おもしろ飼育コラム

水槽に蔓延る黒い悪魔
  • アクア・トトの生き物

水槽に蔓延る黒い悪魔

「あ!タニシだ!」という声が館内から聞こえてくる事があります。(当館3Fには本物のタニシがいます)そのタニシらしき貝をよく見てみると・・・たいていはヨーロッパ原産の「サカマキガイ」です。日本には観賞魚や水草に混ざってやって来ました。特筆すべきはその強靭な生命力。氷点下から40℃近い水温にも耐えます。また下水が流れ込むような汚れた場所でも平気です。多少の塩分でもビクともしません。さらに繁殖力も半端ではなく、ある一定の温度で1年中繁殖しその数は膨大なものに…大きな水槽に侵入すると大変な脅威になります。水槽のアクリル面を掃除しているとこの貝がスポンジの間に入っていて、アクリル面を傷つけることも…本当にやっ貝(やっかい)です。

痛そうな水槽
  • アクア・トトの生き物

痛そうな水槽

3月20日から始まった企画展「知っ得! 有毒情報!!」では、毒をもつ生き物ばかりを集めて展示しています。その中で、1番大きな水槽にいる生き物たちは見るからに本当に痛そうです。ついつい顔をしかめたくなるようなそんな水槽に仕上がっています。そこには「刺す」をテーマに、オニヒトデ、ガンガゼ、アカエイ、ハナミノカサゴ、オニダルマオコゼが乱舞しています。どこを見てもイタッ!イタッ!アイタッ!って気分になります。こんな中には絶対入りたくないな。って思うのでした。

クラゲの食事風景
  • アクア・トトの生き物

クラゲの食事風景

特別展やマンスリーなどでクラゲの仲間を展示すると「クラゲの餌はどうやるの?」という質問を必ず聞きます。そこで今回はクラゲの給餌方法をご紹介します。ボールでクラゲをすくい、その中に動物プランクトンの仲間のブラインシュリンプ(シーモンキーと言えばご存知の方も多いかと思います。)や魚肉のミンチなどを入れて10分程待つとクラゲは触手で餌を捕え、傘の裏側中央にある口に運びます。摂餌を確認してから水槽に戻します。すくう時や戻す時にはクラゲの体内に空気が入ると、そこから穴が空いてしまうので気をつけて取り扱わないといけません。胃袋は透明なので餌でいっぱいになっている様子が展示水槽からも観察できます。1日2回水槽にボールが浮かんでいる時はクラゲのお食事中の時間なのです。

はやくちょーだいっ!
  • アクア・トトの生き物

はやくちょーだいっ!

毎日行われているカピバラの餌やり体験。この時間にもらえるのはカピバラたちの大好きな牧草です。土日祝の休みの日は、用意した牧草があっという間に無くなるほど大人気!でも平日はお客さんも少ないので、時々もらえない時間があったり・・・。そんな時、食いしん坊のしずちゃんは待ちきれないのか身を乗り出してきます。 「そこに牧草、あるんでしょっ!」 皆さん、こんなしずちゃんに愛の手を…。

お花見マリン
  • アシカショー

お花見マリン

アシカステージの横に咲いていた桜が満開になりました。いい天気だし、ちょっとトレーニングを休憩してお花見を。マリンも見とれているみたいです。桜は散り際が美しいといいますね。満開の桜もいいけど、今度は桜吹雪も一緒に見ようか。

ニホンアカガエルの産卵状況調査
  • 日本の両生類
  • 研究・調査

ニホンアカガエルの産卵状況調査

今年で3年目、ニホンアカガエルの産卵状況を見てきました。ニホンアカガエルは岐阜県のレッドデータブックにも記載されていて、産卵場所となるような里山の田んぼが減っていることが問題視されています。その貴重な繁殖地をこの季節に見て回り、卵塊の数や発生状況をチェックしています。その調査の中で、今年はニホンアカガエルの卵塊のほかに、アズマヒキガエルの卵塊も見つけることができました。ヒキガエルの卵塊はながーくて太さ2cmぐらいの麺みたいな形をしています。その麺みたいな卵塊に紛れて、見事にコイル状に巻いた卵塊を見つけました。「おもしろーい」と思い写真に撮ってきましたので、みなさん見てください。すごいでしょ?

苦手、克服
  • アクア・トトの生き物

苦手、克服

実は私、カエルが苦手なんです。小さなアマガエルを掌に乗せるだけで精一杯。でも、飼育係がこんなこと言っていてはいけませんよね。先輩に「2年経てば触れるようになる!」と言われて早3年。最近は少しだけ可愛いと思えるようになってきました。エサをあげていると「あぁ、今日も元気だな。よかった」と安心します。触れるようになるまでもう少し頑張ります。

森林浴
  • アクア・トトの生き物

森林浴

まだ寒さが残りますが、菜の花や桜が咲き始め、春を感じる季節となりましたね。水族館の中には桜はありませんが4階のミズナラやホウノキは若葉で満たされ始め、春のおとずれを感じることができるようになってきましたよ。新緑からの木漏れ日はとても気持ちがいいですよ。木々の下で水族館の春を感じ、森林浴を楽しみ癒されてみませんか?

オスとメスの見分け方
  • アクア・トトの生き物

オスとメスの見分け方

3階の水槽にいるカルガモ、オスとメスがそれぞれいるのですが皆さん見分けがつきますか?他のカモだと、オスとメスは模様が全然違いますが、カルガモはとても似ています。でもよく見ると、ちゃんと違いがあります。一番分かりやすいのは腰(?)の部分。尾のつけね、背中側のところの色が、オスは黒っぽく、メスは胸やおなかと同じまだら模様なんです。写真は右がオス、左手前がメスですね。オスとメスがわかると、いろいろな行動の意味が見えてきたりします。今度じっくり観察してみてくださいね。

食べちゃダメ
  • アクア・トトの生き物

食べちゃダメ

ヌマヨコクビガメが水面をじーっと見つめていました。その目線の先には真っ赤なジュエルフィッシュ。そういえば、少し前に水中で泳ぎながら必死にジュエルフィッシュを追いかける姿を見たような気が…。もしかして、狙ってる?でも、君の泳ぐ速度じゃいつまでたっても追いつけないねぇ。

111ページ(全154ページ)

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内