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おもしろ飼育日記

特別展・企画展の日記

どうもこんにちは。

今回は企画展の中で紹介したかったけど、

説明が長くなりすぎるために紹介しきれなかった話なんかを

書いていこうと思います。 

 

本題に入る前にまずはこちら。

2017.6.16-1.jpg

 ここでは同じ種類なはずなのに、性が違うだけで、

見た目がかなり変わるという生き物を紹介しています。

 

魚類ではほとんどオスが派手な種類が多く、

その中でもはっきりした魚類の例として、

キュウセンのオスと

2017.6.16-2.jpg 

 

メスを展示しています。 

2017.6.16-3.jpg 

何も知らなかったら別の種類と思ってしまうほど

オスとメスで違いますよね~。

魚類だけではなく、

他の動物の例も写真にて紹介していますが、

2017.6.16-4.jpg

 動物のオスは性にこだわり、とことん「オスだぞ!」という

派手なアピールをしているのだなーと思いますよね。

 

じゃあヒトはどうなんだろう、と考える機会の一つになればと思います。

 

そして本題はここから・・・。

ある一部の魚類には、

 生まれつきの性を途中でガラッと変えてしまうことが

できるものがいるのです。

そう、それがこちら

2017.6.16-5.jpg

 

「ファンタスティックな性転換」って書いてありますが

このキャッチフレーズは担当者お気に入りです。

この展示ブースでは、いわゆる「性転換する魚たち」を展示しています。

性転換する魚にも様々な種類がいるのですが

今回選んだ種類は

こちらのスミレナガハナダイなどのハナダイと呼ばれる仲間で、

2017.6.16-6.jpg

こちらはスミレナガハナダイのメスです。

 

 

ハナダイの仲間は一匹のオスが

複数のメスを引き連れるハーレムを作って繁殖を行います。

(一夫多妻制ともいいます)


さらに、オスがいなくなってしまうと

ハーレムの中の一番体が大きいメスがオスに性転換して

ハーレムを作るようになります。

2017.6.16-7.jpg

こちらがオスです。

 

とても綺麗な色をしてますが、

体が大きく、より派手な色をしているので

それだけ天敵に見つかりやすくなってしまうリスクがあります。

そのため体の小さいうちはオスにならず、

メスとして繁殖に参加します。

より多く自分の子孫を残すという点で、優れた戦略ですね。

 

さらにいうと、

オスになるためにはハーレムのオスがいなくなり、

自分の体が一番大きくなるという条件を

満たすことができなければいけませんが、

オスになることができればハーレムを作って、

より多くのメスを獲得して自分の子孫を残すことができるので、

同じ種の中でも、生存するのに有利な子孫が残る

とも考えられます。


そのため、

ハナダイの仲間では生まれつきオスは存在せず、

みんなメスから成長して、のちに性転換をしてオスになるようです。

このようなメスからオスに性転換することを

「雌性先熟」といいます。

 

このハナダイのほかにも

性転換する魚たちを展示していますが、

その中でも例外が存在するのです。


それがこちら。

2017.6.16-8.jpg

 魚についた寄生虫などを食べて掃除する魚として有名な

「ホンソメワケベラ」です。

この魚も「雌性先熟」の種類なので、

メスからオスへ性転換するはずが・・・。

 

 一部のホンソメワケベラで

生まれながらにして、

オスが存在することがわかっています!

先ほどのお話のように性転換の競争が繰り返されると、

体の小さいオスは子孫を残すことができず、

淘汰されてしまうはずですが、

どうしてはじめからオスである小さいオスも

子孫を残せるのでしょうか。

 

実はホンソメワケベラの小さいオスは

大きいオスがもつはずのハーレムを持たず、

ハーレムを追跡して繁殖する瞬間に飛び込んで

自分の子孫を残すんです。


これを「スニーカーオス」と呼びますが、

この戦略が一部のオスで成功しているので

雌性先熟」のホンソメワケベラですが

生まれながらのオスが存在しているんです!!


このほかにも、

オスにもメスにもなれちゃうなんて魚もいます。

このように一筋縄ではなく、

あの手この手を使った戦略が

「性転換のファンタスティック」なとこなので、

少しでも面白いと思っていただけたらなと思います。

 

話が長くなりましたが、

なによりこんなストーリーがあることが

長年の研究によって明らかにされてきているといことも

すごいなーと伝わればいいなと思っています。

 

それではまた次回のブログをお楽しみに。

 

 

 

 


みなさんこんにちは!!

