おもしろ飼育コラム

「多すぎて見つけられない!?」かくれじょうず通信⑧
  • 企画展・特別展示

「多すぎて見つけられない!?」かくれじょうず通信⑧

こんにちは! かくれじょうず通信も8回目となりました。 残りの日数もわずかですが、少しでも生き物の魅力を伝えていきたいと思います! さて、今回紹介するのは、こちら。 アマモ場を表現した、アマモ水槽です! 自然のアマモ場には様々な生き物が生息しているので、今回の企画展の中でも、一番生き物が多く隠れている水槽です。 今日はその中のいくつかをピックアップして、ご紹介していきますね! まずは、この生き物。 背中がコブ状に曲がっているのが特徴のコシマガリモエビです。 見た目通りの名前ですね!笑 そして、もう一種類! こちらは、ホソモエビ、というエビです。 コシマガリモエビとは違い腰は曲がっていません。 どちらも、モエビ科に属するエビの仲間です。 モエビは様々な種類が生息しており、その生息場所は熱帯から寒帯、さらには深海など幅広い場所で確認されています。 写真の通り、小型のエビですが、身を守るためにしっかりと体色をアマモに似せて、擬態しているように見えます。 どちらのエビも、色は主に緑や茶色をしており、アマモに溶け込んでいるので初めは見つけにくいかもしれませんが、結構色んな所にいるのでよーーく探してみてください!   さて、お次はこちらです。 細長い形が特徴の、ヨウジウオ。 タツノオトシゴと近縁なんですよ! 特徴の細長い形を活かしてアマモに擬態しているようです! 写真をアップにしてみると、このように尾ビレが扇のような丸い形をしており、とても可愛らしくないですか??(私のお気に入りです!!) この尾ビレをアマモに巻きつけて隠れているため、パッと見たらゆらゆらと揺れているアマモのようで、私も初めて見つけた時は感動でした。 そして、ヨウジウオはなんと、 オスが出産をするんです!!! オスの腹部にある育児嚢と呼ばれるところにメスは卵を産みつけます。 オスは栄養を与え、卵を稚魚になるまで育てるんです! まさにイクメン!! 是非、イクメンのヨウジウオを皆さんに見つけていただきたいのですが、一つ気をつけてほしいことがあります。 上の写真はヨウジウオにそっくりですがヨウジウオではありません。 オクヨウジ、というヨウジウオの仲間です。 仲間なら一緒じゃないか!と思いますよね? でも、よーーーく見てください。 オクヨウジには、先程紹介した扇のような尾ビレがありません。 そして、サイズもオクヨウジの方が小さいです。 (下の黄緑色がヨウジウオ、上の茶色がかっているのがオクヨウジです!) この違いを踏まえて、ヨウジウオを見つけて、可愛いらしい尾ビレを是非堪能してくださいね!! さぁ、最後に紹介するのはこちら! この生物を見つけた時のお客様の反応は本当にそれぞれで、かわいい!と言ってくださる方や、気持ち悪い...と少し苦手な方がいて反応を聞いているだけでも楽しい生き物です。 こちらは、ナナフシにそっくりですが、ワレカラの仲間です。 ワレカラは、甲殻類に分類されます。 鎌状の脚が特徴的です! そして、エラはなんと赤丸で囲ってある部分なんです!脚だと思っていた方が多いのではないでしょうか? 確かに、写真を見てみると全体に脚がはえていますが、一つ疑問が出てきます。 あれ、お腹は一体どこ・・・? 実は、ワレカラ、腹部はほとんど退化してしまっていて、ほとんどない状態なんです! びっくりですよね。 それではここで、かわいいワレカラの移動シーンをどうぞ!(だいぶ短いです・・)     かわいらしいですね~~~!!! 何回でも繰り返し再生しちゃいますよね?分かります!!笑 さて、まだまだご紹介したい特徴や、生き物はたっくさんありますが、だいぶ長くなってしまいそうなので今回はこのあたりにしておきます!笑 アマモ水槽には様々な生き物が隠れています。 種名板に載っていない生き物もいるので、見つけて、色んな生き物に興味を持っていただけたら嬉しいです!! それでは最後に、アマモ水槽の一部のアップ写真です。 紹介したヨウジウオとホソモエビが隠れています。 他にも生き物がいますので、見つけてみてください。 企画展「かくれじょうずな生き物たち」も残り3日、皆さまのご来館心よりお待ちしております!   今回、アマモとアマモ場の生物展示にあたり、名古屋港水族館の飼育スタッフの皆さまにご協力いただきました。本当にありがとうございました!!     Tweet

