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おもしろ飼育日記

アクア・トトの生物の日記

"ハサミ"がなくても

堀江(真) 2017.02.04(土)

こんにちは。毎日寒すぎますね。

今日は個人的にちょっと心が温まった出来事を紹介します。

 

2カ月ぐらい前だったでしょうか。

展示水槽にいるアシハラガニにエサをあげようと、

石をめくって探していた時のことです。

 

「ん?なにか違和感…」

 

2017.2.3-1.jpg

 

 

なんと大事なハサミあしが、すっかりないではないか!!!

きっと仲間に襲われて自切したんだと思います。

あしも1本足りないし、甲には生々しい傷もあります。

 

これではエサをつかむこともできないし、

あれもこれもできなさそうで長くは生きられないんじゃないか。

 

それでも、ためしにエサのコオロギを与えてみたところ、

もがきにもがいた挙句、壁と体の間にコオロギをはさんで、

食べ始めました。

 

こいつはまだ、あきらめてないんだ…。

それならしっかりサポートしてあげよう。

次の脱皮までなんとかしのげば、新しいハサミあしが生えてくるはずです。

 

エサが少しでも食べやすくなるように、

小さな水槽に移し、食べやすそうな水草やアカムシをその中にたくさん入れて、

ときどきピンセットでコオロギや魚肉を与えました。

でも残念なことに、ほとんどエサを食べているのを見ることはありませんでした。

 

ほかのアシハラガニが次から次へと脱皮をしても、

まだ…。

「もうだめかな」と思いかけていたときでした。

 

だっぴしたー!!!

 さて姿はどのように???

 

2017.2.3-2.jpg

 

2017.2.3-3.jpg

 

 

 

おー。

よかった。かっこいいアシハラガニに戻ることができました。

カニの再生能力ってすごいです。底力を感じました。

 

冬、カニたちは非活動シーズンではありますが、

展示槽のアシハラガニは冬でも元気です。

あいかわらず隠れてばっかりですが、また会いに来てくださいね。


衝撃オタマの成長

須田 2016.10.10(月)

前回お伝えした、

外鰓がフッサフサなキオビヤドクガエルのオタマジャクシ。


2016.9.8-9.jpg

 

 

今回は外鰓が吸収され、細長い体になってからの成長をお届けします! 

 

2016.9.8-11.jpg

 

外鰓を吸収しきってしばらくすると、

オタマジャクシは餌を食べ始めるようになりました。

たくさん食べて、どんどんふくよかに…! 

 

2016.10.10-1.jpg

あっという間にぽっちゃり体型です。

はみ出る下腹、貫禄があります。

ちょっとしたチャームポイントですが、尾は波打っています。


後ろ肢が出るころ。体にうっすら黄色い模様がみえてきました!

出たての足もちょこっと黄色がのっていますね!

 

2016.10.10-2.jpg

 

 

2016.10.10-3.jpg

 

前足がポン!と出るころには、帯もだいぶハッキリ!

2016.10.10-4.jpg

 

両足が出ると、尾はどんどん短くなっていきます。

そろそろ陸に上がるかな?と、

陸場を作ったプラケースに移動しました。

 

2016.10.10-5.jpg

 

そして上陸!

 

2016.10.10-6.jpg

 

 

2016.10.10-7.jpg

 

卵を回収して約2か月ほどで、親と同じ姿になりました!

上陸まで観察を続けてみていると、

本当に劇的に体が変わるな…と感心してしまいます。

 

 

小さく跳ねる幼体に、嬉しさもひとしおです!

2016.10.10-8.jpg

 

 


そしておしらせです!

今年生まれのキオビヤドクガエル2匹が

親と同じ水槽に展示デビューしました!

 

2016.10.10-9.jpg

 

よく葉っぱの下に隠れているので、なかなか見られないかもしれませんが、

ぜひ探してみてください!

 

2016.10.10-10.jpg

 

 

1匹はかなり特徴的な模様をしているので、探しやすいかも???


運よく見られた際に、

「あ、あの不思議なオタマジャクシが育ったんだな」、

と思って頂けたらうれしいです♪


それではまた!


