それでは、日本のサンショウウオ紹介、2種目はコチラ。 エゾサンショウウオです!まっクロな体色に見えますが、実はほんのりと金粉をふりかけたような、模様があるのですよ。 ちょっと見づらいですね。すみません。 幼体は成体と違って、もっと派手で金ピカですので、バックヤードにいる幼体の写真をお見せします。 このエゾサンショウウオ、名前の通り北海道のみに生息する種です。 エゾサンショウウオで興味深いのが、エゾアカガエルとのオタマジャクシと同所にいる時。 エゾサンショウウオのオタマジャクシは、エゾアカガエルのオタマジャクシを食べる天敵にあたります。 なんと、エゾアカガエルを丸呑みしやすくするため、口や頭が大きくなるんですね。 絶対食べてやる!という気合と迫力がひしひしと伝わってきます。 (ちなみに、エゾアカガエルだけではなく、自分の仲間も襲います。そのため「共食い型」とよばれます。) これはエゾアカガエル、ピンチ! しかし、そこはエゾアカガエルも負けていません。 なんとか食べられまいと、こちらも頭が膨らんできて、なんとか丸呑みされないようにするわけです。 生死がかかっているわけですから、膨らむくらいなんのその、 新弟子検査で頭にシリコンを入れて身長を伸ばした舞の海関とはわけが違います。(例えが古いか) 機会があれば、ぜひ皆様に、膨らみ対決中の2種のオタマジャクシをお見せできればと思います。 さて、今回のサンショウウオ展で、エゾサンショウウオを初めて飼育して驚いたのが、 全く物怖じしないこと。搬入直後にピンセットから餌を食べて、かなり驚きました。 展示水槽でも全く隠れず、ドーンと中央に居座っています。 飼い込んだ個体でもないですし、これ、他種じゃちょっと考えられません・・・。 さらに、上からのぞくと、この目で「エサ―♡」ですからね、カワイイやつめ!! さて。 このエゾサンショウウオ達ですが、おたる水族館様からサンショウウオ展のために、譲っていただきました。 ご協力、どうもありがとうございました!