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おもしろ飼育日記

研究・調査の日記

4月26日から展示を始めた

「実験!エゾサンショウウオの頭でっかち幼生」


※過去のブログはこちらからどうぞ↓

4/29 「エゾサンショウウオの幼生を展示しました!」

 5/9 「頭でっかち化、進んでいます!」

 5/14 「色々な角度から比べてみました」

 

実験水槽の幼生の変態が始まりました!


飼育密度の低い環境、高い環境の幼生のどちらも

外鰓が小さくなり、眼も盛り上がって顔つきが変わってきています!

尾びれの膜もどんどん減ってきました。


飼育密度 

 

2016.5.27-1.jpg

 

飼育密度 

2016.5.27-2.jpg

変態が始まっていない幼生のうち、頭でっかち幼生が現れているかというと…

 

実は、前回から頭の大きさに変化はありませんでした。

むしろ、両者の差が無くなっているような…

2016.5.27-3.jpg

 

一部の幼生で変態が始まった!ということで

無事に成長してくれたことを嬉しく思いますが、

それとともにこの展示の終了のお知らせをしなければなりません。

 

展示期間は531日までです。

まだ見てない!という方はどうぞお早めに…!

 

 

実験結果はというと、 


エゾサンショウウオの幼生は、飼育密度を高くしたことで

実験から2週間ほどでやや、“頭でっかち化”したが、 

1か月ほど経つと

 “頭でっかち化”が途中で止まってしまった 

 

ということになりました。

個人的には去年現れた頭でっかちの幼生を見ているだけに、

もっともっと大きくなってほしかったなー!と感じております…。

私がみなさまにお見せしたかった幼生の参考画像です。

 

2016.5.27-4.jpg

 

 

2016.5.27-6.jpg

うーん、悔しい!

頭でっかち化が顕著に見られなかった原因を考えてみると、

バックヤードの水槽から実験水槽に移動する際、

幼生の前足が出る程度の成長具合の幼生を選んでいたため、

実験開始の時には

頭でっかち化のスイッチが押される期間がすでに過ぎていたのかな…とか、

餌やりの頻度かなぁ…とか、色々な思いが頭をめぐります。

 

環境を操作して、生き物が変化する様を展示することの難しさを

今回の取り組みでよーく感じることができました!

得られた課題を次につなげ、いつかリベンジさせていただきます!

 

短い期間でしたが、エゾサンショウウオの頭でっかち化という

不思議な能力を紹介する展示ができたことを嬉しく思います!

実際に展示を見てくださった方!

ブログから幼生の成長を見守って下さった方!

頑張ってくれたエゾサンショウウオ幼生たち!

本当にありがとうございました!!!

 

2016.5.27-7.jpg

 

 

それではまた!

 

 

 

色々な角度から比べてみました

須田 2016.05.14(土)

前回に引き続き、

エゾサンショウウオの実験展示を始めて

約2週間後の幼生の様子をお伝えします!

前回も紹介した、飼育密度の高い環境で現れた、

頭でっかち(になりかけている?)幼生を、色々な角度から見てみました!

飼育密度の低い環境で育った幼生と比較しながら見てみましょう!


まずは全身!

飼育密度低

2016.5.14-1.jpg


飼育密度高

2016.5.14-2.jpg

どちらも前肢、後ろ肢が生えそろいました!

横から見ても大差はないように思えますが、

 正面顔を見ると…

 

2016.5.14-3.jpg

飼育密度が高い幼生の方が、下あごが広く、顔幅が広いです!

 


さらに横顔!! 

2016.5.14-4.jpg

 

飼育密度が高い方の幼生は顔に厚みがあるのがわかります!

↓特にエラぶたの後ろ側が広がるように大きくなっていますね!

2016.5.14-5.jpg

 

 

そして裏側!!

2016.5.14-6.jpg

どちらも眼が透けて見えるほどスケスケです。

裏から見ると、顔幅の違いがわかりやすいですね!


さあ、この調子でどんどん頭が大きくなっていってほしい…!!!

という思いは山々なのですが、

このブログを書いている13日現在、

どうも展示しているエゾサンショウウオ幼生の頭でっかち化が

停滞しているように感じます。


さらにいうと、

展示の実験水槽とは別にバックヤードでも

エゾサンショウウオ幼生を飼育しているのですが、

 その幼生が変態の兆しを見せてきました。

 

もしかすると…

展示水槽のエゾサンショウウオ達も

わずかに頭でっかち化したままで

変態が始まってしまうかもしれません…!

実験がどうなっていくのか、

知っているのはエゾサンショウウオ幼生だけ!

非常にドキドキします!

 

そして大事なお知らせです…

このエゾサンショウウオの幼生の実験展示は、

「幼生が変態するまで」です。

具体的な終了日が決まりましたら改めてお知らせさせて頂きますが、

 

ぜひお早めに!今のうちに!

エゾサンショウウオ幼生に会いに来てください!

一緒に幼生たちの成長を見届けて頂けたら嬉しいです!


それではまた、変化がありましたらご報告します!

 

 

 

頭でっかち化、進んでいます!