 

衝撃の?オタマジャクシ

須田 2016.09.08(木)

7月16日からスタートした企画展「インパクト・アクアリウム」

 

2016.9.8-1.jpg

 

 

刺激的な姿を持つ生き物たちを前に、

怖い…と立ちすくんでしまうこどもたちもチラホラ見かけます。

絶賛開催中のインパクト展には是非足を運んで頂くとして、

今日はバックヤードで見つけたインパクト!な生き物を紹介しましょう!

 

はいドーン!

 

2016.9.8-2.jpg

どうですか、このオタマジャクシ。

なかなかの衝撃的な姿ではないでしょうか。

 

実はこれ、南米に生息する

「キオビヤドクガエル」のオタマジャクシなんです。

 

2016.9.8-3.jpg

アクア・トト ぎふでは、1階のデンキウナギがいる水槽の隣で展示しています。

 

このオタマジャクシとの出会いはというと、

話は少しさかのぼります。

 

4月、展示水槽にてオスがしきりに鳴き始めました。

カエルの声とは想像できないような、美しい鳴き声です。

全身を震わせ、メスに向かって猛アピール!

 

これはもしかして、産卵してくれるかな!?ということで、

展示水槽に忍ばせていた産卵用のケースを確認すると・・・

 

2016.9.8-4.jpg

 

 

卵を生んでくれました!

 

2016.9.8-5.jpg

このプルプル感…まるで水まんじゅうのようです。

この黒い塊のような状態から、卵は目まぐるしく姿を変えていきます。

キオビヤドクガエルは4~5月にかけて定期的に産卵してくれたので、

その成長段階を追って撮影することができました。

 

卵回収から約3日後

 

2016.9.8-6.jpg

黒い塊の上に小さなオタマジャクシの形が現れました。

 

卵回収から約4日後

2016.9.8-7.jpgなにやらオタマジャクシの頭からツノのような突起物が出ています!

2016.9.8-8.jpg突起物はどんどん細長く伸びていき…

 

卵回収から約7日後

 

2016.9.8-9.jpg

 

2016.9.8-10.jpg

始めにご紹介したあの姿に!

オタマジャクシから伸びているこの血管のような部分について調べてみると、

どうやら『外鰓(がいさい)※』だということが分かりました。

※エラのことです!

 

ヤドクガエルの仲間は、

自然下では植物の葉と葉のすきまにできるような

わずかな水たまりで産卵するといわれています。

少ない水の中で、効率的に酸素を得るためのものでしょうか。

なんともカッコイイ姿に感動しました。

 

外鰓ができてしばらくすると、卵膜を破ってふ化しました。

 

この特徴的な外鰓、ここからどのように成長するのだろう!?と観察を続けましたが、

日を追うごとに体にどんどん吸収され、短くなっていきました。

1対あった外鰓は片側にしか見られなくなり

卵回収から12日~14日後に全て吸収されてしまいました。

 

2016.9.8-11.jpgちょっと細長いオタマジャクシですね!

 

 

キオビヤドクガエルの、ほんの少しの期間のみ見られる姿に

インパクトを受けて頂けたでしょうか!?

 

この後、オタマジャクシはどう育つのか!?

黄色い模様はいつ出てきたのか!?

気になる成長については、改めてご紹介させて頂こうと思います。

 

それでは、また!

 



 

父の日には黄色い...

須田 2016.06.13(月)

今週の日曜日、6月19日は父の日!

日本では、父の日のイメージカラーは黄色


ということで、

水族館に入ってすぐ、エントランスのテーマ水槽では

父の日に贈る黄色のさかなと題して、

鮮やかな黄色い体色をもつ魚を展示しています。 

2016.6.13-1.jpg

どうですか、この華やかさ!

水槽の中を彩ってくれている魚たちは4種います。 

2016.6.13-2.jpg

エサをあげている際、お客様に解説をしていると

「名前が呪文みたい」、「全部覚えるには根性がいるね…」

といった感想を頂くことが多く、

みなさまこのカタカナの並びに少し押され気味なご様子。


それぞれ目を引く美しさなのはもちろんですが

個人的にも思い入れのある魚なので、

ぜひこの機会に1種でも覚えて頂けたら嬉しいです!

