おもしろ飼育コラム

キオビヤドクガエルを展示しました。
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キオビヤドクガエルを展示しました。

当館ではヤドクガエルの仲間として、マダラヤドクガエルとアイゾメヤドクガエルの2種類を飼育展示してきました。どちらも、派手な色と模様がとても美しい種類です。そして、このたびキオビヤドクガエルをあらたに展示しました。キオビヤドクガエルも前の2種に負けず劣らず、どハデな色をしており、思わず見とれてしまいます。また、展示水槽に入れたその日から、盛んにオスがその美しい声を張り上げ、メスを呼んでいます。是非ご覧になる時は、水槽に耳を当ててみてください。運がよければ聞くことが出来るでしょう。小さな体を震わせて、張り上げるその歌声は実にすばらしい。僕がキオビヤドクガエルのメスなら、もうメロメロですな。

冬眠
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冬眠

とうとう水族館のまわりに雪が積もりました。冬ですね~。冬といえば冬眠、当館にも自然下では冬眠する生き物がたくさんいます。展示個体は冬眠中で見ることが出来ません、というわけにはいかないので冬眠しないよう飼育環境を調整しています。中には、それでも眠りに入る強者もいるので、頭をかかえてしまうこともしばしばです。しかし、バックヤードで飼育されている生き物たちには、状態がよければ冬眠させるようにしています。やはり、生活のリズムというものがありますから、繁殖などを考えると冬眠させた方がいいと思います。この棚の中では、日本産の両生爬虫類の予備個体を冬眠させており、ヘビやらカエルやらが、じーっと春を待っています。冬眠中は餌も食べませんし、基本的にほとんど手がかかりません。春から秋にかけては、あっちもこっちも手がかかるー!忙しいー!と思っていたのに、今はなんだかちょっとさびしい気分です。センチメンタルです。はよ春にならんかな…。

寄り添うふたり
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寄り添うふたり

バックヤードでケガの治療を受けているこの2匹。ワラゴ・アトゥーとスポッテッドインディアンナイフです。最近、予備水槽の前を通りがかると、たいていこのように仲良く寄り添っています。なぜ寄り添うのか分かりませんが、なんだか微笑ましい光景に出会えた気分がします。お互いに気づかってあげているのでしょうかね?早く治して展示槽に復帰しましょう。

アナカライモリ
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アナカライモリ

写真の生き物、なんだか分かりますか?土にあいた穴から、顔だけ出しています。そう、これはアカハライモリ。トレードマークの赤いお腹が隠れているので、一瞬カエルかと思ってしまいます。冬になり気温が低くなったせいか、水からあがり、土の中に潜るようになりました。でも、こうしてまだ、顔だけ出していて、近づくとヒュッと隠れます。まだ寝ないの?せっかく寝る時間がたっぷりあるのだからゆっくり寝たらいいのに…。それにしても、ひとつ気になるぞ。その穴は自分で掘ったのか?

ソフト麺
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ソフト麺

先日、ひょんなことから静岡県の中学校で授業をしてきました。授業といっても、何か教えたわけではなく、飼育係の仕事とか、どうやって今の職業に就いたのかなど、そういったお話をしてきました。その中学校は全校生徒約30人の小さな学校です。学校の近くは自然がまだまだ残されており(目の前はダムでしたが…)、先生曰く、「ついこの間も廊下にジムグリがいた」とか、「マムシもいるよ」とか、「横の川にアマゴがいる」とか…。なんとすばらしい。授業の方は、みんなしっかりと聞いてくれたと思いますし、伝えたいことも、うまく伝えられたんじゃないかなと思います。教壇に立つのは初めてだったので、こちらとしても大変いい経験になりました。また、給食は全校生徒が一緒に食べており、私もご馳走になりました。みんな礼儀正しく、アットホームな雰囲気で、ウキウキしました。その日の献立は「ソフト麺」。噂には聞いていたソフト麺と初めての対面。食べ方を生徒さんにご指導いただきました。おいしかったです。後日、中学校から授業の感想や、自分の夢について書いたものが届きました。どうもありがとう。とても励みになりました。みんなも頑張ってください!

