おもしろ飼育コラム

ゾウガメの全力疾走
  • 爬虫類

ゾウガメの全力疾走

中庭でほとんどの時間寝て過ごしているアルダブラゾウガメ。夜間は獣舎というか、小屋に入り寝ています。朝、8時にドアを開けると「待ってました!」とばかりドアからとびだし、3頭ともある場所に向かい走り出します。その場所とは・・・。写真の場所=グラウンドの端っこ。この場所は一番先に日が当たる場所なんです。もう1時間もしないうちに日なたになります。一番いい場所を確保できるようまっしぐらってわけです。ほとんど動かないゾウガメですが、1日を通してみると、日なたが動くのに合わせて地味に移動してますよ。

ぼんやりうきごり
  • 日本の淡水魚

ぼんやりうきごり

写真の魚は、3階中央付近の水槽にいるウキゴリです。ウキゴリはヨシノボリやボウズハゼなどと同じハゼの仲間です。ハゼの仲間は普通、石の上や川底にくっついているのですが、このウキゴリは、だいたいいつも中層あたりにふらふら浮かんでいます。浮いているゴリ(ヨシノボリなどハゼの仲間の地方名)なので、ウキゴリ。とても分かりやすい名前です。このウキゴリ、泳ぎまわるわけでもなく、なんだかいつもぼんやりしています。水に揺られてなんだか気持よさそう。仕事に疲れて眠たい日なんかは、ウキゴリになって浮いていたいと思うのでした。

幸せの四葉
  • アクア・トトの生き物

幸せの四葉

アシカステージに、クローバーが咲いているのをご存知ですか?客席の最上段に、少しだけですが綺麗に咲いています。マリンと一緒に四葉のクローバーを探してみましたが、見つからず・・・。心なしか、マリンもちょっと残念そうな顔。「なかなか見つからないから、見つけたときに幸せになれるんだよ」また一緒に探してみようね。

うんち展
  • 企画展・特別展示

うんち展

先月から始まった特別展、テーマは「ウンチ」です。いろいろな生き物のウンチを展示した、なかなか刺激的な展示となっております。この展示、子どもを中心としたお客様に大人気です。子どもっていつの世もウンチネタが大好きですよね。今回もみんな、興味しんしんで見てくれています。滞留時間の最も長い特別展のひとつじゃなかろうか。しかしこのウンチ、展示するまでにはいろいろ苦労がありました。ウンチの展示をするときは、乾燥させたりプラスチックに封入したりするんですが、魚のウンチは、その内容のほとんどが水分。乾燥させたらぺったんこ、アルコールに入れたら溶けてなくなり、ホルマリンに入れたら脱水して大きさが半分以下になり、始末に負えません。いきついたところはゼラチンによる封入なのですが、展示スペースが暖かいため、数日でゼラチンがゆるくなってしまいます。知恵と工夫の特別展。7月中旬までの開催ですので、ぜひ見においでください。あ、においはしませんから!

アクロバット
  • 未分類

アクロバット

6月マンスリー水そうをのぞいたら、天井からなにやら緑のものがぶらさがっていました。のぞきこむと、それは展示生物のモリアオガエル。まるで忍者かスパイダーマンのようなかっこうで、遠くを眺めていました。何が見える?

隙間
  • アクア・トトの生き物

隙間

マリンとアシカステージの客席を散歩していると、時々こんな光景がみられます。広い通路を通らずに、わざわざ狭い手すりの下をくぐるマリン。つまずかないように前脚を片方ずつ通していきます。ショー中にも時折見られますよ。何でだろう、楽しいのかな?でも、そんなことしてると置いて行っちゃうぞ~。

マリンのオススメはレモンティー
  • アシカショー

マリンのオススメはレモンティー

アシカステージに自販機が設置されました。これから暑~くなりますからね、皆さん熱中症にならないようにしてください。さて、何があるのかマリンと覗いてきました。コーヒーやお茶など並んでいるものはごくごく普通のようですが・・・。実は、この自販機の飲み物は缶ではなく紙の容器なんです!私は初めて見ました。レモンティー、美味しかったですよ。アシカショーが始まるまで、ジュースを飲みながらお待ちください♪

ミニサイズ!ナガレヒキガエルのこども
  • 日本の両生類

ミニサイズ!ナガレヒキガエルのこども

先日お伝えしましたナガレヒキガエルのオタマジャクシですが、ご覧の通りカエルになりました。体長は5ミリほどの小さな小さなカエルです。ナガレヒキガエルのあしには吸盤がなく、水槽の壁にうまくはりつくことができません。写真のように、ほかの個体をふみ台にしてピラミッドのように壁にくっついています。上陸したてのこの時期は。今まで水中で生活していたのが、陸上での生活に変わり、今までとは違ったエサを食べ、違った場所で生活します。カエルのくせに溺死することも少なくありません。一番不安定なこの時期をうまくのりこえられるといいんですけど・・・。ちなみに全部で3500匹以上もいます。ちょっと多すぎ。

すごいぞ!ナガレヒキガエル
  • 日本の両生類

すごいぞ!ナガレヒキガエル

水族館の入口ちかくにナガレヒキガエルのオタマジャクシを展示しています。「な~んだ、オタマジャクシか・・・」と思ったアナタ!ナガレヒキガエルのオタマジャクシはタダものではありません!そこらへんの田んぼでぷかーっと暮らしているオタマジャクシたちとはわけが違います。ナガレヒキガエルの名前のナガレとは、オタマジャクシが流れのあるところで生活することから付けられています。そうなんです!川の渓流で水の流れと日々闘いながら暮らしている勇敢なオタマジャクシなんです。そんな場所で生きていくために口が吸盤状になっていて流れないように岩にくっつくことができます。そしてその口で岩などについたコケを食べます。右の写真は、コケ付きの石によってたかってむらがって、みんなで食事をしているところです。ちょっとグロイ?もう今ではほとんどが無事に成長しカエルになりました。続編をお楽しみに!!

かしこい!アカハライモリの知恵
  • 日本の両生類

かしこい!アカハライモリの知恵

3階の水田や用水路の生き物を展示している水槽で、アカハライモリが繁殖期を迎えています。毎日ひとつかふたつ水草に大事そうにくるまれた卵を見つけることができます。不思議に思うのは、どの卵も水草の上の方に産み付けられているということです。アカハライモリが卵を産めるようにクロモという水草を植えてあるんですが、その先端近くの新芽の部分にいつも卵はくっついています。水草が成長し、下の方から枯れていっても大丈夫なようにちゃんとアカハライモリは計算しているんですね。なんで分かるのかなーと不思議に思いながらも感心しています。

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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