皆さまこんにちは! 当館で働き始めて半年が経過し、動物の給餌や小屋の掃除などできることも増えてきました。 少しずつ自分が成長できていると実感できて、毎日がとても充実しています! 前回のコラムでは、コツメカワウソ「ヒダ」の体温測定の様子をお伝えしました。 あれから1カ月が経ち、ヒダの体温測定もかなりスムーズに行えるようになりました。 さて、今回は「ミヤマ」の体温測定の様子をお届けしていきます。 実は、同じコツメカワウソであっても、個体によって測定のコツが違ってくるのです。 そのため、まずは先輩のやり方を見学。 ミヤマはヒダと違い仰向けにならず、指を鼻先に当てるとそのままの姿勢で尻尾だけを上げてくれるので、その間に体温計を肛門に挿入するようです。 自ら尻尾を持ち上げた!しかもお尻をトレーナーの方へ向けている! これなら動かずにじっとしてくれているからやりやすそうだぞ! できそうな気がする! その翌日、ミヤマの体温測定を実際にやってみると… じっとしてくれない…。 お尻が上がらない…。 肛門が見えない…。 なぜだ…。 原因を先輩に聞きました。 原因1つ目は体温測定を狙うタイミング。 体温測定は給餌の際に併せて行うのですが、当然この時点でミヤマはとてもお腹が空いています。そのため、空腹を少し満たしてあげてから試みると落ちつくみたいです。 原因2つ目はやり方。 鼻先にタッチしている手をもう少し下げると頭の位置が地面に近づく、そうすれば尻尾が上がりやすくなるとのこと。 なるほど。私のやり方が悪かったのだと反省。 よし!リベンジだ! 先輩に言われた通り、空腹を少し満たしてあげてから体温測定を試みます。 その際、鼻先にタッチする指は地面に近づける様に意識してやってみると…。 できたーーー!! 肛門に体温計が入っていき、表示される数値が上がっていくときに心の中で叫んでいました! 本当は声に出したかったのですが、ミヤマが驚いてしまうといけないのでだいぶ喜びを抑えました。おそらく顔はニヤついていたと思います。笑 これでヒダとミヤマの体温測定ができるようになりました。 残りはカシワ、アサヒ、サクラの3頭です。 はたして、この3頭はどんな姿勢で体温測定を行っているのか。そして、無事全頭の体温測定ができるようになるのか! 次回のコラムで3頭との様子をお届けできるように頑張ります! Tweet