「不動の魚!?」かくれじょうず通信⑦
  • 企画展・特別展示

「不動の魚!?」かくれじょうず通信⑦

みなさん、こんにちは。   今回ご紹介する生物は、落ち葉にそっくりの「リーフキャット」です。 企画展では、様々なかくれ上手な生き物を集めて展示しましたが、このリーフキャットはその中でもひときわ、かくれることに特化している生き物だと感じた一種でした。   それでは早速、どこにいるかわかりますか?   タイトルに「落ち葉」とつけましたので、底の方にいてくれるこんな個体は 見つけやすいかもしれません。   しかし、こんな枝葉に乗っている 個体もいます。 実はこの水槽、隣にいる「リーフフィッシュ」とあえて同じレイアウトにして、同じ枯葉をまねる生物だけれども、違ったかくれかた(リーフフィッシュは枝につく枯葉、リーフキャットは底にたまる落ち葉)をするということを伝えたかったのですが... 私の意図した隠れ方はしてくれず、思いの外トリッキーな隠れかたに翻弄されてしまいました。(4匹いるうちの3匹はいつも枝にくっついています)   さて、そんなリーフキャット。 ナマズの仲間で夜行性であり、枯葉をまねていることもあって、日中に動くことがほとんどありません。 それはもう、餌が近くにきても、体になにかが触れても微動だにせず、朝みた場所から夜まで動いていない!?くらいです。   ナマズの仲間はこの傾向がありますが、リーフキャットはかなり極端です。 そこで、夜どのような動きをしているか撮影しましたので、是非ご覧ください。   日中とは対照的にとても活発で、小刻みな動きで流れに向かって絶えず泳いでいます。 野生下では、夜になると小魚や甲殻類を探して捕食しているようです。   リーフキャットの姿だけでなく、行動に関してもかくれ上手な一面があるということが伝わればと思いブログを書きましたが、まもなく企画展「かくれじょうずな生き物たち」終了です。 まだ見ていない方も、もう見たという方も、今一度生き物たちを探しにきていただけたら嬉しいです。   それでは最後に、どこにいるでしょうか?     Tweet

「もう1つトトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑥
  • 企画展・特別展示

「もう1つトトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑥

企画展「かくれじょうずな生き物たち」も残り1週間となりました。 今までブログを通して生き物たちの紹介をしてきましたが、いががだったでしょうか?   さあ、今回紹介するのはこれ!     ん?石?     って思ったそこのあなた! 騙されてますよ~。   実は、この中に植物が隠れているんです!!   それでは、正解をどうぞ!   全部で5点、わかりましたか?   これは、南アフリカに生えている多肉植物です。 リトープスの仲間で食害から逃れるために、石に擬態しています。 丸っこくて、可愛らしいですよね。   今回は植物についてのお話です。 (最後までお付き合い頂けると、とっても嬉しいです!笑)   では、この可愛らしいリトープスについてご紹介していきます。 まず知って頂きたいことは、 なんとこの植物、脱皮をするんです!! 植物なのに本当に脱皮するのか、気になりますよね?ですよね? では、ここで、さっきの写真をもう一度見てみましょう。 丸のついたリトープスにご注目。   実はこの3つが脱皮しているんですがわかりますか? 分かりやすいようアップの写真もご覧ください。 綺麗に脱皮しているのがお分かり頂けたでしょうか? このように脱皮をすることで大きく成長していくんです。   そして、なんとリトープス、花も咲きます! この真ん中の部分が成長点に当たり、 対になっているところのちょうど真ん中あたりに花が咲きます。   残念ながら10~1月(早ければ、8月~からも咲くそうです)に開花するので、まだ開花した写真がありません・・・。   白や黄色といった綺麗な花が咲くので、気になる方は調べてみてくださいね。   最後は少し面白いことをご紹介します。 リトープスははじめにご紹介した通り、多肉植物です。 先ほどの成長点の部分に水を蓄えていますので、水やりも毎日ではありません。 水をあげなくて、枯れてしまうということはありませんが、その逆、水をあげすぎてしまうと、ぺしゃっと潰れてしまいます。   そのため、リトープス初心者としては初め、水をあげるタイミングが分かりませんでした。 ですが、水が欲しいときはリトープス自身に少しシワができ、水が欲しいアピールをしてくれることがわかるようになりました。   可愛らしいですよね。   “擬態”しているのは動物や魚だけではなく、植物にも生き残るための、様々な工夫があります。   掘れば掘るほど奥の深い多肉植物。 市販でも沢山の種類が販売されているので、是非、皆さんも一度育ててみてはいかがでしょうか??   では、最後にジャン!   配置が変わってますが、もうどこにいるかわかりますよね。       Tweet

「トトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑤
  • 企画展・特別展示

「トトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑤

ナナフシ、ってご存知ですか? 木の枝にそっくりな昆虫として有名ですよね。 けれど「名前は聞いたことあるけど、見たことない」という方も多いのではないでしょうか。   そこら中にたくさんいる虫なのですが、その特徴のとおり枝に紛れてなかなか人目につきません。まさに「かくれじょうず」。   ということで、現在トト・ラボにて、ナナフシモドキ(ナナフシ)を展示しております! 何匹いるか分かりますか?   ちょっと1匹出てきてもらいました。節くれだった感じとか、ほんとに枝っぽいですね。   このナナフシモドキ、4月からずっと飼育しているのですが、こんな発見もありました。   ナナフシの仲間はとても足が取れやすい生き物です。展示するために捕まえた個体の中にも、足が1本ないものを見つけました。   「あー、足取れちゃってる。これ、また生えてくるのかな・・・」 そう思ってよく見ると、そこにはすでに小さな足が生えかけていました(矢印)。   あれ、でもなんか変だぞ・・・足が丸い・・・??   写真を拡大してみると、確かに足の先がくるりと丸まっています。なんだこれ。   調べてみるとナナフシモドキは、足が取れてしまった時、   足取れる→脱皮→丸まった足が生える→脱皮→足が伸びて元の長さに戻る   という過程を経て、元通りになるんだそうです。 知らなかったなー。でもどうして丸まってるんだろう?     ナナフシモドキはアクア・トト ぎふがある公園内にもたくさんいますので、トト・ラボで特徴を覚えたら探しに行ってみてはいかがでしょう? エノキやアキニレ、サクラの葉によくくっついています。     Tweet

こっちも泥団子
  • 日本の淡水魚

こっちも泥団子

現在、写真のような氾濫原(はんらんげん)とよばれる環境に生息する魚類の個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されてる傾向がみられます。 当館で展示している魚類で言えば、イタセンパラやトウカイコガタスジシマドジョウ、前回のブログでご紹介したゼゼラなども該当します。 そして今回ご紹介するツチフキという魚もそうです。 これまでにツチフキをブログで紹介したことは少ないかもしれません。 ゼゼラとよく似ています。 カマツカにも似ていると思います。 ツチフキのほうがゼゼラやカマツカよりも底が泥っぽいところを好んで生息しているように思います。 このツチフキという魚は全国的にみて個体数が減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。   現在、水族館の裏側で飼育・繁殖に取り組んでいます。 こちらが飼育している水槽で、昨年はじめて繁殖が確認されました。 屋外の水槽なので、水温や日長の変化などは自然のままです。 水槽内に使用しているのは田んぼの土なので、ツチフキ好みの環境を再現してます。 ある日、エサをあげようと水槽内を確認したところ、泥にまみれた丸い粒々のものがパッと視界に飛び込んできました。 前回のブログで紹介したゼゼラの卵とよく似ています。 比べてみると、ツチフキの卵(左)の方がゼゼラのもの(右)より大きいです。   また、ツチフキの卵(左)はゼゼラのような卵塊(右)ではなく、ばらけています。 同じような感じの卵ですが、このあたりの違いは面白いです。   ツチフキは卵を産むために、オスが底にすり鉢状の巣を作り、そこにメスが産卵して、そのあとオスが卵を守ります。   その一連の過程を動画に収めたいところですが、そう簡単にはいかないので、今回はオスが卵を保護している様子をご覧ください。   底を耕すように土を吹いている様子、これがツチフキという名前の由来でもあるそうです。 耕すような行動が繰り返されることで、土の中から卵が掘り起こされたり、埋められたりが繰り返されています。 産卵された卵をこのまま水槽内に置いておいても育つことは昨年確認できましたが、成長過程を観察するために一部の卵を回収して育てています。   ゼゼラと同じように成長過程を追っていきますので、まとめてお伝えしていこうと思います。 冒頭でもお伝えしましたが、氾濫原のような変化に富んだ環境で絶滅の危機にさらされている魚類を、少しずつ、確実に飼育下で自然に繁殖できるようになってきました。 このまま前進あるのみ。   Tweet