須田 2016.05.09(月)

4月26日から展示をスタートした

『実験!エゾサンショウウオの頭でっかち幼生』

この水槽では、たくさん幼生がいる環境で育つ幼生と、

少しの幼生しかいない環境で育つ幼生の成長の違いを比べています。


実験から1週間ほど経って、さっそく幼生の姿に変化が現れてきました。

飼育密度の高い環境では、幼生の体の大きさに差が出始めています。

 

2016.5.6-1.jpg

 

特に体が大きいものを選んで、飼育密度の低い環境の個体と比べてみました。


飼育密度 低

2016.5.6-2.jpg

 

飼育密度高

2016.5.6-3.jpg

横から見ても、体型にまだまだ差はないように思えますが…

同じ個体を上から見てみると、


どーん!

 

2016.5.6-4.jpg

頭でっかち化、着実に進んでいるようです!

頭の形も、なんだか角ばっているみたい。

 

2つの環境の幼生には、それぞれの行動にも差があるようです。

飼育密度が低い環境では、幼生は水面や水底でじっとしていることが多く、

また泳いだとしても他個体にぶつかることは少ないです。


かわって、飼育密度の高い環境では、幼生同士の体が触れるたびにお互いが

ピョンッと動きます。なので、しょっちゅう動き回っている様子が確認できます。


エゾサンショウウオの頭でっかち化は

「体に尾が当たるような振動」が引き金になっておこるといわれていますので、

この幼生同士がぶつかることが重要な刺激になっていそうですね!


これからこの差が広がっていくのでしょうか。

また幼生の姿に変化があったらお伝えしていこうと思います!

2016.5.6-5.jpg

それではまた!

 

 

 

雨上がりの木曽川

波多野 2013.05.14(火)

みなさんこんにちは。

 GWには沢山のみなさまにお越し頂き、本当にありがとうございました。

 GWも終わり、水族館でも通常業務に戻り、一段落といったところです。

 

 その業務の中には、定期的に木曽川を調査するというものもあります。

 

 今の時期は気候も良く、鼻歌混じりに調査にでかけます。

ええ、でも実際には河川敷がジャングルのようになっており、

これからの季節、暑さと相まってなかなかのものです、はい。

 

 こちらが木曽川の河川敷といいますか、川岸。

 

 

5.14-1.jpg水族館より下流の河川敷では、河畔林とよばれる木々に覆われ、既にうっそうとしています。


木曽川では、この河川敷に氾濫原(ハンランゲン)と呼ばれる、

増水時に水に浸かる部分があります。

この氾濫原、実は、魚たちの産卵にはとても重要な場所で、

水に浸かった草木に卵を産みつけ、稚魚はそこで育ちます。

 

つまりこの時期に降る雨はとても重要なのです。


こちら雨の後の木曽川河川敷。

5.14-2.jpg

そして雨上がり。

5.14-3.jpg

 

そしてそしてもっと雨が降った翌日には・・・。

 

5.14-4.jpg

 

こんなに水に浸かる部分があるんですね。

もう水の中、どうなちゃっているのでしょう。

 

そして先日の調査の日。

天気も良く、いつものように木曽川に赴くと・・・。

何かニオウな。

何か分からず歩みを進めると。

 

 

5.14-5.jpg 

5.14-6.jpg大量の魚が息絶えておりました。

おそらく雨が降り、氾濫原となった場所に産卵のためにやってきたのでしょう。

しかし、その後、急激に水が引き、取り残されたのだと思います。

 

5.14-7.jpg正しく同定した訳ではありませんが、ゲンゴロウブナ(飼育型がヘラブナ)かなと思います。

ゲンゴロウブナは、琵琶湖・淀川水系がもともとの生息地で、

人為的に各地に放流されています。

 

何れにせよ、氾濫原は魚にとって重要な場所でもあるのですが、

同時に非常に厳しい環境でもあることが分かります。

 

今日の雨上がりの木曽川ではどのような光景が待っているのでしょうか。

  

高校生カメサミット

田上 2011.08.14(日)

8月5~7日に、カメの調査を実施されている高校生が全国各地から、

愛知県に集合されました。

その名も「高校生カメサミット」!

そして、最終日のプログラムとして、

なんと当館の特別企画展「カメぺディア」見学を組み込んでくださいました。

東は栃木県、西は高知県・岡山県と津々浦々から、

約20名の生徒さんたちが大集合です。

(いつもお世話になっている岐阜高校の生徒さんも参加されていました!)

 

まずはバックヤードを案内し、その後いよいよ「カメペディア」の見学です。

P8070058.JPG
展示解説を行うのは、この方。愛知学泉大学の矢部隆教授です。

なんて贅沢な!

身振り手振りを交えつつ、汗だくになって丁寧に解説してくれています。

我々職員はもはや出番なし・・・

(一緒になって解説を聞くのみです、勉強になりました)

 

P8070064.JPG

リクガメブースは屋外なので暑い!でも、みんな真剣に聞き入っています。

 

今回の「カメペディア」見学の感想など、

参加者の皆さんに直接お聞きする時間がなく、

もうすこし対話できればうれしかったのですが、

帰りの時間もありますし、しかたありませんね・・・。

皆さんのカメ研究でのご活躍に期待しております!

 

 

 

 

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