おもしろ飼育コラム

脇役?主役?
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脇役?主役?

先日、ある水槽の掃除役に任命された魚がいます。その水槽の主役は岐阜県の希少淡水魚「ハリヨ」です。この水槽は一生懸命掃除しても、コケがみるみる生えてきてしまうのです。そこで飼育係のI君は、コケを食べる魚に手伝ってもらおうと考えました。彼がいろいろ悩んだ結果、見事オーディションに合格したのはタナゴの仲間のアブラボテです!!I君だけでなく飼育係みんなの期待を背負って、アブラボテたちは今日も掃除に励んでいます。でも、頑張りすぎて主役の座をとっちゃダメですよ?

休館日は何してるの?
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休館日は何してるの?

アクア・トトぎふには時々休館日があります。次は1月10日(火)、2月13日(月)ですが、詳しくはホームページの中のトトニュースでご確認下さい。また、大雪などで臨時休館することもありますので、そんな時は直接お問い合わせ下さい。さて、閉められた水族館の中ではなにが行われているのでしょうか?閉館日だからといっても、飼育スタッフはお休みではありません。逆に、普段お客さんがいるとできない仕事を一気に片付けてしまうため、全員出勤で朝から晩まで大忙しなのです。水槽の大掃除、展示生物の入れ替え、電気の配線や水の配管のやりなおし…。こないだのお休みには、水草水槽を新しいものに入れ替えました。大きなトラックでやってきた8mの水槽を、スタッフ総出でかついで館内に運び入れます。この水槽の重いことと言ったら!翌日の筋肉痛が懸念されます。そして土をいれ、水をはり、水草を植え、魚を入れ…。いやいや、大変でした。ほんとに。みなさん、休館日の後は水族館に来てみてください。細かくリニューアルされてる部分がありますよ。トトマニアなあなたなら、きっとその変化に気づくはず!

水族館のアユはなぜ死なない!?
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水族館のアユはなぜ死なない!?

冬、川でアユを見ることはめったにありません。それは、秋の産卵後、全てが死んでしまい、川で生まれた稚魚たちも海に下っていて、春までを海で育つからです。しかし、水族館ではアユを一年中見ることができます。なぜでしょう?水族館のアユの水槽では、水温を年中一定にし、夜中も照明をつけっぱなしにしています。こうすることにより、アユは夏が終わり、秋が来たことがわからず、産卵しないのです。実は水槽のアユの一部は3年目に入ろうとしています。しかし、体はもう限界のようで、疲れているのがひと目でわかります。

歯
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こちらは2階「コンゴ川河口の魚」の水槽にいるテトラオドン・ムブです。かなり人に慣れ、人影を追って水槽内を行ったり来たり。もちろん手から餌を食べてくれます。でもよく観ると鋭い歯。自然界ではこのような歯で、貝を砕いて食べているようです。指でも噛まれようものなら、さぞかし痛いことでしょう。餌を与えるときには、指まで噛み砕かれないよう気をつけます。

インドホシガメの展示
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インドホシガメの展示

アルダブラゾウガメに続いて、新たにリクガメの仲間のインドホシガメを1階入場ゲートを過ぎてすぐ左側に展示しました。ぽこぽこともりあがった甲に星のような黄色いラインが入っていてとてもきれいです。そしてその中にすっぽりと手、肢を納め、ちょっと恥ずかしそうに周りを見ています。うむ、かわいいぞ。ペットとして人気があるのも、なるほど頷ける。でもね…このかわいさのせいで、たくさんの人が飼いたがり、生息地では捕られすぎて数が減っています。日本へも毎年多くのリクガメたちが密輸入されていて、ポケットに入れられたり、鞄の底に隠されたりして…そんなふうにして連れてこられるので途中で命を落とす個体もたくさんいます。こんな現状が少しでも改善されればいいのになぁという思いをこめて水槽を設置しました。みなさん、ぜひ見に来てくださいね。