「特別ガイド開催中!!」かくれじょうず通信④
  • 企画展・特別展示

「特別ガイド開催中!!」かくれじょうず通信④

こんにちは! 現在開催中の企画展「かくれ上手な生き物たち」も残すところあと、1カ月をきりました。 みなさんはもうご覧になっていただけたでしょうか? かくれ上手なだけあって、普段はなかなか動かない生き物ばかり(よく動いているやつもいますが・・・)ですので、見つけるのも苦労した方も多いのではないでしょうか? そんなかくれ上手な生き物たちですが、エサを食べるときはとても俊敏な動きをする生き物が多いんです! そこで!! みなさんに動いているかくれ上手な生き物を見ていただこうと、特別ガイドを実施することにしました!! その名も 「かくれ上手が動き出す!?」 です。 そのまんまの意味ですね。 かくれ上手が動き出します。   6/16(土)~7/8(日)の16:00から、企画展スペースで実施いたします!! (もう始まってます) 実はこのガイド、毎回エサをあげる生き物が違うんです。 1回のガイドで3~4種類の生き物のガイドをする予定なんですが、毎回同じとは限りません。 ちなみに 16日は、リーフフィッシュ・ポットベリーシーホース・ヒラメ・アマモ水槽のガイドを行いました。 17日は、オニダルマオコゼ・ヒラメ・アマモ水槽でした。 アマモ水槽は、毎回エサをあげる予定にはしていますが、他はランダム! 私たちの采配で決めていきます。 少し様子をお見せしますと・・・ 水槽の前でガイドをします。 裏では他のスタッフがスタンバイし、エサをあげていきます。 こちらは、オニダルマオコゼのエサやりの様子です。 最後にアマモ水槽のガイドです。 アマモ水槽は、いっせいに生き物たちがエサを食べだすのでスタッフも食らい付いて見入ってしまいます。 アマモ場を再現した水槽になっていますので、いろんな生き物たちがいるんです!! たまに、種名板にのっていない生き物を見つけることもあります。それもまた、面白いですよね!!!!!!! (ちなみに、アマモ水槽ですが、企画展が始まったころは小さかったエビやカズナギがこの期間中に成長してとても大きくなりました!探したけど見つけられなかったという方は、今がチャンスです!!)   みなさんに夢中になって見ていただき、ガイドをする側としてもとても楽しく実施することができました!! 残り6回、どの生き物のガイドをするか楽しみにしててください!! ぜひ、見に来てくださいね!! お待ちしております!!! Tweet

泥団子
  • 日本の淡水魚

泥団子

こんにちは。 こちらのワンド水槽で展示しているゼゼラが産卵しました。 ある朝、水槽を掃除していると水槽内に丸い粒粒のものが塊になって沈んでいました。   実際に本物を見るのは初めてでしたが、パッと見てゼゼラの卵とわかりました。 泥で覆われているので、知らない人がみれば普通にゴミとして捨ててしまいそうです。 昨年、水族館の裏側で初めてゼゼラの繁殖に成功しましたが、展示水槽では初めての記録になり、当館での繁殖は2年連続となりました。 積極的にエサを食べにくる魚ではないので、痩せないように1日3回エサをあげるようにしており、その効果もあってか飼育を始めて3年経過しましたが、一番よい状態でこの繁殖期をむかえていました。 展示水槽では多くの人の目にふれるので、繁殖までは期待できないと思っていました。 ただ、少し前からそわそわしているので、もしかしてとは思いましたが、本当に産卵するとは・・・ 正直驚きました。 数日でフ化するので、この状況を皆様に見ていただくことは難しく、フ化した仔魚も育つ可能性が低いので、卵を回収して水族館の裏側で育てています。 今のところ順調に育っていますので、成長した様子はもう少し育った段階でご報告させていただきます。   いつも色々とアドバイスをいただいているゼゼラの専門家からも、おめでとうと祝福の言葉をいただきました。 このように産卵してくれたということは、水槽内の環境が本来ゼゼラが生息しているような環境に近づいているのかもしれません。   それでは、最後に産卵前のオスとメスの行動や産卵後のオスが卵を保護する様子の動画をぜひご覧ください。     このようにうろうろしているのは、本来であれば植物の根などに産みつけたりするのですが、水槽内にそれらしいものがないので、探しているような状況だったのかもしれません。     卵を中心に周囲を警戒し、他の魚がきたら追い払い、卵に新鮮な水を送るために卵の上に乗ったり中をくぐりぬけたり、つついたりするような行動がみられました。 面白い。その一言に尽きます。   水槽をよく観察すると、いろいろな発見があります。 油断できませんね。       Tweet

