水族館1階の大きなアマゾン水草水槽で ロイヤルファロウェラという魚が産卵しました。 この魚は以前プレコ展を開催した際に ロリカリア科の仲間として展示していた魚です。 役目を終え水草水槽に移動してからは、殆ど姿を見せないので心配していたのですが、 子孫を残そうとする姿を再確認したのでした。 卵はかなり大きく3~4ミリ程度あり、水槽の壁面にしっかりとくっついています。 オス親は卵から離れようとせず、 自分より大きなエンゼルフィッシュが近づいてきても逃げません。 しかしこのような落ち着きのない環境では親が卵をつついてしまうことがあるため、 卵だけ回収して他の場所で管理することにしました。 それから5日後、卵はかなり黒っぽくなってきました。 この様子を記録しようとビデオ撮影をしていると、 なんと卵は次々にポップコーンのようにはじけ飛び、ふ化を開始したのです。 卵黄がまだ大きいためにオタマジャクシのようにもみえますが、 ふ化した瞬間からロリカリアの仲間の稚魚だとすぐわかります。 まさにロリカリアJrですね! 吸盤状の口でガラス面にしっかりと吸い付いています。 これからも大事に育てていきたいです。 ツイート