トウカイヨシノボリ参上
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トウカイヨシノボリ参上

「アクア・トトぎふ」に新しい仲間が加わりました。名前はトウカイヨシノボリ。なんとつい最近名前がついたばかりのヨシノボリの仲間なんですよ。まだ、生態や分布域などはっきり分かっていないことが多い魚らしい。発見されているのは東海地方のみということでまさに当館で展示するにふさわしい魚ですわ。大きさは、約4cmと小さく、見た目も派手ではなく非常に地味な魚ですがとにかくレアな魚なんです。1階、特別企画展示スペースで展示していますのでこの冬休みに是非見に来てください。お見逃しなく!!あまりの地味さにびっくりするかも!?

イブキのおてんば日記「生後9ヶ月」
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イブキのおてんば日記「生後9ヶ月」

あっという間にイブキの体重は2.5kg。まだ顔に幼さが残るものの、体の大きさは親と変わらないくらいになりました。1日の餌の量も増えてきて、200g~250gのアジをペロリと食べています。でも、体は大きくなっても遊び相手がほしいのか、飼育係にちょっかい?をだしてきます。イブキさん、噛む力も強くなってきて、甘噛みをとおり越してちょっと痛いんですよ?・・・(泣)

がんばれアイドル
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がんばれアイドル

バックヤードには、普段展示されていない生物も何種類か飼育されています。彼らも、展示デビュー待ちだったり、バックヤードツアーでお客さんと触れ合ったりと、いろいろ役わりを持っています。最近、お客さん向けのスクールで大活躍しているのが、このアズマヒキガエル。彼は親指の先くらいの小さな頃から人の手によって育てられ、非常に人なれしているため、子供たちに少々さわられたくらいなら平気です。水槽から連れ出され、机の上に乗せられてあちこち触られても、目の前にコオロギが差し出されればぱっくり。このため、生物に触れるスクールでは非常に役立つ存在なのです。先日行われたアクア・マイスター(小学生向け10回シリーズのスクール)でも、ごらんのとおり、みんなのアイドルとなりました。でもよく見ると、目を閉じてがんばってる様子のアズマヒキガエル。お仕事だからちょこっとだけがまんしてね。君のおかげで子供たちは、生き物に親しむ心をゲットできるはずさ! 注)両生類の体温は低いので、人間の暖かい手で長い時間さわられるとやけどしてしまいます。ご注意を!

銀毛アマゴ
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銀毛アマゴ

2月16日の夕方に銀毛アマゴが12尾入りました。アマゴの中には、秋になるとパーマークが消え、全身が銀色になるものが現れます。これが銀毛アマゴです。4階、3階の「滝つぼの魚」の水槽でご覧いただけますが、おすすめは3階から。魚を真横から見られ、種名板(解説)もあります。マス類に少し詳しい人は4階で魚を真上から見てサツキマスや三倍体アマゴ、ニッコウイワナなどを見分けてみてはいかがでしょう?話を銀毛アマゴに戻して…銀色に輝くボディーはとてもきれいですよ~。でも早く見に来ないと普通のアマゴの模様に変わってしまうかも!!アマゴと銀毛アマゴの体の模様を比較しても面白いと思いますよ。この冬にお見逃しなく。

はみあと
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はみあと

川を上ってきたアユは石についたコケを食べるようになります。コケを食べるとその部分が模様になり、これを「はみあと」といいます。3階「瀬と淵の魚」の水槽にはアユがたくさんいますが、「はみあと」はほとんどありません。それはアユがたくさんいるために、跡形もなくコケを食べてしまうからです。ところが、左隣のコイのいる水槽ではこれを見ることができます。実はこの水槽にはアユが一匹だけ入っています。どうやら仕切りを飛び越えてきたみたいです。一匹だけなのでコケを食べつくすことなく、「はみあと」が見えるのです。

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本日の開館時間

9:30-19:00

最終入館 18:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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