はやいもので、

企画展「命をつなぐ大作戦!!」も

残り1か月となりました。


始まってから、

展示している生物たちに

少しずついろいろな変化がありましたので

ちょっと、お話ししますね!!


まず、

無精卵を子どもに食べさせる

「イチゴヤドクガエル」ですが、

2017.6.13-1.jpg

展示水槽の中にあるプロメリアという植物の中に、

たまに入っているんです!!

最近は、真ん中ではなく

その後ろの葉の間にいることが

多くなっていましたが・・・

入っているところが見れたらラッキーです!!!


続いて、

メスだけで卵を産んでしまう

「オガサワラヤモリ」ですが、


 

 

なんと!!

卵が

産まれました!! 

2017.6.13-0.jpg

本当にメスだけで卵を産むところを実際に見ることができて

感激です!! 

2017.6.13-3.jpg

 

2017.6.13-4.jpg

まだ、お腹に卵を持っているであろう個体もいるので

また産むかもしれません!!


そして、

企画展ブースの一番奥、

テルマトクロミス・ビッタータスですが、

貝の中にはいっているところを見ることができました!!

2017.6.13-5.jpg

 

2017.6.13-6.jpg

残念ながら、まだ、繁殖行動は見られていませんが、

少しずつ役割が決まってきたのではないかと思われます。



こんな感じで、少しずつですが

企画展開催中にもいろいろな変化が起こっています!!


残り1か月、

はじめとは少し違った生き物たちの様子も

見に来て下さいね!!!



あ、


あとですね、


ちょっとしたイベント(ゲーム)を考えてみました!!



題して、

「命をつなぐ大作戦ゲーム!」

(↑そのまま笑)


企画展終了までの 土・日・祝

トトラボにスタッフがいる 12:30~15:00

の間に、

トトラボにきていただくと

企画展のゲームができます!!

しかも、参加してくれた方には

こちら↓

2017.6.13-7.jpg

企画展オリジナルのシールもプレゼントしています!!!!


気になるゲームの内容は、

2017.6.13-8.jpg

 

「早口ことばにチャレンジ!」

イトウナガクビムシ、イワナナガクビムシ、ヤマメナガクビムシ

と、言えるか


「いきものどーこだ?」

白黒の細密画をみて、どこに生きものがかくれているのかを探す

という内容です。


企画展終了までの土日祝で、しかも時間も限られているので

是非ともゲームにチャレンジしに

その時間は、トトラボに足を運んでくださいね!!


ちなみに、「いきものどーこだ?」の絵ですが

最近流行りの大人の塗り絵として

トトラボと

平日はものづくりの部屋に置いてあります。

 

2017.6.13-9.jpg

 

 

ぜひ、家に持って帰って

塗り絵にもチャレンジしてみてくださいね!!


大人の塗り絵って書いてありますけど、

もちろん小さなお子様でも塗っていただけます!


みなさんに楽しんで頂けたらうれしいです!!


ということで

また、次回もおたのしみに!!!



 

 


みなさん、こんにちは!!


今回のブログでは、

開催中の企画展「命をつなぐ大作戦~生き物たちの繁殖ストーリー~」

の展示の中からここ!! 

2017.5.14-1.jpg


オスとメスが合体しちゃう生き物の紹介をしていきます。


このコーナーでは2種の生物を紹介をしているんですが

みなさん、ご覧になりましたか?


1つ目は、インパクト抜群の

「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」。

そしてもう1つは、

その隣でひっそりと展示している

「イトウナガクビムシ」

です!!!


この2種の紹介をしていきましょう!!


まずは、ミツクリエナガチョウチンアンコウですが、

このアンコウ、

暗くて広い深海に住んでおりまして、

効率よく繁殖をするために

オスがメスを見つけると

なんと

噛み付いて、そのままメスの一部になってしまうんです!!


びっくりですよね!!

2017.5.14-2.jpg

 

その模様をみなさんにわかりやすく説明するため

企画展では、映像を使って

小さいお子さんでも見てもらえるようにしました!


そして、

オスがメスにくっついている本物を生きたまま展示!!!!!

