。   最後にきれいに洗った水槽を元に戻して、補修作業は完了しました。 あとは水槽に水を入れて、ろ過循環を復旧して予備水槽の再始動です。 これで予備水槽はしばらく心配はないと思います。   Tweet

初めてのテーマ水槽を通じて
  • イベント

初めてのテーマ水槽を通じて

こんにちは。平出です。 今回は、開催中のテーマ水槽「月がスッポン!? トトの水中お月見」についてです。   昨年は先輩と一緒に、クリスマスを題材にしたテーマ水槽を担当しました。 その時に先輩から、企画や展示する生き物の選出、生き物の管理の仕方など、テーマ水槽を運営する上で必要なことを教わりながら、作業をしました。   そして今回は、私が1人で担当することになりました。   テーマは企画広報チームと相談して、「お月見」に決めました。   甲がまん丸で全身が月のようにきれいな黄色をしているので、スッポンのアルビノ個体を月に見立てることにしました。   水槽に収容してみると、底の方で動かないでいるかなと思いましたが、元気に泳いだり、時々、プラティをじっと見たり、色んな姿を見せています。 黄色に輝くスッポンは、本当に夜空に輝く満月のようで、存在感もあり、良き主役になってくれています。   スッポンの他にも、イエローサンセットムーンという、月に関連する品種名をもつプラティも展示しました。   プラティがひらひら泳ぐ姿は可愛らしく、色もオレンジと黄色で水槽内がパッと明るくなり、良い感じになりました。   また、水槽内の装飾には団子やススキを飾り、お月見の雰囲気も表現できたと思います。 今回のテーマ水槽は、1人での担当でしたが、作業を進めていく中でわからないこともあり、都度先輩に相談しながら準備をしました。   入社2年目。まだまだ、未熟だと実感しながらの設営ではありましたが、納得のいく仕上がりになりました。   テーマ水槽のみならず、今後もひとつひとつ出来ることを増やし、飼育スタッフとして成長できればと思います。   Tweet

メンテナンス
  • アクア・トトの生き物

メンテナンス

  当館で飼育している「コサギ」と「カルガモ」が、なにやらもぞもぞと。。。       普段からよく目にする光景ですが、何をしているのかというと羽毛のメンテナンスをしています。   尾羽の付け根付近にある「尾脂腺」から分泌される脂をくちばしにとって羽毛に塗りつけたり、羽毛の形を整えたり、汚れなどを取り除いたりしています。   鳥類の特徴の一つである羽毛には、体温の保持や空を飛ぶため、また、水鳥では水面に浮くための重要な役割があり、羽毛の状態を良好に保つために羽づくろいを行います。   このほか、水浴びや砂浴びなどの行動も羽毛の手入れの一つです。   鳥類にとって、羽毛のメンテナンスはなくてはならない行動なのです。     Tweet

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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