
田上 2010.06.18(金)
その3です。
道路沿いのゴミを除去すると同時に、道路のたまり水を、繁殖池と間違えてメスを待っているオスや、
すでに産みつけられてしまった卵のうを救出したら、次の作業です。
次は繁殖池の造成です。これが、なかなかキツイ!
毎年同じ場所に池を掘っても、たった一年で落ち葉や植物で半分以上が埋まってしまいます。
もちろんその上にはこの写真のように雪がつもっていることも。
(この写真は当時のものではありませんが、同じ場所です)
でも、繁殖に集まった成体と卵のうが観察できると、体の疲れが癒えるとは言いませんが、
一瞬喜びで疲れを忘れてしまいました。
また、この作業から数カ月後、同じ場所でたくさんの幼生が確認できた時は、ほんとにホッとしました。
そしてこの年から、アクア・トトぎふでは、ハクバサンショウウオの飼育に取り組み始めました。
残念ながら、いまだ飼育下繁殖には成功していませんが、少しづつ進展しています。
もともとゴミと一緒に捨てられてしまっていたのは、何が問題だったかというと、
「みんなそんなところにハクバサンショウウオがいるなんて知らなかった」ということです。
そもそもサンショウウオ自体が知られていないわけですから、当然です。
飼育下繁殖技術などの確立も大事ですが、実物をみて、その生物のことを知ってもらうことも、
水族館の大切な使命です。
という熱い思いを込めての、ハクバサンショウウオの初展示なのです!
田上 2010.06.13(日)
それでは、話の続きです。
ハクバサンショウウオを初めて見たのは、4年前。
カスミサンショウウオの保全活動を一緒に行っている岐阜高校の先生で、
岐阜県野生動物保護推進員の高木先生に、ハクバサンショウウオの保護活動を
見に来ないかとお誘いを受けたのです。
※当時の岐阜県レッドデータブックでは、まだヤマサンショウウオと記載されていました。
その後、ハクバサンショウウオのシノニムであるということで、名前が変わりました。
場所は岐阜県の北部、飛騨地方。水族館から車で約3時間!
私は岐阜県出身ではなく、大阪のいわば巷の子。
岐阜県って広!とこの時初めて感じました・・・。
<行く途中の風景>
いやー、景色最高!
さて、ようやく到着して、車を降りると、あれ?なんか寒いんですけど・・・。
それもそのはず、雪が見事に残ってるじゃないですか。
水族館では半袖だったのに。またも岐阜県の広さを痛感しました。
さて、到着後はすぐに活動開始です!
何をするかというと、まず道路脇にたまった落ち葉やゴミを撤去します。
雪解け水が常に道路わきを流れており、落ち葉やゴミがあると、水がたまって池のようになってしまいます。
すると、そこでハクバサンショウウオが誤って卵を産んでしまい、
そのまま流されたり捨てられてしまったりするのです。
なんてこった!!
つづく
田上 2010.06.10(木)
いよいよサンショウウオ展がスタートしました!
「サンショウウオをみなさんに知ってもらいたい!」
この熱い思いを胸に、ながらく温めてきたこの企画!
完成した時は、まさに感無量・・・。
いやいや終わったわけではなく、これからスタートですから、
感傷にひたっている場合ではありません。
これから特別展とあわせて、この飼育日記でも、どんどんサンショウウオ
の魅力を伝えるべく、毎日更新していきます!
いや、2~3日おき・・・。ともすれば、一週間お・・・。
できるだけ頑張ります!
さてvol.0では、以前飼育日記にも書いた、
カスミサンショウウオの保護個体についてです。
彼らもそろそろ変態間近で、感染症検査も陰性。
というわけで、先日岐阜高校自然科学部のみなさんと一緒に、
生息地に放流してきました。
繁殖地はこのコンクリート製の側溝です。もっとちゃんとした池だったら問題ないのですが・・・。
生徒のみなさんの手で放流!ちょっと名残惜しそうです。
わかります。正直、カワイイと思います。
アクア・トトぎふスタッフも生徒さんの横で放流!
田上 2010.02.17(水)
先日、おもしろ飼育日誌にのせた、ニホンアカガエルの産卵数調査。
その時はまだ産卵していなかったのですが、
昨日の調査で、たくさんの卵塊を確認することができました。
その数、ざっと60以上!
こんな感じです。
無事ふ化したら、一面オタマジャクシですね。最高です。
サギ類の足跡もみられました。彼らにとって、オタマジャクシは餌ですから、ふ化を心待ちにしていることでしょう。
※さも自分が見てきたように書いておりますが、実は今回の調査、私行っておりません。
今回は別のスタッフが行ってきました。
自分の時にはさっぱりだったのに、「いっぱい産んでいたよ」なんて言われたので、若干悔しいです・・・。
早速、自分も行ってきます!