特展へゴー!
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特展へゴー!

11月22日から、新しい企画展「なんだろう?生き物たちの落としもの」がはじまりました。水族館の中や、その回りで拾ってきた、いろんな生き物たちの落としものがたくさん展示されています。たとえば、魚のうろこ。ワニの歯。一見薄っぺらいプラスチックの破片みたいなものも、ある生物由来の一品ですし、トンボなのかチョウなのかよく分からない虫もいます。クイズを解いて、さわって、においをかいで。遊べる展示になっていますよ。飼育係があちこちで集めた「なんじゃこりゃ?」。ぜひみなさん見に来てくださいね。絶対「へー!」て言いますから!

日々の積み重ね
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日々の積み重ね

毎日毎日餌を与えていると私たちに慣れてくる魚たちもいます。人影を追いかけたり、手やピンセットから餌を食べてくれたり。そんな中、今まで近づくと一斉に逃げ惑っていたアフリカンマッドスキッパーがいつの間にかピンセットから餌のアカムシを食べるようになっていました。普段通り餌を与えようとしたところ、今までのようには逃げない個体が・・・。どうした?と思い、餌をピンセットでつまみ口元へ。すると、パクッ。おおっ!どんな生き物でも慣れてくれるとかわいいものです。水族館にはこの他にも手やピンセットなどから餌を食べてくれる生き物がたくさんいます。それはまた別のお話。

昼の姿・夜の姿(夜編)
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昼の姿・夜の姿(夜編)

カワヒガイ続編です。昼間はとても活発に泳ぎ回るカワヒガイたちですが太陽が沈み薄暗くなり始めると、なぜかきれいに整列して水槽のヘリでじっとし始めます。これは昼間はしゃぎすぎたから?疲れ果ててしまうのでしょうか?いつも夕方になると決まった場所に集まり、寝る準備を始めるようです。実際に夜見るとぐっすり寝ているようです。昼間は元気よく泳ぎみんなに愛嬌を振りまき、日が沈むと決まった場所に来て寝ます。こんな子どものようなカワヒガイたちはとてもかわいいです。そんな生活がうらやましい~。ちょっとマニアックな楽しみ方ですがちょっとしたことでいつもとは違う行動が見られます。皆さんも是非、時間を変えたり視点を変えて水族館を何倍も楽しんでみては?

昼の姿・夜の姿(昼編)
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昼の姿・夜の姿(昼編)

3階、コツメカワウソの向かい側「本流の川岸の魚」の水槽にはカワヒガイやヌマチチブなど中流域の魚が展示されています。(以前ヌマチチブの産卵を紹介した場所です。)今回の主役はカワヒガイたちです。カワヒガイたちは午前から午後2時くらいにかけてとても活発に水槽内を縦横無尽に泳ぎ回っています。人が近づくと餌がもらえると思っているのか、群れで寄って来ます。毎日しっかり食べさせてあげているのに~。まぁ愛嬌があるかわいい奴らだということにしましょう。とにかく人なつっこく、元気があってとてもかわいい奴らなんですよ。でも近づいてきたからといって水槽の中に手を入れるのはやめてくださいね~。

サイフォンの原理
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サイフォンの原理

サイフォンの原理って覚えていますか?バケツなどの水を、パイプづたいに一度高いところを経由して低いところへ流すあれです。水族館ではこの原理を多用して仕事をしています。水槽の水を替えるとき、この原理さえあれば水槽を動かさなくても、ホース1本で事が足りるのでとっても便利。サイフォンで掃除を始めるときは、ホースの端を水槽に突っ込み、もう片方の端から口で水を吸い出すのです。思い切り吸いすぎたり、口を離すのにもたもたしたりしていると、水槽から出てきた水をどばっと浴びてしまいます。顔びしょびしょ。げほ。それでも、何度かやるうちにコツをつかみ、飼育スタッフは皆、自由自在にサイフォンの原理を操り、水槽をきれいにしています。おかげで、今日も魚たちは元気です。ありがとうサイフォン。ビバサイフォン。

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本日の開館時間

9:30-19:00

最終入館 18:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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