ヒダサンショウウオ産卵
  • 新しい展示
  • 日本の両生類

ヒダサンショウウオ産卵

ようやく、ようやく、ようやく、ヒダサンショウウオの繁殖に成功しました。 これで、当館での流水産卵性の小型サンショウウオの繁殖は、コガタブチサンショウウオとブチサンショウウオに次ぎ3種めとなりました。 本種の繁殖に取り組み始めたのは、かれこれ7~8年前くらいになるでしょうか。 ヒダサンショウウオの飼育下繁殖例はいくつかの施設で数例あるのですが、当館ではメスが抱卵まではするものの、なかなかうまく産卵してくれませんでした。 チャンスは年一回なので、毎年少しずつ飼育方法や環境を変えて取り組んできましたが、ようやく実を結びました。 親個体は雌雄とも、ずーーっと飼育し続けてきた個体ですので、その分喜びも大きいわけです。感動です。 ヒダサンショウウオの卵のうといえば、青みがかった虹色の光沢をもち、とても美しいことで有名です。 苦労した分、私には他の人より3倍はキラキラしているように見えているんでしょうが、それを差し引いてもこの美しさよ。。。 こんな感じで展示開始しましたので、この渓流の宝石をぜひ見に来てください!   順調に発生がすすみますように…。     Tweet

「砂に溶け込む魚」かくれじょうず通信③
  • 企画展・特別展示

「砂に溶け込む魚」かくれじょうず通信③

みなさん、こんにちは!! 企画展ブログ第3弾は、砂に溶け込む魚、「ヒラメ」の紹介です!! 誰もが一度は見たこと、あるいは、聞いたことがあるのではないでしょうか? 「左ヒラメに右カレイ」なんて、よくいいますよね? ヒラメは、両目が左側についている魚です。   そして、大きな口に鋭い歯も持っているんです。   そんなヒラメが砂に溶け込んでいる姿を、みなさんは直接ご覧になったことがあるでしょうか?   そんな姿をご覧いただこうと思い、あえて、レイアウトはせず、砂砂砂の水槽にしています!! (※レイアウトがめんどくさくて、砂しか入れてないわけじゃないんですよ!!!)   まわりの色に合わせて体色を変化させることのできるヒラメは、私たちの思惑通り、見事に砂に溶け込んでくれました。 いるのに、わからない!!   というレイアウトを目指している今回の企画展で、砂しかない水槽で見事にそれを成し遂げたヒラメに感動です。   しかし、若干砂の中に入り込んだりもしていて・・・ かくれんぼレベルは5段階中「3」ですが、わたしたちも探すのに苦労することがあります・・・。 そこで、見つけるヒントをひとつ、みなさんにも教えちゃいましょう!! それは ヒラメの目です!!   どんなに上手に隠れていても、周りを見るために両目は外に出しているんです!! こんな風に・・・ 小さな石に見えなくもないですが、水槽の中をのぞくと、キョロキョロと周りを見回していることも多いので是非、静かに動いているヒラメたちの目を探してみてくださいね!!!   では、最後に・・・ ヒラメはどこにいるでしょう? 探してみてくださいね!!!!!   あ。 全部で4匹いますので!!!       Tweet

見頃は今
  • 日本の淡水魚

見頃は今

こんにちは。 水族館にはたくさんの水槽がありますが、アクア・トト ぎふの4階から3階の水槽は四季に応じて色々な表情をもっており、今の時期に見頃をむかえた水槽があります。   こちらは先日ブログで紹介しました、スミウキゴリがいる「下流の魚」水槽です。 新たに展示種として加わったスミウキゴリもおススメですが、それ以外の魚も負けじと魅せてくれます。 オイカワは婚姻色が色濃くでて、毎日といっていいほど産卵する様子が観察できます。   産卵の様子は以前にもブログで紹介しましたが、オイカワの繁殖生態を観察するには今が最高の時期でしょう。 自然の川で観察するには運と根気も必要になってきますので、気軽に観察できるところが水族館の一つの良さでもあるかもしれません。     こちらはゴクラクハゼですが、オスとメスが寄り添って、仲良さそうです。おそらくこれから産卵するのでしょう。 奥のほうにあるような石をひっくり返すと、ゴクラクハゼの卵も確認できました。   エサをあげたあとに観察をしていると、ご夫婦で観察されているお客様と5分ほどこの水槽について楽しく会話させていただきました。 その翌日もまた別のお客様とあれこれお話させていただきました。 「ずっとみていても飽きない」と話されておりましたが、私も同じような気持ちで眺めておりました。 目が離せない下流の水槽です。       Tweet

49ページ(全154ページ)

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内