脱皮は欠かせない
みなさま、こんにちは!
現在、アクア・トトでは春の企画展『カニカーニバル』を開催中です!!
今回のネタはカニには欠かせない…脱皮です!
それではこちらの写真をご覧ください。
丸いフォルムが目立ち、特異なハサミを持っているマルソデカラッパです。
カニカーニバルの準備時、生体を展示水槽に移そう!となり、バックヤードのマルソデカラッパを見てみると、なんと脱皮の真っ最中でした!
その時の私の心境は「脱皮か…無事に終わってくれ」と願う気持ちでいっぱいでした。実は、カニを含む甲殻類にとって成長に必要な脱皮は、失敗すると命の危険があるのです。
時折、脱皮中に力尽きてしまったのか、古い殻を脱げないまま…なんてこともあります。
そのため、マルソデカラッパの移動は後に回し、他の生体の移動に取り掛かりました。約20分後に脱皮は順調かな~とマルソデカラッパを見るとすでに脱皮を終えていました。驚きの速さです。
とりあえず、無事に脱皮が終わりホッとしました。
そして、気になるのが脱皮後はどれくらい大きくなるのだろう?ということです。
企画展の解説でも触れていますが、脱皮後は数%~20%以上大きくなると言われています。
今回は、頭胸甲(いわゆる甲羅)の幅を計測して比較しました。
定規の当て方が下手で申し訳ありませんが、目盛りを見てみると
・脱皮前 約9.8cm
・脱皮後 約12cm
その差、2.2cm!およそ22%も大きくなりました!!
正直、「脱皮って、こんなに大きくなるのか!」と驚きました。
ちなみにカニなどの甲殻類では、甲羅と同様にキチン質でできた前腸や後腸、鰓の外側のクチクラ層も脱皮時に剥がれ、抜け殻の中にそれらが薄い膜として残ることがあります。
展示水槽の抜け殻は、基本的にスタッフが回収しますが、もし水槽内に抜け殻を発見したら目を凝らして見てください。
それでは、みなさま!
カニのお祭り『カニカーニバル』でお待ちしております!!
ぜひ、お越しくださいませ。