できないので(笑)

オスがメスにくっついている本物の“標本”を展示しています!!!


かなりインパクトのある標本だと思います・・・

2017.5.14-3.jpg

 

是非とも本物の

「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」

を見に来てくださいね!!


 

そして、もう一種

「イトウナガクビムシ」

ですが、

こちらは、アンコウの横に持ってきてしまったがゆえに、

ちょっと目立たなくなってしまいました。 

2017.5.14-4.jpg

が、

なかなか、魅力的な寄生虫なんです!!!!!

絶滅危惧種に指定されている寄生虫なんです!

そして、

オスがメスにくっつくのは一緒ですが

メスはイトウという魚にくっつくんです!!

2重に寄生しているんです!

(これを「重寄生」といいます。)

 

そしてこの寄生虫、

スタッフのなかでも

とても人気があるんです!!!!!!

(一部の女性社員ですが・・・)

なぜって気になりますよね?

ね?


こちらの写真をご覧ください。 

2017.5.14-5.jpg

よく見てみると、


「傘をさしている人」

に見えるんですよ(笑)


面白くないですか?


さらに、

よーーーーーーーーく見てみると

その傘の部分が 

2017.5.14-6.jpg

「星型」

になっているんです!!!!!


そこに、私たちは

感動してしまったんです・・・


「こんなにキレイな星になってるんだーーーー!!!」

「すごーーーーい!!!」


という会話が、

企画展準備中に繰り広げられていました(笑)


これは是非とも

みなさんにも見て頂かなくては!!!

ということで、

こちらも本物の標本を展示しております。


ですが、

全長4㎜と

とても小さく

よーーーーーーく見ないと分からないため・・・

企画展の展示スペースでは 

2017.5.14-7.jpg

のぞき穴をつくり、

そこに虫眼鏡を置き、

ちょっと本物よりも大きく見えるように

展示しました!!!!


ですが、

その意図がうまく伝わらず

ご覧になった方は

「ふーーん」

くらいで終わっていたと思います・・・


ですので、

今お話ししたことを頭に入れて

もうご覧になられた方も、

そうでない方も、

「イトウナガクビムシ」

を、観察してみてくださいね!!!


ちなみに、

イトウナガクビムシのことを

みなさんに知ってもらいたすぎて、

こんなものも作ってしまいました!!! 

2017.5.14-8.jpg

企画展で紹介しきれなかったイトウナガクビムシの魅力を

トトラボで紹介しています。


こちらのホワイトボードは随時更新していく予定です。

期間は決めていませんが

なるべく、たくさんの生き物の紹介ができたらと考えています。


その第一弾が「イトウナガクビムシ」です!!

内容が変わる前に

トトラボにも足を運んでみてくださいね!!!



それでは、

次回の「命をつなぐ大作戦通信」もお楽しみに!!!


 

 

 


みなさん、こんにちは。

 4月15日(土)から、新しい企画展が始まりました。

その名も

「命をつなぐ大作戦!!~生き物たちの繁殖ストーリー~」です!!

 

2017.4.29-1.jpg

 

 

なんか名前からしてすごい壮大な感じですよね?


そうなんです!!

とても、壮大なテーマの企画展なんです。

テーマが大きすぎて・・・

どんな生き物を展示するのか、

どんなことを伝えるのか、

生物を決めたり、内容をまとめるのに

すっっっっっっっっっごく、苦労をしました。笑


しかし、苦労したかいあって

まぁなんとか、開始することができました!!


そんな今回の企画展ですが、

「命をつなぐ」

ということで、

いろんな生物が子孫を残し、

その種が繁栄してきた方法を紹介しています。


いろんな方に読んでいただけるよう、

分かりやすく、できるだけ簡単にまとめたつもりです!!

ぜひ、見に来てくださいね!!






しかし、



ちょっとした問題もありまして・・・

簡単にわかりやくすと

内容を削りに削ったもんですから、

伝えたいことがまだまだたくさんあるんです!!!


と、いうことで


企画展で伝えきれなかったことを

ブログやトト・ラボを利用して企画展の間、

みなさまに

お伝えしていきたいと思います!!!