 

今回はこの水槽から2種、ピックアップしてご紹介させて頂きます。


まずは黄色と青のコントラストが映える

ニンボクロミス・ベネスタス 

2016.6.13-3.jpgアフリカのマラウィ湖に生息するシクリッドのなかまであり、

この体の模様からジラフ(キリン)シクリッドとも呼ばれることがあります。

 

実はこのニンボクロミス・ベネスタス、

 2015年夏の企画展「アフリカ~進化の湖~」でも活躍しました。

 企画展の期間中、

 メス親が口の中で卵を保護する習性を展示槽で見せてくれました。 

2016.6.13-4.JPG↑1匹のメスの口から出てきた稚魚です!(2015年9月撮影)

外に出たてホヤホヤの稚魚は7ミリほど。

 

2016.6.13-5.jpg

既にキリン模様がありますね!

このときの稚魚たち、現在ではだいぶ大きくなりましたよ!

実は今回のテーマ水槽で、親と一緒に泳いでもらっています!

2016.6.13-6.jpg

ひとまわり小さなニンボクロミス・ベネスタスにも注目してくださいね!

 

続いて

ハプロクロミス・ソーヴァジェイ 

2016.6.13-7.jpg

5センチほどの黄色の体に黒いライン。

こちらはアフリカのヴィクトリア湖に生息するシクリッドのなかまです。

ニンボクロミス・ベネスタスと同様に

メスが卵を口の中で保護する習性があります。

 

そんなハプロクロミス・ソーヴァジェイが

昨年繁殖した際の画像を見て頂きましょう! 

 

2016.6.13-8.JPG

 

口の中で育っている稚魚が丸見えです!

口の中から出てくる前に、

稚魚は外の世界が見えているかもしれませんね!

 

今回は2種のご紹介でしたが、

知れば知るほど面白い「黄色い魚たち」。

ぜひ、お父さんを誘って、見に来ていただけたら嬉しいです♪

 

 

 

4月26日から展示を始めた

「実験!エゾサンショウウオの頭でっかち幼生」


※過去のブログはこちらからどうぞ↓

4/29 「エゾサンショウウオの幼生を展示しました!」

 5/9 「頭でっかち化、進んでいます!」

 5/14 「色々な角度から比べてみました」

 

実験水槽の幼生の変態が始まりました!


飼育密度の低い環境、高い環境の幼生のどちらも

外鰓が小さくなり、眼も盛り上がって顔つきが変わってきています!

尾びれの膜もどんどん減ってきました。


飼育密度 

 

2016.5.27-1.jpg

 

飼育密度 

2016.5.27-2.jpg

変態が始まっていない幼生のうち、頭でっかち幼生が現れているかというと…

 

実は、前回から頭の大きさに変化はありませんでした。

むしろ、両者の差が無くなっているような…

2016.5.27-3.jpg

 

一部の幼生で変態が始まった!ということで

無事に成長してくれたことを嬉しく思いますが、

それとともにこの展示の終了のお知らせをしなければなりません。

 

展示期間は531日までです。

まだ見てない!という方はどうぞお早めに…!

 

 

実験結果はというと、 


エゾサンショウウオの幼生は、飼育密度を高くしたことで

実験から2週間ほどでやや、“頭でっかち化”したが、 

1か月ほど経つと

 “頭でっかち化”が途中で止まってしまった 

 

ということになりました。

個人的には去年現れた頭でっかちの幼生を見ているだけに、

もっともっと大きくなってほしかったなー!と感じております…。

私がみなさまにお見せしたかった幼生の参考画像です。

 

2016.5.27-4.jpg

 

 

2016.5.27-6.jpg

うーん、悔しい!

頭でっかち化が顕著に見られなかった原因を考えてみると、

バックヤードの水槽から実験水槽に移動する際、

幼生の前足が出る程度の成長具合の幼生を選んでいたため、

実験開始の時には

頭でっかち化のスイッチが押される期間がすでに過ぎていたのかな…とか、

餌やりの頻度かなぁ…とか、色々な思いが頭をめぐります。

 

環境を操作して、生き物が変化する様を展示することの難しさを

今回の取り組みでよーく感じることができました!

得られた課題を次につなげ、いつかリベンジさせていただきます!

 

短い期間でしたが、エゾサンショウウオの頭でっかち化という

不思議な能力を紹介する展示ができたことを嬉しく思います!

実際に展示を見てくださった方!

ブログから幼生の成長を見守って下さった方!

頑張ってくれたエゾサンショウウオ幼生たち!

本当にありがとうございました!!!

 

2016.5.27-7.jpg

 

 

それではまた!

 

 

 

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