7月8日にリニューアルしたカヤネズミの展示水槽で、赤ちゃんが産まれました! カヤネズミは1度に1~8頭出産します。 今回の出産では、目視ながら、8月19日に赤ちゃんが6頭ほど産まれているのを観察できました。 また、カヤネズミは巣を何個か作り転々としながら生活するため、 展示水槽内でも日中に産まれて間もない赤ちゃんを母親が咥えながら、別の巣へ移動させている光景を見ることができました。 臭いにとても敏感なので、私たちが触ってしまうと育児放棄する可能性があります。 巣の中を覗きたい気持ちをグッとこらえて、大きくなった子どもが姿を見せてくれる時を待ちます。 こちらはまだ産まれて数日の毛が生えていない赤ちゃんを運ぶ母親の様子です。 10日程すると、毛が生え、眼も開いている子どもを運ぶ母親の姿も確認できました。 すくすくと育ってくれているようで一安心です。 それから数日した後、子どもが離乳したようで、日中何度か巣から出て活発に動き回る姿を見ることができました。 まだまだ体の大きさは大人のカヤネズミに比べて、半分ほどと小さく、体毛の色も大人はオレンジ色(茶色)ですが、子どもはまだ全身灰色がかっているので、どれが子どもなのか見分けられるかと思います。 ただ、こんなに小さい時期はあっという間ですので、ぜひ、この機会にご覧いただければと思います。 そしてさらに、妊娠しているメスのカヤネズミも発見しました。 妊娠期間は20日ほどですので、しばらくするとまた赤ちゃんが産まれると思います。 運が良ければ、産まれたての赤ちゃんを運ぶ母親を見られるかもしれません。 そして、私からのお願いです! カヤネズミを観察する時や、赤ちゃんを見つけた際も、驚いてしまうのでアクリル面をたたかず、そっと見守ってあげてくださいね。 みなさまのご来館お待ちしております! Tweet