どこまで伝えられるかわかりませんが

頑張って更新していきますので

こちらのブログや

ご来館していただいた際には、

トト・ラボにも足を運んでいただけたら嬉しいです。


では、最後にひとこと・・・

企画展ブースに入ってすぐ目の前にある

「ミツクリエナガチョウチンアンコウの標本」

とても、インパクト大だと思います!!!

ですが、その隣も見てみてくださいね、

 

2017.4.29-2.jpg

ひっそりともう一つ

展示しているものがあるんです・・・


(アンコウの隣で、しかもモノが小さすぎて

なかなか気づいてもらえてない気がしまして・・・)


その正体については、また別の機会に

じっくりとお話しすることにします!!!

あ、企画展のブースにはちゃんと解説のってますんで!!笑

 


では、次回お楽しみに!!!


 

 

 


生きた化石カブトガニ

たちかわ 2017.02.11(土)

企画展「話題になった生きものたち」で展示中の生きもので、

今回紹介するのはカブトガニTachypleus tridentatus

 

分類学的にヒトから遠く離れた生物ほどおもしろいと感じる私、

先日ブログで紹介したアルテミアに続いて、

今回のカブトガニも非常に楽しみにしていた生物です。


カブトガニは日本国内では、

瀬戸内地方や九州北部の沿岸に広く生息しており、

このうち岡山県笠原市や佐賀県伊万里市の繁殖地は

国の天然記念物に指定されています。

ただし多くの生息地で開発により生息環境が悪化し

個体数もかなり減ってしまっています。

そのため環境省のレッドデータブックでは

絶滅危惧Ⅰ類に指定されているのが現状です。


そんなこともあり、一体どんな環境で生息し繁殖しているのか、

以前から一度生息地を訪れてみたいと思っていた生物なのです。


カブトガニがなぜ話題になったのか調べてみると、

特徴的な硬い甲羅と長い尾からなる姿かたちが

大昔からほとんど姿を変えておらず「生きた化石」と呼ばれており、

1970年代の生きた化石ブームに乗っかったそうです。

名前に「カニ」とは付くものの、

分類においてはカニよりもクモに近縁な生物であり、

古生代に栄えたと言われる三葉虫が祖先にあたるそうです。

たしかに似ているなぁと思って眺めています。

 

今回はオスとメスの2個体を飼育しています。

2017.2.5-1.jpg

 

しかし、企画展開始時には上の写真のように

1個体のみの展示となっていました。

なぜなら、オスが環境に慣れないのかエサを食べなかったので、

慣れるまでの約2ヶ月間バックヤードで飼育していたのです。

そして企画展開始から遅れること1ヶ月半、

1月24日にやっとオスメス2個体での展示となりました。

 

ということで、オスとメスで外見がどう異なるのか、

写真で説明していきます。


まずは背面の全体像。

2017.2.5-2-2.jpg
オス

2017.2.5-3.jpgメス

 

どうでしょうか??

ほとんど同じに見えますが、オスは甲羅の頭部辺縁がへこんでいますね。

正面からだとなおさらわかりやすいですよ。

2017.2.5-4-2.jpg

オス吻側

 

そして、さらに分かりやすいのがこちら。

腹部の写真。

2017.2.5-5.jpg

オス腹面

 

2017.2.5-6.jpg

メス腹面

 

ポイントはオスの写真の緑色矢印!!

オスの第2、3番目の脚がかぎ状なんです!!

他の脚はメスのものも含めて全てはさみ状ですよね。

 

抱合の際、オスがメスの上に乗るのですが、

この時メスの甲羅が当たる箇所のオスの甲羅がへこみ、

メスの甲羅をつかみやすいように

オスの第2、3番目の脚がかぎ状になっているのです。

 

ただ、性別判定のポイントがわかっても

だいたいの時間はこんな状態。。。

2017.2.5-7.jpg なかなか動いている姿を目にできませんが、

それでも時々アクリルガラスにもたれかかって

ワサワサと動いていることがあります。

そんなラッキー!!な場面に遭遇したら、腹部をよく観察してみてくださいね。

 

メスの写真の紫色矢印のところが口になります。

エサを食べている様子も撮影したいのですが、

なんせエサに覆いかぶさってしまうので、撮影できず、、、

 

ちなみにこの写真を撮るために

昨年末に入社した新人に協力してもらいました。新人の手が写っていますね。

そのうちこの飼育日誌にも登場すると思いますので、

楽しみにしていてくださいね。

 

 


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